"世界恐慌"を乗り越えるための全情報(1)
あなたの預金が溶けてなくなる おカネの価値が100分の1になって、スタバのカフェモカが1杯3万8000円になる---
このような考えはマネタリービジネス最高潮の時代、私はポール・クルーグマンの本を見ながら考えた。
バブルは何が悪い?ポール・クルーグマンの著書を見ていて、明快に言い切る「成長をして何が悪い。バブルが何故悪い。何故リセッションになると支出を控えるのか?」
言われてみればその通りだが、基本的に「バブルの時には、夢を見たり、夢を見ている奴を騙して着実な利口を吹聴するロンブー田村淳が賢いように見えるが所詮利口の連鎖である」と言うのが結論だった。
毎度毎度実体経済に対してマネーは10倍から始まって、200倍までと言うのを見かけた。これは瞬時値を計算するわけにも行かず、所詮は推測であり、期待や、危惧の数値が入っている。
しかしスマトラ沖大津波が発生した時に、商品、株価、債券が全く動じなかったのを見て、金に浮かれている為に、現実に過敏に動かない相場に驚いたものだ。当然現代ビジネスの連中は「当たり前」と思っただろう。
それは竹中平蔵も同じで、鈍感とか、常識や、当事者感覚の無さは、とんでもない事をいとも簡単に見逃す。
さてカフェモカが一杯三万八千円だそうだ。それは今の流通通貨の全量を商品に投入したときの話だ。これを前提に話を吹聴するなら、石炭ショックの前後の相場の話を全く見ていないと告白するだけである。
先ず三万八千円と言うと百倍になるとの簡単な計算の結果だ。経済関係者がそういうなら、明日から過去の人だろう。例えば何年後には?といわないと意味が無い。加速している時期か、安定した時を言うのか?安定したときの話なら、その相場に対して全体の通貨量はどうなのか?と言うことになる。
ポールクルーグマンの理論は、今では「流れに乗った利口なフリのロンドンブーツの田村淳が駄目だ駄目だと、その寝言が自分を形容している事も知らずに吹聴して叩かれている」しかしいまだに真と言える点はある。
通貨の価値が、固定した値ではないから、時と共に価値も変動するし、その流れの重心も変動する。クルーグマンの「活発になれなれ!」と言いながら経済の流れを支持した理論の根底には「金の価値で固定された」世界ではなく「フローの中に瞬時の価値」を見つけたクルーグマンの考えであり信仰である。
困った事に、クルーグマンは、持論をさっさと捨てる点で「潔い」と言う向きもあるが「その場限り」と言う向きもある。彼の敗北宣言は2010年ごろの「失われた10年は意味がある」とほぼベン・バーナンキと同じ頃に認めた事に連動する。
白川総裁の7月13日の挨拶には「わが国の金融政策の確実さは各国から認識されている」との(それっぽい)発言からも「黙れ経済音痴」といわないけど「してやったり」の自慢の「白川の目の光」が見えた。いわく、かつての「ゴールデンラッキー」の「にやり」である。或いは「ふふん」であろう。
しかし、積み重なった負債の問題は当然残る。この発行通貨が「既存の肯定の塊」とは、フィナンシャルタイムズが発表したカリフォルニア州の各市が破綻するのをどう見る?と思う。
通貨の価値保存を「馬鹿が」字面通りに「承った」訳だ…。ご苦労さん。
ソブリンショックでも分かる通り国債などの債券はヘアカットが当然あり得る。金を持っている連中が破産時に債権が消されると言う事がある。と言う事は、この現代経済の吹聴する内容は「金持ちさんの持っている金が絶対に目減りしない」と言いたいのだろう。そして、それがフローである価格に付加されると言うのだろう。もしくは「そう思わせたい」のだろう。
悪いなぁ~。こんなのは戦後すぐの通貨の払い戻し額の上限決定などの、竹中平蔵の合理的ではない政策で起こる事が結構ある。それをやらなかったら、国内が大混乱するだけだ。極めて合理的な判断が金持ちの持っている通貨、債券を帳消しにする事であると「分からせない」「無駄な努力」をご苦労と思う。
つまり通貨の価値下落=インフレ(詐欺師は、この言い方自身をしない)とヘアカット=債券帳消しは同時に進む。どの同時に、その価値を相対的に決定するのは、様々な商品の価値であろう。
大体、敗戦まで、1円は今の千倍以上の価値がある。これを何と「現代ビジネス殿」は御説明するのだろうか?その論法で言うと、スタバのカフェモカは三十八万円となる。それで日本は駄目になったのか?
