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腐れゲー道

プレーしたゲームの感想文を、ダラダラと粘着質に綴ります。

ゴッド・オブ・ウォー(PS3)

2010年04月18日 19時43分21秒 | PS3ゲーム感想文
ふふふ、PS3版ナリよ。「ゴッド・オブ・ウォーコレクション」ナリよ。更には「トリロジー」ナリよ。
ちなみに日本版「ゴッド・オブ・ウォーⅢ」はSCEから発売されているが、
「ゴッド・オブ・ウォー」と「ゴッド・オブ・ウォーⅡ」のリメイクセット版である「コレクション」はカプコンから発売されている。
ではそれらのセットである「トリロジー」はと言うと、SCEから発売されている。変な話である。
トリロジーに同梱されているコレクションももちろんカプコンの製品になっており、
つまりSCE製のゲームソフトを買うと、中にカプコンのゲームが入ってるというケッタイな状態になっているのである。
ゲームやる前に珍しいものを見せてもらったので、ここに記しておく。


以前から、タイトルはよく耳にしていた。
特に俺が「NINJA GAIDEN」にハマっている頃、同系統の良質ゲームとしてよく挙げられていた記憶がある。
その後Ⅱが発売されたり、廉価化が進んだりした時に何度か購入を検討したが、今考えれば止めておいてよかった。
そして先日発売された最新作Ⅲは、もう「凄い」としか言い様のないくらい凄いゲームであるらしい。
そこまで「凄い」のか。どこまで「凄い」んだ。これはもう、体験するしかないのではなかろうか。
「FF13」に続き、PS3所持者限定祭り第二段である。
加えて、かつて気になりつつもスルーした初代とⅡのリメイク版が同時発売され、そのセットも出るという。
決まった。……ちっとボリューム過多かなぁと思いつつも、サクッとamazonでポチった。
ネット通販じゃどこでも早々に在庫切れになったので、プレミア欲を満たしてくれるという思わぬ副産物もあった。
……ちなみにそんなソフトでも、amazonは21%オフで売ってくれたよ。全く信じがたい店だよな。理解できん。


んなわけで一気にゴッド・オブ・ウォーシリーズ3作が手元に揃ったわけだが、焦ってはいけない。
まずは1作目から取り組むべきだろう。じっくり確実に、全てを手に入れてやる。
5年ほど前のゲームではあるが、評価は折り紙つきだ。今プレーする事に支障はない。
さぁ、どれほどのゲームか、見せてもらおうではないか。


んー。



まず視点について書くと、このゲーム、3Dアクションではあるが、完全固定視点制である。
ゲーム中にカメラをプレーヤーが動かすことは一切なく、常にコンピュータが自動で調整してくれる。
と言ってもバイオハザードやデビルメイクライの初期のように、演出や難度増を絡めた固定視点ではなく、
只管プレーヤーに親切に、その場の状況が把握し易いように工夫された視点システムになっている。

これがどういう事かと言うと、つまりこのゲームは非常に「分かり易い」。
3Dアクションはほぼイコールで「分かり難い」ものであり、この如何ともしがたい大問題はどのメーカーも未だ解決できていない。
「スーパーマリオギャラクシー」のように、徹底的にそれに配慮した作品もあるが、配慮は配慮であって解決ではない。
3Dになると上下左右だけでなく「空間」の概念が登場するが、それを頭の中で組み立てることは殆どの人が苦手なのだ。
まして多くの3Dアクションは視点がキャラの真後ろに設定されており、実際に画面に表示される範囲が狭い。
ただでさえ難しい3Dアクションが、視点のせいでますます厄介なものになり、プレーヤーを遠ざけてしまう。
「スーパーマリオギャラクシー2」がその辺どう改善してくるのか、密かに注目している。

