雑1802

何だか2月はあっさり終わったなぁ。いつもそうか。前半寒すぎて腹立つほどだったが、今はマシになって良い感じだ。
寒さは生命力を奪い、気力を減退させる。俺も普段以上に性格が悪くなる。……いや暗くなる。いいことは何もない。
じゃあ春はというと、ピチピチの若人達の笑顔が町に溢れる季節なので、やっぱり性格が悪く……いや暗くなる。はぁ。
こんなことを一体いつまで続けるつもなんだ？　と自問し、知らんがなと無視し、また来月末を迎えよう。継続は悪循環ナリ。

最近「金を使ってないな」と思う。もちろん生活費は要るしゲーム他も買ってないわけじゃないが、これと言ったものがない。
しかも困ったことに、それで何も困らないのだ。……落ち着け。つまり何か買い足さなくても、生活可能なのである。
ゲームは手持ちタイトルで十二分に回せている。次ゲー候補も腐るほどある。そこにフリプ等で労せず候補が増えていく。
映像はアマプビだけでウンザリするほどあるし、漫画も無料系（村じゃないぞ）や手持ち読み返しでもう一生楽しめそうだ。
俺は言うまでもなくインドア一直線人間で、ネットの発達によりこの界隈は金を使わずとも幾らでも遊べるようになってしまった。
近年顕著だったその傾向が、行き着いてきたような気がする。……これは喜んでいいのだろうか？　俺悪いことしてないよな？
それでいて各業界からは売上減やら倒産やら閉店やら景気悪いニュースばかりが聞こえてくる。やっぱ喜ぶべき状況じゃない、か。
「売り手が勝手にやってる」ことだから、俺が心配する必要は何もない。俺は客として平然とサービスを享受していればいい。
それはそうなのだが、このままでは、早晩売り手が倒れ、結果として俺も困ることになるだろう。……じゃあ、どうすればいい？
それが分からない。分からないし多分答えはないから、俺は今日も無料や安価なサービスで金を回さず生きている。
終わってんなぁ。死への道は幸せで舗装されてるとかなんとか。違うか。取り敢えずいいことはない。はぁ。


・任天堂
特に無いな。Wii U焼き直しタイトルで場を繋ぐのはいいとして、次の盛り上がりには何を用意しているんだろうか。
SWITCH総合プロデューサーの小泉氏は「今回はかなり意識して編成について考えています」と発売前に語っていた。
その割に、ある意味初年度より大事とも言える2年目を前にして、デカイ情報は特に見当たらない。ラボは変化球タイプだろうし。
初年度の予想を遥かに上回る好調ぶりに、計画を修正したのだろうか。確かに既出ソフトが着々とロングヒットを続けてるしなぁ。
まぁただ、人気は移ろいやすいもの。変な油断はしないで下さいね。余計なお世話極まりないな。大任天堂様を信じろ。
俺はマリオデを一旦終え、次どうしようか割とマジに困り中。次は「任天堂以外のタイトル」「SWITC独占」がいいと思ってる。
条件を満たすタイトルもあるが、それを買ってやりたいかは別問題。「任天堂ゲームのためのハード」だからね。
まぁここまでは規定路線である。発売から1年、さぁ、どうしよう。ゲーム機は、電源を入れれば動く。逆も然り。ナリ。

あとWiiショッピングチャンネルの入金終了がいよいよ来月に迫ってきた。……勘違いが多いが、チャンネル終了じゃないからな。
チャンネル自体はあと1年続く。来月終わるのは金のチャージだ。何故こんな妙な形で終わらせるのかは任天堂に訊いてくれ。
つまり来月までにたっぷり入金しておけば、あと1年はモラトリアムを続けられるわけだ。けどまぁ、それは無意味であろう。
今更タイトル追加はあり得ないから、1年後もラインナップは変わらない。なら今決めても同じだ。来月で決着をつけるべき。
俺はずっと欲しかった「旧約・女神転生」を中心に、VCを何本か買おうと思う。正直割高だが、さよなら記念でいっとこう。
こういうのは「後になってSWITCH版が出たら」とか想像しちまうから、なかなか決行出来ない。可能性は十分にあるし。
別に絶対Wiiでやりたいというわけではないのだから。この辺も現代的ネット接続ハードの問題点として今後多発しそうだな。
Wii世代で旧ハードソフトが配信復活した時、俺は非常に嬉しく思った。最新ハードにガチ旧作。とても美しい融合だと。
……その時は「Wiiもまた、いずれ旧ハードと化す」なんて想像出来なかった。その際のDLタイトルの扱いがどうなるか、も。
儚いもんやでな。そしてロクに使ってなかったのに終わり際になってから「寂しい」「不便になる」と嘆く身勝手さよ。はぁ。


