著者の池田信夫氏のブログには、1日3万ページビュー/1万5000ユーザーのアクセスがあるそうだ。なんとも凄い数だが、著者自ら「これは立派なメディアだ」と言うのにも納得だ。書名の「ウェブは資本主義を超える」というのも凄い。ついにWebは資本主義の一歩先を行く?著者が言いたかったのは「集権型から分権型へという方向は今後も変わらない、不可逆だ」ということ。Web2.0で誰でもが情報を発信できる時代が到来した。同時にWeb2.0の機能を使えば誰でも商売が可能となる。
今までは企業という枠の中だけでしか動けなかった個人が、努力に少しばかりの才能さえあれば企業なんていらない時代に突入しつつあるのが現在の姿だ。なるほど古典的資本主義時代は終焉の時を迎えつつあるのかもしれない。本書と同時に読んでほしい本がある。それは「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」(川島和正著、アスコム刊)である。書名を見るといかがわしい本のように見えるが内容はそうでもない。つまりアクセス数の多いサイトを立ち上げれば、働かなくても年収5160万円が得られるという理論だ。理論上はこのことが成り立つのが今の恐さだ。ただ、ITスキルがあることと、魅力あるコンテンツを有していることが条件となる。
これまでは停年を迎えれば多くの人は、それまで会社で蓄積してきたノウハウは墓場まで持っていくしかなかった。ところがこれからの時代は、例えば流通業で長年働いてきた人なら、自分のサイトを立ち上げ、流通業のノウハウを公開すればよい。学生や流通業に勤める若い人たちがアクセスしてくるので、アフィリエイトで広告収入を得ることができる。ウェブが資本主義を超えるかどうかは別にして、Web2.0の機能を使いこなすことによって個人が企業だけに依存しなければならない時代は去りつつあるのではないか。
在職中に自分のサイトを立ち上げておき、停年退職翌日から連載を開始すれば、停年退職後の生活は惨めだなんてありはしない。何故ならば自分のサイトに毎日見に来てくれる人たちがいるからだ。会社勤めで上役の目ばかり気にするより、定年退職後に自分のサイトの主宰者になった方が、よほど生きがいがある。数年後にはアクセス数の多いサイトを運営している老人が若者から尊敬を集めるかもしれない。特別なノウハウがなくてもあきらめるのは早い。サラリーマン生活での経験を載せるだけでも若者の生き方の参考になる。サラリーマンを停年まで勤め上げたこと自体が大変なノウハウだからだ。
それにしても「働かなくても年収5160万円稼ぐ方法」とは、いささかの胡散臭さはぬぐい切れない。
(ossdata)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4822245969.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4776204177.html
今までは企業という枠の中だけでしか動けなかった個人が、努力に少しばかりの才能さえあれば企業なんていらない時代に突入しつつあるのが現在の姿だ。なるほど古典的資本主義時代は終焉の時を迎えつつあるのかもしれない。本書と同時に読んでほしい本がある。それは「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」(川島和正著、アスコム刊)である。書名を見るといかがわしい本のように見えるが内容はそうでもない。つまりアクセス数の多いサイトを立ち上げれば、働かなくても年収5160万円が得られるという理論だ。理論上はこのことが成り立つのが今の恐さだ。ただ、ITスキルがあることと、魅力あるコンテンツを有していることが条件となる。
これまでは停年を迎えれば多くの人は、それまで会社で蓄積してきたノウハウは墓場まで持っていくしかなかった。ところがこれからの時代は、例えば流通業で長年働いてきた人なら、自分のサイトを立ち上げ、流通業のノウハウを公開すればよい。学生や流通業に勤める若い人たちがアクセスしてくるので、アフィリエイトで広告収入を得ることができる。ウェブが資本主義を超えるかどうかは別にして、Web2.0の機能を使いこなすことによって個人が企業だけに依存しなければならない時代は去りつつあるのではないか。
在職中に自分のサイトを立ち上げておき、停年退職翌日から連載を開始すれば、停年退職後の生活は惨めだなんてありはしない。何故ならば自分のサイトに毎日見に来てくれる人たちがいるからだ。会社勤めで上役の目ばかり気にするより、定年退職後に自分のサイトの主宰者になった方が、よほど生きがいがある。数年後にはアクセス数の多いサイトを運営している老人が若者から尊敬を集めるかもしれない。特別なノウハウがなくてもあきらめるのは早い。サラリーマン生活での経験を載せるだけでも若者の生き方の参考になる。サラリーマンを停年まで勤め上げたこと自体が大変なノウハウだからだ。
それにしても「働かなくても年収5160万円稼ぐ方法」とは、いささかの胡散臭さはぬぐい切れない。
(ossdata)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4822245969.html
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4776204177.html