んでゴッド・オブ・ウォーだが、プレイヤーに親切なタイプの固定視点制である。
非常に見易い、分かり易い。これなら3Dアクションであっても取っ付き辛さはない。
そう、ゴッド・オブ・ウォー、雰囲気や残虐描写からは想像できないほど、実は非常に取っ付きの良いゲームなのである。
これは結構重要なことなのだがあまり知られていないとも思う。
このゲーム、他の3Dアクションに馴染めない人ほどよりお勧めできる。
それくらいやり易い。寧ろ2Dゲームのような感覚で楽しめる。


欠点を書くと、分かり易さを追求した反動で迫力は残念ながらかなり犠牲になっている。
基本的にカメラが引いた状態のシーンが多いので、戦闘にイマイチ迫力がなく、ちまちましている。
残酷描写は気合いが入ってるが、カメラの影響で意外にグッと来ない。

ただ、戦闘の迫力はイマイチだが、カメラアングル自体は凝っていて、場面場面が実に「映画的」である。
かつては一種の悪口だった「映画的ゲーム」だが、このゲームは完全に良い意味でそれである。
実際製作者は映画的ゲームを目指していたようで、それは見事に成功していると言える。
分かり易さの為に固定視点制を選択したと思っていたが、本当は映画的にする為だったのかもしれないな。



戦闘システムは、ぶっちゃけよくある3Dアクションそのもの。
小攻撃と大攻撃、前転による回避、ガード。類似品が多いので逆に何に似てると例え辛いかもしれない。
個人的にはやっぱ「NINJA GAIDEN」を思い出した。ハッキリ言ってまんまだし。
まぁこの辺はパクリ云々言ってもしゃーないし、仮にパクッてても面白ければそれでいいと思う。

他のゲームと比べると、武器のリーチがかなり長いのが特徴かな。
鎖鎌のような武器で、キャラ数体分くらいの長いリーチがある。
これにより離れた位置から一方的に攻撃することが可能になっている。
逆に主人公、接近戦は苦手である。その意味でも引いたカメラに向いているな。

敵はワラワラとやってきて、フィールドのあちこちを動き回る。
この対策としてゲーム上重要なのが、「敵を1方向に纏めること」だ。
多数の敵を上手く一箇所に誘導し、纏めて殴ることで攻撃効率をあげ、攻撃されるリスクを減らす。一石二鳥である。
これ、感覚的に2Dベルトアクションの超名作「ファイナルファイト」に近いと感じた。
あのゲームが好きだった人には向いてるゲームかもしれない。ちなみに俺は大好きだった。

武器以外のスペシャル攻撃として、これまたお約束の「魔法」がある。
MPを消費して放つこの攻撃は当然ながら強力で、無敵時間を使った回避等でも出番は多い。
武器・魔法共に敵から得られるポイントを消費して成長させることが出来る。これもよくあるシステムだな。
色んなお約束を踏襲してあり、システムもまた親しみ易い。逆に言うと新鮮味はないが。


戦闘中にはボタンコマンドの入力を要求されることがある。
これは「CSアタック」と命名されているが、個人的には「シェンムー」の「QTE」を使いたい。
「クイック・タイマー・イベント」な。カッコ良過ぎ。まぁ本当に拘る人は「タイムギャル」を挙げるんだろうけど。
このQTE、別に面白いわけではないが、まぁアクションの彩には役立っていたと思う。
基本難しくはないが、それだけにミスると非常に悔しいのがこのシステムだ。
ちなみに話題になった「セックスミニゲーム」もこれである。
クレイトスが娼婦に乗りかかると、カメラがベッド横の壷に移動し、合体スタート。
QTEを成功させていくとベッドの揺れが激しくなり、壷もグラグラ揺れる。
最後まで成功させるととうとう壷が落ちて割れてしまい、中からポイントアイテムが出現するというわけだ。
重くて狂った世界のこのゲームにおいて唯一と言えるギャグ描写である。笑えた。
日本版じゃ規制で娼婦が服を着ているが、これはこれでエロいので個人的にはオッケーだった。はは。