・PS
2/22をもってPS4が4周年を迎えた。4年と言えば桃栗3年に1を足した年である。だから何やねん。長いような短いような。
PS4が発表された時は、「無敵最強ハード」が来たと思った。しかし発売から4年、今はすっかり「日常ハード」だ。
化物のようなグラフィックにもすっかり慣れ、もう驚きは殆どない。良くも悪くも馴染み、定着し、普通になり、当然となった。
PS4は「コンピュータの進化は止まらない」ことを教えてくれた。無論ゲーム機も、だ。「究極のハード」などあり得ないのだ。
どんな凄い性能も、数年で陳腐化する。さすれば「次」が望まれ、登場する。仮に出てこなくても、現行機はゆっくり死んでいく。
PS4が馴染む前は、「PS3で十分なのにこれ本当に必要なのか？」という疑念が拭えなかった。でも今は違う。必要に決まっている。
同様に、常に上ばっか見るPC系ゲーマー（と括っていいんかな）の気持ちがもさっぱりだったが、今は少し分かる、かな？
コンピュータゲームは、常に性能の高い機械を求める。求めねばならない。レトロが好きだろうとなんだろうと、本能として、な。

……が。今はその理屈も理解出来るんだが、やっぱ個人的には「上」は重い。しんどい。PCゲは今後も無理そうである。
自分から目指すんじゃなく、メーカーの切り替えにブツブツ言いつつ従う……俺なんかにはそれくらいの速度が丁度良い。
PS4は「スタンダード高性能機」として君臨するだけでなく、俺の「次」への拒否感をある程度拭ってくれた。感謝である。
ちっと早いが、もしかしたら今年のE3で次の話が出てくるかもしれん。でも今回は割と前向きに受け取れそうである。多分。
もちろんPS4には現行機としてまだまだ動いてもらう。今を堪能しつつ次を待つ。実に理想的。これぞ健全なゲーオタライフ。
……「今を堪能」は怪しいけどな。今やるべきだけどやれてないことは溜まる一方。更に次が来る。破綻確実、いやとうに。はぁ。


・XBOX
ない。海外では「モンハンW」のXBOX ONE版も存在するが、日本では未発売。何故売らないのか理解不能。相変わらずやる気無し。
そういや、360の頃は、ハードやソフトの販売は低迷しても、XBOXライブゴールド会員は日本でも結構な数がいたと思う。
amazonのランキングでゴールド12ヶ月権やポイント（後に現金決算になった）がよく上位にいて、「不似合いだな」と思ってた。
つまり実売はともかく、アクティブユーザーは意外といたということだ。有料会員だから意義も大きかったのではないか。
PS3はネット要素無料だが、品質に難があった。逆にXBOXライブは素晴らしく、「ライブは有料だが高品質」のイメージがあった。
俺が長くプレーしていたスト4ではこの差が顕著で、ハードの遅延等も含め、やるなら360版一択だった。世界中でそうだった。
しかしこれはPS4時代に入ると、あちらも有料化したこともあり品質が追いつき、XBOXの優位性は消えた。……となれば。むぅ。
360時代も中期以降の販売台数は今と大差なかったが、ライブの活況が目に付いていたので、意外と存在感があった。
今は毎週の販売数と並んでそれがない。感覚で語ってるが、実際今の日本で敢えてXBOXライブを選ぶ価値あるのか？　と思う。
提供フリプタイトルも明らかにPS系の方が魅力的だしなぁ。海外だとZ指定タイトルもあったりしていい感じだけど。
つっても今更ネット要素で他所と違うことなど出来まい。……日本じゃどうしても「PSでいいじゃん」になっちまうハードやのう。
去年末に発売されたPUBGが爆発してくれることを密かに期待していたが、望み過ぎだったようだ。まぁしゃーない。はぁ。

