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◇OSS◇ サークルKサンクスが富士通製サーバー「PRIMEQUEST」にLinux搭載して導入

2006-09-12 22:05:11 | OSS・ユーザー


 富士通は、サークルKサンクスが従来3台のUNIXサーバーを、2台のLinuxサーバー「PRIMEQUEST」で再構築したことを明らかにした。これは64ビット基幹IAサーバー「PRIMEQUEST」と富士通BSCのオンメモリーデータベース「Oh-Pa1/3」の組み合わせで、データ処理の大幅な高速化を実現することができるもの。

 <短評>今回のサークルKサンクスのユーザー事例を見ると、Linuxサーバーが基幹システムに何事もなかったごとく採用されたのを見ると、Linuxが企業の基幹システムに採用されても、もう誰も驚かなくなった時代が来たのだなと感じる。このことはオンメモリーにも同じことがいえる。データの高速処理にはオンメモリーが当たり前のように使われる時代が到来したようだ。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2006/09/11.html


◇OSS◇ コンピュータ教育センターがLinuxPC導入プロジェクトの採択結果を発表

2006-07-20 23:12:59 | OSS・ユーザー


 コンピュータ教育開発センターは「Open School Platform」プロジェクトの公募結果として、14件の応募の中から継続地域2件、新規地域4件を採択したと発表した。

 <短評>この「Open School Platform」はOSS(オープンソースソフトウエア)デスクトップ環境、すなわちLinuxPCのテスト導入プロジェクトのことだ。LinuxPCは学校での普及が大切。この意味から同プロジェクトをもっと大々的に拡大することはできないものだろうか。そして、導入した結果は多くの人の目に触れることのできる発表の方式にしてほしい。この導入結果の議論が、新たなLinuxPC導入の契機になろう。
http://www.cec.or.jp/e2e/osp/h18koubo_result.html


◇OSS◇ 日本SGIが長岡技術科学大学から米国SGI社製の最新の並列Linuxサーバーを受注

2006-06-15 21:46:39 | OSS・ユーザー


 日本SGIは、長岡技術科学大学情報処理センターの時期中核システムとして、米国シリコン・グラフィックス製の最新並列Linuxサーバー「SGI Altix4700」を受注した。同サーバーを中核に、教育・演算用サーバー「SGI Altix330」、利用者PC端末356台などから構成されている。

 「Altix4700」「同330」は、インテルItanium2プロセッサーをそれぞれ64台、16台搭載するとともに、主記憶は512GB、32GBと大容量を実装し、高度化する科学技術計算に対応できる。

 <短評>米国SGI社は会社更生法で再建中だが、日本SGIは米国SGIの出資比率は低く日本の企業といったところ。今回同センターからの受注が決まったLinuxサーバーは、UNIXサーバーをリプレースしたもの。今後、UNIXサーバーからLinuxサーバへのリプレースが増えるものと思われる。
http://www.sgi.co.jp/newsroom/press_releases/2006/jun/altix.html

 


◇OSS◇ 中国の2企業がTurbolinuxを採用

2006-06-14 21:19:53 | OSS・ユーザー


 ターボリナックスは、中国の青蔵(チンザン)鉄道および中国移動通信無線音楽(チャイナ・モバイル・ワイアレス音楽ポータルサイト)の両社において、Turbolinuxが信頼性と質の高さが認められ、重要なシステムで採用されたと発表した。

 青蔵鉄道では、メンテナンスフリー、最低限のランタイム、高い信頼性と可用性24時間365日の連続稼動が要件となった。また、中国移動通信無線音楽では、データ量が多いことから、大規模アクセスと高負荷に強いシステムが要求された。

 <短評>ターボリナックスは、地道に中国での活動を展開しており、今回はこれらの成果が公表されたもの。中国は以前からマイクロソフトに高額な代価を支払うことを嫌がってきた。もともと中国は音楽にしてもソフトにしても著作権にルーズな面を持っている。最近では中国政府は海外からの圧力もあり重い腰を上げて、音楽やソフトの複製の禁止令を出したようだが、長年の習慣はそう簡単には直らない。そこでコア部分が無償のLinuxは中国ではWindowsに対して有利な商売ができる素地がある。今後もLinuxは中国で採用され続けることになろう。
http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20060514110859&mode=syosai

 

 

 


◇OSS◇ NECが提供したOSSがGMOインターネット証券で稼働

2006-05-02 21:32:05 | OSS・ユーザー


 NECとNECネクサソリューションズの両社が提供した、GMOインターネット証券の基盤システムがこのほど稼働を開始した。同基盤システムは、業務サーバー約60台すべてRed Hat Enterprise Linux」により構成するとともに、ミドルウエアにはJBossやApache、MySQL、PHP、Postfix、NagiosなどのOSS(オープンソースソフトウエア)を採用することにより、コストパフォーマンスと拡張性に優れていることを最大の特徴としている。構築期間は4ヶ月という短期間。

 同証券では今後、証券業務にかかわる業務をこの基盤システムをベースとした証券フロントシステムを活用し、口座開設の申し込み受付を開始、5月12日からは国内現物株式・制度信用取引を開始する予定。

 <コメント>いよいよOSSを使ったアプリケーションの真打が登場したといった感じがする。証券システムというかなりヘビーなシステムをLinuxをはじめとしたOSSによって構築し、実際に稼働させるという、説得力のあるシステムであるからである。最近の海外の事例でも、米国運輸省航空局(FAA)がLinuxを導入してシステムの稼働に成功したというニュースが入ってきたばかりである。もうOSSは企業の基幹システムに使われても何の支障がないことが実証されたと断言してもいいだろう。後は導入する企業ユーザーの決断一つである。
http://www.nec.co.jp/press/ja/0604/2402.html