さて難度だが、実は簡単である。ノーマルでの話ね。
このゲームが取っ付き易いことをダラダラ書いてきたが、それも絡み、実は難度も低い。
敵の攻撃力が全体的に低めに設定されており、殴られてもあまり痛くない。
雑魚戦ならゴリ押しで進めてもあまり困ることがないレベルなのである。
もちろん強敵はいるし、苦戦するボスもいるが、総合的には明らかに楽だった。
まさか洋ゲーの有名アクションでこんな事を感じるとは予想外だった。
また回復場も矢鱈と多く設置してあり、正直「ちょっと甘すぎないか?」と思ったほどだ。
体力満タンで回復場に辿り付く場面が多く、つまり回復する必要がないシーンが多い。
易しめなのはいいとして、もうちょっとセンスある調整を見せてほしかった。

まぁともかく、難度の面でも、このゲームは取っ付きが良いのである。
このゲームを「難しそう」と思っている人がいたら、そんな事はないと断言しておこう。
少なくともバイオやデビルメイクライよりは絶対に楽はなずだ。うん。
ゴッド・オブ・ウォー、実は気楽に楽しめるアクションゲームなのである。


……と言うのは半分嘘。難しい部分も存在する。
謎解き、だ。
このゲームは謎解きの占める比重が非常に大きく、ゲーム全体の半分は謎解きかもしれない。
それも3Dゲームによくある、オマケのような鍵探しレベルではなく、キッチリ困らせてくれる謎解きだ。
それこそ「ゼルダの伝説」に近い。難度もあれと同じ位だと思う。
解けない限り一歩も進ませてくれない冷酷さもゼルダ級で、そういう意味ではテンポの悪いゲームである。
このゲームを純粋なアクションと思ってるなら、それは大きな間違いである。
ジャンルは謎解きアクションであろう。それくらい比重は大きい。

で。
俺は個人的に、ゲームの謎解きが大好きである。当然、このゲームの謎解きも大いに楽しめた。
……と言いたいところなのだが、「何故か」そうは感じなかったんだよな。
謎のギミックはよく考えられていたと思う。ゼルダ的な「あっ!」は何度もあったし、難しいが理不尽さはなかった。
しかし何故か、日本製ゲームのような謎を解いた時の達成感を味わえることが少なかった。
うーん、これは何故なんだろうか。非常に細かい次元での「センス」違いがやっぱあるのかもしれない。

例えば、バイオハザードでは鍵や石板を探してドアに嵌めるというのはよくあるシーンだが、
この時に「カチリ」という音にスタッフは拘っているらしい。
この音一つでプレーヤーの「解けた!」という達成感が違ってくるからだ。
同じ例は、ゼルダにおける「チロリロリロリン」にも言えるだろう。あの音があるから、ゼルダは嬉しい。
ゴッド・オブ・ウォーの謎解きには、そういった効果音に拘りを感じなかった。ただ嵌めるだけ、だった。
他にも理由はあるが、全体的に日本ゲームにある優れた(と思う)センスや気配りを感じなかった。
謎の質は申し分ないのに、謎解きの快感は格段に劣っていた。残念ながら事実である。
アクション面ではある意味日本ゲーム以上の気配りがあったのになぁ。
この点には洋ゲーの壁を強く感じた。うーん。


このゲームの特徴に、所謂ステージ制ではないというものがある。
大きく場面転換する場面は幾つかあるが、1面2面といった区切りがなく、連続的にゲームが進む。
このせいで良くも悪くも止め時が難しいゲームである。
もう一つ、ステージ制ではないせいで、ボスキャラの数が少ない。
ボスと呼べるのはラスボス含めてたった3体で、これは非常に寂しいと思った。
要所要所に雑魚キャラ多数との強制戦闘を配置することでボス戦の代わりにしていたが、これでは物足りない。
他の部分はともかく、ボスの少なさはこのゲームの明確な欠点と言っていいと思う。
神話ネタに拘ったゲームだから、キャラを作り出せなかったのだろうか。うーむ。