あーそうだ。XBOX Oneと同時発売されたHalo1～4セットもの「Halo マスターチーフコレクション」が、今年アプデされるらしい。
このソフトはもう発売から4年も経っているのに、全体を修正する大幅アップデートになるという。大した気合だなぁと思った。
……と言っても発売当初は購入者にとっちゃ噴飯物の出来で、特にネット要素がまともに機能せず、非難轟々だったという。
何度かアプデをしたがあまり改善せず、看板ソフトだけにXBOX Oneロンチの勢いにも影響し、PS4との差を広げる一因になった。
言わばこのソフトの出来はXBOX Oneの「呪い」なのだ。だから今度こそ、気合い入れてお祓いしようということなのだろう。
本体同梱ソフトだったから、俺もこのソフトを持っている。やるやる詐欺を続けていたが、このアプデはいい機会になりそうだ。
今撃ちゲー意欲は高めだしな。てわけでちっとだけ楽しみに待つ。まぁ俺の場合、何が良くなったか言われても分からんだろうけど。


・やらずにすむゲームはないか？
25年以上前、ファミ通の漫画「はまり道」で吉田戦車氏が書いた伝説の台詞である。今では知っている人も多いだろう。
普通に読めば「何言ってんだか分からん」台詞だ。実際その不条理さを笑いにする4コマ漫画だった。当時の読者にとっては。
しかし若い読者が年を取るにつれ、この台詞は何ら不条理でなく寧ろ「心の叫び」に近いものになり、強い共感を呼んだ。
ゲームは好きだ。ゲームをしたい。だがいざプレーするとなると、何故か億劫に感じる。やりたいのにやれないという意味不明状態。
ガキの頃からのゲーム好きであればあるほど、30代辺りからこの「病」に侵される確率が高い。まぁ他の趣味でも同じだと思うが。
ちなみに吉田氏は現在54歳とのことなので、この台詞を書いた当時は30歳くらいと思われる。結構早い発症だったんだな。

俺ももちろん発症した。今現在は大分症状が改善したと思う。が、この病に恐らく完治はない。一生付き合っていくものだ。
そう開き直ったことも改善に効果的だった気がする。常時ゲームゲームじゃいられない。それでいい。でも一生、ゲームゲーム。
吉田氏もあの台詞の後も長くファミ通で連載を続けていた。ハマったゲームをネタにしてたし、結局「やりたかった」のだろう。
やはり「意欲」と「気力」は別なのだ。何かをやりたいという気持ちと実際にやるパワーは、別物。似てるが混同しちゃいかん。
ガキの頃の「好き」は両方が旺盛だから何も問題なく、故にどちらも同じものと思っていた。でも年食って違いが分かった。
「やりたいけどやる気がない」に矛盾はない。だからその「やりたい」気持ちは嘘じゃない。それに罪悪感を覚える必要はない。
気力回復を待てば、自然にコントローラーに手が伸びる。ゲームやりたいからな。そこはずっと変わらない「真実」だから。

……というのは俺のようなゲーオタの話であって、これは寧ろ例外なのかもしれない。と最近よく思う。多分そうだろう。
多くの人はやる気の不足から「やりたい」も徐々に減っていき、やがてゲームから離れていく。完全別離ではないにしても。
そもそも俺と違って別にゲームに執着はないからな。俺は自然発生の「やりたい」を、意識して守ったり（アホか）もしたから。
そんなわけで、かつてのゲーム好きさんは皆ゲームを卒業していった。それか手軽にやれるホゲに移っていったのかな？　知らん。
そういう人達には、卒業後も「ゲーム好きだった自分」に対する寂寥感が少しあるように思う。大袈裟に言えば、失った夢。
めっちゃキモいこと言うけど、俺は頂くコメントに、たまに「託されてる」ことを感じるのだ。死ぬほどキモいな。ごめんな。
「自分はもう無理だから、お前代わりにこれからもゲームやってくれ」って。いやほんまごめん。気のせいだよな。分かってる。
実際問題、仮に気力があっても、人間年食ったら背負うものが色々増える。物理的にゲームばっかなんてやっていられないのだ。
俺は所詮外れ者（悪さはしてないぞ）だからこんな生活しているが、一般人には無理。俺が普通の人になれないのと同様に。
要は隣の芝生的なやつかな。ちなみにもし本当に託されたとしても「知らんがな」だけどな。俺は俺でゲームやるだけだし。
うん、気のせい。なんか最近他人の「ゲームへの未練」を感じることが増えたんでちっと語ってみた。的外れ上等。知らん。
「今の生活ペースに合わせて楽しむ」のが一番いいんだろうけど、それもなかなか難しいんだろうね。好きであれば尚更に。
時間のない人生である。それは俺も同じだ。ゲームばっかやってても、結局ゲームやる時間は足りないんですよ。満たされません。
はぁ。


