生命力

ご無沙汰です、師走も半ば、アップは一ヶ月ぶりになってしまった。
走ってません、１１月末から。川崎様とはご対面もしてません。
で、今日はもしかしたら今年最後か？　１１月最後の土曜日の事を書きます。

週末前、いつものようにウェブでウロウロしていたらカリフォルニアの峠を集めたページに遭遇、その中から比較的近い所に出撃を決定。

家から１時間程走って高速を下りると馬に注意の看板が並ぶ、一昔前は郊外で今は新興住宅地になった峠の入り口に着く。そこからすぐ山道に入るといつものダムの道に比べて緑が濃い。しかしそこかしこの山肌が焼けている。



前の記事の当日、写真で煙が出ていたエリアとは別にもう一つ山火事になったエリアがあり、２週間前に走ったのは写真の火事の現場の風下の高速だったけど今日は別の焼け跡の真っ只中を走っている事になる。



コーナーの先、目の前の山肌すべてが焼き尽くされていて、テレビでヘリコプターで水をまいているシーンを見て何の役にも立っていないように見えていたものが確かな実感として感じられる。最新の科学力も自然の前ではほとんど無力だ。飛び飛びに生えている木の間の下草を伝わった火が山のすべて包み込んでしまうのだから。



一方では焼けただれた木の根元に緑の芽が出ているのを見つけると生命力の強さを、別の意味での自然の偉大さ深く感じる。たった２週間しか経っていないのに黒と茶色の中の緑が目に痛いほどに感じられる。

今こうやって思い出しながら書いていると、ひとつひとつのコーナーを一生懸命走っている時間の流れと、山が焼け、そこにまた緑が芽吹き、全山が緑に覆われるまでの時間の流れの差のなんとも奇妙な対照感を受け止め切れてない自分がもどかしい。

乱文失礼

本日の走行：１２５．２マイル
ガソリン：３．１８２Ｇａｌ　＄７．００　９６マイル　
　　　　　２．１８４Ｇａｌ　＄４．８０　７７マイル　

山火事

いつもは散歩してからバイクに乗るんだけど、今日はバイクを先にしたらこれが大正解。

ご主人様から隣家に伸びてしまっている木の枝を切りなさいと厳命されたため日没前までに帰らなければならないので、出発は早かったけど帰りを考えて目的地はいつものダム湖の先。毎度同じく対向車の少ない道を行ったり来たりを２、３回。ちょっと早めかなと思ったけど往復している時に見つけたネズミ捕りが移動していたので捕まりたくないから山を下りる。帰り道は高速に乗り西へ、そして南に向かうと正面の空が暗い。

そのうち渋滞というほどではないけれど車の流れが遅くなる。空はますます暗くなりＢＧＭにデスメタルが似合いそうなどす黒いコロナをまとった真赤な太陽が灰色の雲の向こうに見える。日没までは４時間以上あると言うのに周りの景色は金色に染まっている。空気はいがらっぽく時々ヘルメットの隙間から灰が飛び込んできて目が痛い。



結局小一時間焚き火の風下に居続けた状態で高速を下りる。もうのどがイガイガ。写真は下車５分後。ヘルメットは雨の中をトラックの後ろを走ったように灰が当たって汚れているしバイクも然り。リアカウルの白い点や黒いものは５分間で降ってきた灰です。カウルが赤っぽいのは太陽が夕焼け色になっているからです。

家に帰って正面から見るとまるで一晩中走った後のよう。



本日の走行：１６７．７マイル
ガソリン：３．３２３ガロン　＄８．５０　１１６マイル　　

雨 タンクに水って、、、、

先週はダートに行って川崎様と出かけられなかったので、今週こそはと思っていたら、今にも降り出しそうな天気。何回も書いてるけど、カリフォルニアで秋に雨なんて地球はどうなっちゃうのでしょう。

大雨にはならないだろうとたかをくくって出発したとたんにポツリ！幸いちょっと走ったら止んだのでラッキーと思っていたら高速に入るとかなり降ってきた。降ったり止んだりの中を走っていつもの山のふもとまで来ると路面はウェット。何個かコーナーを抜けたらチュルッときたのでビビリミッターオン。その後ゆっくり山の上まで登ると空は明るいのにザーザー降り。

前回に引き続き戦闘意欲消失、ってか走れんでしょうまともに。そのまま山から下りて直帰。高速に乗っていれば上半身は手首、肩口と胸元、下半身は足首しか濡れないのけど街中ではカウルがあっても雨は雨、しっかりパンツまで濡れてしまう。まだ寒い時期でないので家の近くまで来て雨が止むとウエアが乾きだしたのがせめてもの慰めか。
久しぶりにグローブがぐっしょりになる中を走りました。
（ちなみにレインウエア、持ってません）

本日の走行：１２９．３マイル
ガソリン：３．６４７ガロン　＄１０．５０　１２６マイル

＊ガソリンを入れようとタンクキャップをあけたら水が溜まっていたのでこれが日本でクレームになった例の水だと記念撮影。開けた時はもっとあったんだけどガソリンを入れ終わってから撮ったらだいぶなくなっていた。

Trick or Treat

もう昨日になってしまったけど、最近日本でも盛り上がっているハロウィーン。
気持ち悪い飾り付けをして子供が仮装してトリックオアトリートといいながら家々を回りお菓子をもらうと言う変な風習。
夜家にいるとガキンチョがお菓子をあさりに来るので飲み屋に退避してました。その飲み屋にも大きな子供達が、仮装して酒飲んで騒いでましたが。

昔は手作りのクッキーなどをあげても喜ばれたらしいけど最近は悪い大人が増えたせいかお菓子は個包装した市販ものしか受けとらないように監視係の親がしっかり付いてきて回るようになっている。渡す方もスーパーでひとかけらサイズのハーシーズなどを買い用意しておく。



普段は近所に住んでいない人達が、このエリアならお菓子をいっぱいくれるという情報があるらしく車に子供を乗せてわざわざ遠征してくるのもアメリカらしい。一晩歩けば、何週間分かのお菓子が手に入るのだから親も子供もハッピーという訳だ。

凝ったデコレーションの家はガレージにお化け屋敷みたいなものまで作っているけど去年に比べると町のデコレーションが少ないのは不景気のせい？この調子だとクリスマスの飾り付けがどのようになることやら。

写真はモトGPに出ていたその筋では有名なターボ付のZX１４、ちなみにリアビューモニターも付いてます。