物語は……俺の嫌いな「プレーヤー置いてけぼり展開」の典型だった。
そもそも説明書にすらキャラや世界の紹介がなく、このゲームがどんな舞台なのか、
主人公が誰なのか、初めて触る俺には全く分からない。
ギリシャ神話を基にした世界だと言われても、じゃあ神々はどう世界を統治してるのか、西暦で言うと何年なのか、
その辺の説明が全くないまま、プレーヤーは世界に放り込まれる。
そしてゲームスタート直後、主人公が絶望の末身投げするムービーが挿入される。
もう最初から「ハァ?」の連発である。何が何やらさっぱり分からない。

このとんでもない説明不足っぷりは俺のこのゲームへの接し方に大きく影響した。悪い意味で。
実は1周目のプレーには大してハマれず、多分に義務感を駆使してクリアーまで辿り付いた。
だって、わけの分からん世界にいきなり放り込まれ、誰だか知らんキャラを操って、ゲームに没頭できるか?
よく「大事なのはゲーム性。キャラや物語に拘るのは糞オタだけ」などと知ったような事を言う奴がいるが、
これだけゲームの表現力が上がった現在、キャラや物語がゲーム性と並んで極めて重要であることは言うまでもない。
それらが緻密であればあるほど、魅力的であればあるほど、ゲームにより没入できるのだ。
記号的な戦闘機やミスタービデオゲームだった30年前とは違うのである。
なんでアクション面であれだけ親切なゲームが、物語面ではこうもあからさまに不親切なのか。



それでもゲームが進むと徐々に話の内容が分かってくる。何とも分かり難い筋書きだが。
このゲームはキャラクターと言えるのがほぼ主人公クレイトスだけで、他に味方キャラがいない。
敵側と協力者に神々がいるが、描写は薄く、あんましキャラが立ってない。

先に神々について書くと、色んな意味で分からん人達だった。人じゃないか。
ゼウスが父親で、アレスやアテナらが子供。その辺は説明されるが、じゃあなんでアレスだけが対立してるのか、
他の兄弟は仲が良いのか、ゼウスの父であるクロノスを何故あんな風に扱ってるのか、その辺の説明が全くない。
恐らくギリシャ神話の設定をそのまま使っているのだろうが、俺はそもそもギリシャ神話に詳しくない。
ゼウスやアテナなどの名前はさすがに知ってるが、彼等の詳細な設定や相関図なんて知らない。
これは、俺が悪いのか? ギリシャ神話の詳細なんて世界の常識なのか?
違うだろう。勝手に常識にしてんじゃねーよ。せめてオマケモードで文章説明くらい用意できなかったのか。
どうにも物語面では作り手の身勝手さが目に付く。もちろん不愉快だ。


そして主人公クレイトスだが……このキャラはデザインも性格も念入りに作られたようで、確かに気合いは感じた。
真っ白は肌に妙な赤の文様が入り、スキンヘッド、憤怒の形相。よくあるゲームだが、よくある主人公ではない。
クレイトスは「狂気」を表現すべくデザインされたようで、それは成功していると思う。

んでクレイトスさんの中身だが……まぁ狂気云々以前に、戦闘狂だね。
ゲーム中に戦う理由はあったが、それ以前にもずっと戦いの人生を歩んでおり、一体何人殺したのか想像もつかない。
あれだけ人殺してたらそりゃ狂気のひとつやふたつは身に付くわな、と妙に納得してしまった。
とにかく人を殺すことに何の躊躇もない、殆ど殺人マシーンのようなキャラである。

