あまり盛り上がってないですよねー。
まぁ、40年も前のことだからいまどきの若い人には実感がないだろうし、年寄りたちには経済成長ガンガンやってるほうが大変で生活とは関係なかったのかもしれないし。
小学校の頃、まだ学校のテレビには扉が付いていた。その日、授業中なのに着陸シーンを見た覚えがある。昼休みはみんな興奮していた。SMとかLMとかCMとか意味も解らずに覚えて自慢しあっていた。「このまま宇宙の時代になる」と素直に信じて、クラスの男子の将来の夢が「宇宙飛行士」だった一瞬の時代。
その後、アメリカは行けても日本のロケットはおもちゃみたいなものしかないことに気がつく。万博を頂点に公害問題や石油危機が起きて、「XXのフロンティア、宇宙」と言われ、そのXXの中に「最後」だったり「最大」だったりの文字が躍っていたのが嘘のように時代は収束していった。
時は流れ一直線のばら色の未来なんて回りの誰もが信じなくなっていた。
そんなある日の通学時、信号が赤になり横断歩道で止まった目の前を前輪を高々と上げて煙を吐きながらバイクが走り去った。多分カワサキのSSのどれかだったろう。
何かが変わった、目前に受験を控えた中三の冬の日だった。
まぁ、40年も前のことだからいまどきの若い人には実感がないだろうし、年寄りたちには経済成長ガンガンやってるほうが大変で生活とは関係なかったのかもしれないし。
小学校の頃、まだ学校のテレビには扉が付いていた。その日、授業中なのに着陸シーンを見た覚えがある。昼休みはみんな興奮していた。SMとかLMとかCMとか意味も解らずに覚えて自慢しあっていた。「このまま宇宙の時代になる」と素直に信じて、クラスの男子の将来の夢が「宇宙飛行士」だった一瞬の時代。
その後、アメリカは行けても日本のロケットはおもちゃみたいなものしかないことに気がつく。万博を頂点に公害問題や石油危機が起きて、「XXのフロンティア、宇宙」と言われ、そのXXの中に「最後」だったり「最大」だったりの文字が躍っていたのが嘘のように時代は収束していった。
時は流れ一直線のばら色の未来なんて回りの誰もが信じなくなっていた。
そんなある日の通学時、信号が赤になり横断歩道で止まった目の前を前輪を高々と上げて煙を吐きながらバイクが走り去った。多分カワサキのSSのどれかだったろう。
何かが変わった、目前に受験を控えた中三の冬の日だった。