あまりに単純化すると竹中平蔵の様に2008年五月まで「引当金を当てたからサブプライム問題は過去のものです」と今で言うと「なるほど極めて合理的な御判断ですな」と誰もがニヤニヤしながら言うだろう。
重要な事は、外国の商品が上がれば国内の生産が活発化する。その際最重要ポイントは、農業がどうなるか?と言う問題となる。なら、食料が何より重要なら今投資するは、国内での飼料や肥料、有機農業用資材、そして種の用意である。
先ず餓死が抑えられると、国民の暴動は抑えられる。だが「原発に拘泥する馬鹿の集まり」=「経団連」は事実を分かるだろうか?ああ!馬鹿!下衆!野田と同じ面!
どうだろう?今のうち、旭化成と同じで「私はコスモポリタン」とシンガポールに出て行っては?それが良い、それが良い、そんで祖先や親戚は死んでも良い!そうそう、それが利口と「ロンブー田村淳」が出っ歯を出してニタニタしているよ。
野垂れ死ね!下衆が!
金が、今の権力が、不動のもので、その「小学生でも出来る算数の結果」は、何とも「ご立派な結論」となる。まるで竹中平蔵の今の姿の様に。
私の過去のブログを見てはどうだろうか?見なくても良いよ。だって馬鹿には、現代ビジネスの寝言をまともと思う奴は分からない事ばかり書いているもん。
私の危惧は、先ほど書いたカリフォルニア州の各市が破産する状態が20近くにはなるだろうと言う予測である。日本の問題ばかり吹聴しているが、中国の成長率が悪い理由は、結果に残る前から我々は注目していたがヨーロッパの問題が長引くと中国などの新興国の問題となると言うものだった。その前には2009年から(まぁ出所は2007年12月)の商品高騰で、2009年から、これにより新興国のGDPが抑えられ、インフレが加速したが、欧州通貨危機のお陰で商品が下落して、若干、輸出減速を抑えている。
それと同じでアメリカの地方自治体の問題はアメリカの経済問題となる。2010年や2011年に多発したアメリカの銀行の破綻に伴い、アメリカの地方自治体の破綻が発生して問題となった。それはアメリカ国債の格付けが下がるまで続いたが、大体、大統領選頃には経済問題は早々悪化しないものである。それでも破綻するのは、相当な問題だろうと思う。
これはクレジットラインの影響がいまだに尾を引いているんだなと思わざるを得ない。その一方で、まだまだアメリカの問題、「ファニーメイ」「フレディーマック」の正常化などの債権問題をどうするか?まだまだであろう。
よく馬鹿=馬鹿文科系大学を出て経済がわかったつもりになり、結局流れに流されて噂とか短期的なものを吹聴する馬鹿どもが「中国が日本のGDPを抜いた!」とか「何年か後にはアメリカの経済を越える」と「算数の結果」を吹聴する。
分かった分かった。そうだそうだ。だが今は日本と中国のGDPを合わせてもアメリカに追いつかない。新興国新興国と吹聴するが、新興国のGDPの半分以上は中国が弾き出している。残りの新興国は半分の残りを三分する。つまり新興国のアメリカである中国があり、中国と等しい日本がある。ヨーロッパやアメリカを到底比肩出来ない。その結果、今、「ご立派な経済通様各位」の吹聴されいてる内容は、果たして何の重心を見ての事だろうか?
私の懸念は、債券処理の基本方針は、ほぼ決まりつつある。そして、その過程の決定を待って、今後どうなるか?回復を待てるのか?待てないのか?何より、負債をどのように各国が処理するのを見るのかである。
現代ビジネスの「スタバのカフェモカが1杯3万8000円になる」は、その時の過程であって、その他の価格がどうなるのか?である。
大体考えてみろ。「スタバのカフェモカが1杯3万8000円になる」なら、スタバじゃなくて「タンポポコーヒー専門店」が出展して幅を利かせるだろう。
たかだかコーヒー如き。ナンボのもんじゃ!オタオタすんな!ボケ!
問題はもっと別の方向にある!