また殺し慣れだけでなく性格も極めて危険な人物で、「悪人には容赦しないが一般人には優しい」などという
日本的で甘いヒーロー要素は全く持ち合わせておらず、非常に残酷で利己的である。
ゲーム中に特に罪もない一般人を、助けるどころか奈落の底に突き落としたり(それも2度も)、
移動するのに邪魔になる人間を遠距離魔法で刺し殺したり、生贄が必要な場面では躊躇するどころかほくそ笑んだり、
その残虐性と身勝手さにはビックリした。ある意味非常に新鮮なキャラクターだった。

……しかし、ここまで来るとどうなんだろう。
別にいい子ちゃんキャラにすべきだったとまでは言わんが、幾らなんでも一般人を躊躇なくぶっ殺すような奴が主人公ってなぁ。
復讐や狂気には何となく共感できても、あの性格には付いていけない。
あんだけやらかしてたら、どんな運命も最早自業自得だろうに。


で、傍若無人で自分勝手で残酷無比なクレイトスさんだが、彼の戦う理由は「復讐」である。
その復讐理由は「愛する家族をアレス(神)の策略で自ら殺してしまったから」。
そう、クレイトスさん、家族(妻と娘)には非常に深い愛情を抱いていたのである。
その家族を自ら殺してしまった悪夢に10年以上も苦しめられ、それを誘発したアレスを殺す決意をしたのだ。
……これ、どうなんだろう。
あれだけの異常人格を見せるバーサーカーのようなキャラが、実は家族愛の塊だった。
家族愛。非常に普通である。どこにでもある価値観である。一般的である。
もちろん素晴らしいことではあると思うが、「あのクレイトス」に似つかわしい感情・設定であるとは思えない。
この設定のせいでまたしてもクレイトスというキャラを掴めなくなり、感情移入もしにくくなった。
物語でもキャラクターでも、製作者が何を描きたかったのか結局よく分からなかったなぁ。
うーん……。




ふぅ。感想はこんなとこか。
……ノーマルの、ね。
1周目クリア後、2周目もやっとこうと決意したものの、難度選択が悩みどころだった。
用意されているのはイージー、ノーマル、スパルタ、ゴッドの4種類。
無難にスパルタにすべきか、それとも一気に最高難度に挑戦すべきか。
……ここで、久々にアクションゲームへの挑戦心が燃え上がった。
1周目をやった所、少なくともこのゲームのは理不尽ではない。寧ろ分かり易い。
このゲームなら、難度が高くとも心を折られることなく、挑戦していけるのではないか?
洋ゲーの最高難度モードという事実にはもちろんビクビクしていたが、ゴッドモードへの挑戦を開始した。

……うーん。
正直、難度の調整にセンスがないと感じた。
敵の攻撃パターンや配置には殆ど違いを感じられず(あったのかもしれんが)、
難しくなった要因は「敵の攻撃力が跳ね上がった」、ただこれだけだった。
また謎解き方面は何の変更もなく、解答を知っていたからもう難所ではなくなっていた。
戦闘であっさり殺されるので確かに格段に難しくはなっていたが、そこに製作者のセンスは感じなかった。
これじゃ、ただ攻撃力の数値を弄っただけではないのか。もうちょっと調整のし様があるのではないか。

ただ、ハッキリ言って温めだったノーマルと違い、ゴッドモードでは一切油断ができない難しさなので、
ゲームがグッと引き締まり、ハマり度は1周目より遥かに高かった。非常に面白かった。
物語も概要を知ってもう一度なぞると今度は理解できるので、その辺の不快感も取っ払われた。
2周目ゴッドモードは熱く楽しくプレーできた。俺のゴッド・オブ・ウォーは2周目だったな。