 


<OSS> 日本IBMが三菱UFJ銀行からLinuxメインフレームを受注

2006-04-21 21:49:42 | OSS・ユーザー


 日本IBMは、三菱UFJ銀行からLinuxメインフレーム「IBM System z9」を受注した。三菱UFJ銀行ではIBM System z9とLinuxを組み合わせ、営業店のサーバーシステム用として使われ、各営業店にはサーバーを設置しない。

 仮想化技術にによって、ある店群に取引が集中した場合でも、優先的にCPU能力などの資源を割り振ることができるため、パフォーマンス低下の影響を最小限に食い止められる。

 Linuxメインフレーム「IBM System z9」は、IBMの最後の武器である。日本ではさほど注目されていないが、全世界的に見るとかなり普及している。極端に言えば、通常ならメインフレームの終焉でIBMは市場から姿を消してもおかしくはなかったが、Linuxメインフレームにより一命を取り留めたといってもいいほどだ。LinuxはIBMにとっては助けの神であったわけである。逆にLinux側からすると、IBM System z9があったかろこそ、Linuxが企業の基幹システムになんなくはいりこめるようになった。つまり双方にメリットをもたらしたわけだ。しかし、ソフトのLinuxは基幹システムに今後とも踏みとどまるが、ハードのメインフレームは、遅かれはやかれ、安価なサーバーに置き換わっていく。ここにIBMの悲劇が始まるかもしれないのである。
http://www-06.ibm.com/jp/press/20060417001.html

 

 


<OSS> 三井住友銀行が基幹システムにLinuxを採用し高信頼性システム構築

2006-04-05 21:15:29 | OSS・ユーザー


 三井住友銀行は、基幹システムにIAサーバー+Linux、Oracle RACで高信頼システムを構築した。同行ではインターネットを利用した法人向けEBサービスで給与振込みなどのサービスを勘定系システムと連携して提供している。同サービスの急激な利用者増に対処して導入したのは、柔軟かつ迅速に増強したい部分に絞ってシステムを増強できる、ブレードサーバーとOracle RACでクラスター構成化したIAサーバーであった。

 データベース部には、ハイエンドのIAサーバー4台にLinux(Red HatEnterprise Linux)、Oracle RACを組み合わせ、1台が停止しても残りの3台で処理が継続できるようなクラスター構成とした。

 同行は「銀行の基幹システムにIAサーバー+Linux、Oracle RACの採用は初めてであったが、信頼性や柔軟な拡張性の確保など、同サービスの課題を解決してくれる最適なシステムができた」と評価している。
http://www.fmworld.net/biz/primergy/casestudy/smbc/

 


<OSS> ノベル製Linuxをフィンランドの防衛省が採用

2006-03-30 21:38:49 | OSS・ユーザー


 フィンランドの防衛省は、ノベルの「Novell SUSE Linux Enterprise Server」を同省における最重要プロセス管理・記録アプリケーション、メッセージングサービス、イントラネットポータルのためのプラットフォームとして採用したと発表した。

 ドイツのミュンヘン市、ノルウエーのベルゲン市、米国コロラド州ジェファーソン郡など、ノベルのLinuxを活用する行政機関は増え続けているという。このことから、世界の自治体はLinuxの機能を高く評価していることが分かる。

 もともと、SUSEはドイツ生まれのLinuxなので特にヨーロッパでは実績が多い。日本でもLinuxは自治体での採用が一番多いという調査結果が発表されている。当然今後、Linuxは他の産業にも徐々に浸透していくものと思われる。
http://www.novell.co.jp/pressrel/2006/20060328_1.html

 


 


<OSS> 国際的OSS推進団体「OSDL」がOSSユーザー事例集を公開

2006-03-17 21:23:19 | OSS・ユーザー


 国際的なOSS推進団体のOSDLのSI Forumでは、「Linux/OSSシステム構築情報」を提供しているが、この中で「事例情報」として5社のOSSシステム構築事例を紹介している。

 今後OSSが普及するにつれ導入事例が増えていくが、これらの事例をいかに有効活用するかがベンダー側、ユーザー側双方に求められてくる。

 特に大切なことは、OSS自体を導入することがポイントではなく、OSSを導入したことによってどのようなメリットが得られたのかを明確にすることであろう。
http://www.osdl.jp/siforum/modules/tinyd3/


<OSS> ターボリナックスはPostogreSQL10台がユーザーで稼働と発表

2006-02-08 20:55:25 | OSS・ユーザー


 ターボリナックスはビブロボートが運営するオンライン書籍販売サイト「eliba.com(エリバドットコム)」で、OSS・DB「PostgreSQL」と複数台のPostgreSQL・DBサーバーを統合可能なロードバランシング・クラスタソフト「QueryMaster」が採用され、06年1月PostgreSQL10台による並列実行による本格稼働を開始したと発表した。

 ビブロボートの中村仁一取締役は「これまで40万以上の書籍を扱っており、現在も新刊約250タイトル/日のペースで扱い数が増えている。QueryMasterを導入し、アクセスが最も高まる時間帯における書籍検索時間の低下防止、ページ表示速度の改善などが実現した」と話している。

 OSS・DBは日本市場においてもようやく認知度が高まってきたが、今回10台が並列実行の環境下で稼働を開始した発表が行われ、今後はよりシビアな環境下での利用が増えてきそうで、楽しみが増えたといえそうだ。
http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20060108111411&mode=syosai