・拍手コメントレス
2つ頂いた。未だに新規さんから頂くこともあるのは大変嬉しい。もちろん既知さんからも嬉しい。オラに元気をなんとやら。


【02/16 06:36　雑1801
今日は旧正月です。 ということで、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
正月マニア】
……正月なら何でもええんかこの人はと思いましたが、確かいつぞやは夏にあけおめ頂いたこともありましたね。
年中正月、結構なことです。多分。はい、おめでとうございます。毎日が特別な日。お、ちょっと良いこと言った。

【02/25 22:19　スーパーマリオオデッセイ
いつも楽しみに拝見させていただいています。ゲームのお話(ブログ内容)から、通常のゲーム体験で得られること以上のものを得られているように感じます。それが羨ましく感じますし、いつも考えさせられます。うまく言えませんが、自分にはありがたく感じています。今後も頑張ってください。
ふくもと】
初めまして、コメントありがとうございます。
＞通常のゲーム体験で得られること以上のものを得られているように感じます。
そ、そうでしょうかｗ　仮にそうであっても、一方で通常のゲーム体験で得るべき健全な娯楽感覚を損ねているなぁとも思います。
良くも悪くもゲームに入れ込んでるゲームオタクであるが故、ですね。……いや、良くはないな。多分。
＞それが羨ましく感じますし、いつも考えさせられます。
俺に羨ましがられる要素なんかないですよ。けどゲームについて何かしら考えるきっかけになったのならとても嬉しく思います。
これからもふくもとさんなりにゲームを楽しんでください、ということで、ひとつ。


・3月
年度末だし、何か新作ゲームを買ってみるか。さすがにちょっと「買わなすぎ」に思えてきた。……分からなきゃ流してくれ。
オタクたるもの、自分の好きな業界に貢献すべき。……ンなこと考えんでええのに考えるからこそオタクとも言えるが。
俺の場合はゲーム業界。そして「貢献」の内容は、もちろんブログなんかじゃなく、極めて単純な「ゲームを買う」だ。
要は金を回すこと。もちろん新品な。メーカーに金が落ちる形での購入。まぁスタンダードな貢献の形である。多分。
だから俺は新品新作を買いまくってる人を無条件で尊敬している。俺の基準では間違いなく「偉い」行為だから。
ちなみに買ったソフトを中古屋に売却したなら、残念ながら敬意は大体1/4に激減する。申し訳ない。無論何も悪くはないけどね。
まぁ他人のこたいい。俺だ。たまには買え。お前の数千円などゲーム業界にミクロの効果もないけど、買え。貢献しろ。
正確には、貢献したつもりになれ。そうでなきゃ後ろめたいだろ？　はい。そうだよ。背徳感があるんだよ。それが嫌なんだよ。
てわけで、来月は「罪悪感を誤魔化すためにゲームを買う」を目標にする。来月に限らず、今年出るタイトルを精査し、考えよう。
ゲーム買うは正義、ならゲーム買わないは悪。あまりにも分かり易い真実。お前は悪人なのか？　悪い子にはお仕置きが必要だな！？
病的な何かに追われるようにして終わり。まぁ「たまには買わないと」てのは正しいと思ってるけどね。社会に生きてるんだからさ。

……そして、買ったゲームを、キッチリやらないとね。ゲームはやらなきゃ意味ないんだよ。これ以上単純な真実はない。
でも買ったゲームをやれば、その分手持ちタイトルが後回しになる。こちらの罪悪感からは、今後間違いなく一生逃げられない。
結局俺はどうやっても悪人なのか。「咎を背負う者」とでも名乗ろうか。は。馬鹿言ってないでゲームせぇ。はい。それだけだね。
はぁ。





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