しかしゴッドモード終盤、誠に無念ではあるがゲームに負けた。
1周目はもちろん、2周目終盤まで完全自力でゲームを進めたが、ゴッドモード最後の「家族戦」にて断念。
きがくるっとるとしか思えない敵の数と攻撃力にとうとう耐え切れず、比類なき攻略サイト様を頼った。
情けないが、仕方ない。ありゃ無理だ。俺を笑うならお前やってみろよ! マジで狂ってんから。畜生……。
あと、クリア後に挑戦できるミッションモード「チャレンジ・オブ・ゴッド」というものがあるんだが、
これの最終課題も自力を断念し、比類なき攻略サイト様を頼った。
こちらもクレイトスの脳味噌を上回る狂気の世界で、俺如きのプライドが太刀打ちできるものではなかった。
ゲームに負けたことは無念だが、俺は自分の実力をよく知っているので、後悔はない。
しっかし、あんなのでも攻略を見つける人が世の中にはいるんだから、ホント凄いよなぁ。
ゲームの腕はもちろん、頭や情熱も俺とはレベルが違うんだなぁ……。


という訳で、最後に負けた部分はあったものの、無事ゴッドモードもチャレンジもクリアーした。
俺のレベルでは十分「やり切った」と言えると思う。頑張ったよマジで。えはは。
洋ゲーらしからぬ取っ付き易いゲームだったことは大いに評価したい。
敢えて触れなかったが、グラフィックも高品質だったと思うよ。
と言うより、PS2であのレベルを実現していたのなら、本気で凄いと思う。


クリア後のオマケコンテンツは充実しており、製作者のコメントや没ステージ紹介など、ゲームへの愛を感じるものが多い。
製作には当然ながら非常に苦労したようだが、一方でとても充実した仕事でもあったようだ。
そんなゲームが発売され、ユーザーに好評をもって受け入れられた。こんな風にリメイク作まで作られた。
非常に幸せな構図であると思う。全部のゲームがこうであればいいんだけどね。はぁ。



さて、次はもちろんゴッド・オブ・ウォーⅡである。既に開始している。やってやるぜ。
戦神の戦いはまだ始まったばかりだ。
高品質アクションゲームに熱く挑戦する……いいねぇ。これぞゲームだねぇ。
ゲームに洋の東西はない。ホントはあるんだけど、ないと思いたい。
少なくとも俺がゴッド・オブ・ウォーにハマってる時はそんな事一切考えなかった。面白いゲームだった。
ⅡもⅢもそうであることを願う。
いつまでも洋ゲーアレルギーじゃいられないんだよ……ははは。
はぁ。








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4 コメント

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Unknown (名無し)
2010-04-28 00:58:15
なにこのブログ面白い

正直ここまで凄まじいブログに出会ったのは初めてかも

これからも更新頑張ってください
返信する
コメントありがとうございます (ota)
2010-04-28 02:25:28
楽しんで頂けたようで大変嬉しいです。
……「凄まじい」の意味が少々気になりますが。
凄まじくアレでしょうか。ええ自分でもそう思います。

これからもダラダラ更新を続けていくつもりです。
気が向いたら引き続きお付き合い下さいませ。
返信する
Unknown (たむを)
2017-11-23 22:56:52
はじめまして。
私もちょうどクリアして、検索してたらたどり着きました
私は「イージー」でもダメでした。終始サイトに頼りっぱなしで^^;
ノーマルで簡単ってすごすぎないすか!

終盤の刃をよけながら登るところで血管きれそうになりましたよ・・・
返信する
Unknown (ota)
2017-11-24 00:27:59
初めまして、コメントありがとうございます。

>ノーマルで簡単ってすごすぎないすか!
>終盤の刃をよけながら登るところで血管きれそうになりましたよ・・・
仕掛けや謎解きに関しては難度差は関係ない(多分)ので、イージーでも十分難しいですよね。今作、その辺は相当ガチですから。
逆に高難度でもそこは変わらないので、2周目はスムーズにこなせると思います。クリア後は是非周回プレーに挑戦してみて下さい。
ただしもちろん、戦闘難度はどんどん上がっていきます。でも上達を実感できて楽しいですから頑張って下さい!
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