伊藤忠テクノサイエンス(CTC)はサン・マイクロシステムのシンクライアント端末「SunRay」を06年3月末までに合計約1200台導入する。これはSunRayの導入実績では国内最大規模となるもの。
SunRayは、端末側にデータを一切残さないためセキュリティ性が高く、OSやウイルス駆除ソフトのアップデートといった煩雑な作業をサーバー側で一元管理できる。
CTCは昔からサンのトップディーラーとして有名であるが、今回のSunRay導入は純粋にユーザーとして導入したものであろう。ハードディスクやCPUを持たないシンクライアント端末の歴史は古いが、これまで日の目を見ることはなかった。ところがセキュリティ問題が浮上するに従い、表舞台にようやく顔を出し始めた。日立製作所がシンクライアント端末を導入することが新聞で報道されて以来、導入に加速度ついたようだ。今回のCTCの導入の発表により、さらに導入を検討するユーザーが増えるのではないか。
http://www.ctc-g.co.jp/new_htm/out_n2005_12/20051221_kt1.html
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