歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

魯迅の「帰郷」を見て思う。鍋とは、お安いもんじゃない。鉄危機の問題。

2012年07月11日 00時37分09秒 | 日記

 

魯迅の「帰郷」を学校の授業で読まされたクソ面白くも無い文章である。だが、今となってみると結構良く覚えているものだ。
それは当事の中国人がやたら物を大事にしていた事である。魯迅は葬式があるから外地から帰ってきたのだが、近くの親戚のおばさんがキャーキャーと煩く、大体、物の無心である。つまり親の家には誰も住まないから空き家になるので家財を全部持って行くと言うのだ。
その略奪合戦に魯迅の「寂寥感」が沸いて出る。
その魯迅の台所があったのだが、釜とかヤカンとか無くなっていたようだ。
木造の家は、丁度も、門、戸板、襖等などが無くなり、がらんとしたものだった。
その中で親戚のおばさんの声が響く。
「この釜!もって行くよ!」とのこと。
この釜というもの。実は貴重品である。釜や鍋を貴重品と思う向きは少ないだろう。
1960年代からアルマイトの鍋が出てきて世間を席巻したが、よく穴が開いて穴埋め屋さんがよく来たものだった。
あの頃、鉄といえば、鍋釜トンカチ、釘、トタン、などなど、あまり鉄の製品が無かった。車が来ると、一番大きい鉄の機械だったりする。その前は電気洗濯機、冷蔵庫である。
このような鉄危機の鉄資源はどうされているかというと紙材料ほど回収されていない。回収されないものは10年でボロボロになり、二度と鉄としては使えなくなる。
解け落ちた鉄サビぐらいなら再生できるが、それが何かと混合したら再生は難しい。
事ほど左様に、鉄は、今後その埋蔵量を著しく減らす可能性が高い。その後何が鉄の役割をするのだろうか?である。
鉄の役割は、鉄が取って代わったものとなるだろう。それが鍋釜匙、全部陶器やる。タジン鍋や土鍋が復活する。流石にナイフは鉄だろう。
しかし、鉄を使った構造物は、何を使って使うのだろう?多分、あまり高い建物は作れない。鉄の危機は、鉄鋼業界では言われているが、全体は知らないようだ。まぁ同でも良い。しかし、別の材料を使うにしても溶接が必要でしょう。その溶接はどうするんだ?


理系だから言うね…。オスプレイ問題。

2012年07月11日 00時16分44秒 | 日記

 

オスプレイに関しては、池上ハゲ嘘彰も吹聴していたが、機能問題として到底伝えられていない。
さて、今あるヘリコプターの内回転軸が複数あるのは?と聞かれると、ソビエトで2機、アメリカのch43、44、45、46の4種ぐらいである。
後は全て1軸である。これをググらずに知っている私は、テレビでも十分解説に使えるのにな…。
ソビエトの2機の内1機は斜めにプロペラが交差する奇妙なものだ。そして残りの一機ミル12はオスプレイに良く似ている。
ただ、これは世界一大きいヘリコプターとして有名だが、稼働率はあまり高くなかったようだ。
アメリカのヘリコプターは、菅直人が原発視察の時に乗った奴。プロペラ2つあったでしょう?あれがチヌークって言われている奴なのですが、昔はバートルって言ってたと思うんだけど、こいつです。
これとオスプレイの違いは?というと、先ず進行方向にプロペラが直線に連なっているのに対して、オスプレイは垂直に並んでいる。またチヌークはプロペラの並ぶ列に対して左右にオフセットした構造物は無いが、オスプレイは非対称の構造物が付いている。
更には、チヌークの回転軸の傾斜角度は通常のヘリコプターと同じだがオスプレイは90度傾くという信じられないものだ。
この回転には、見ると油圧を使うようだが、回転する巨大なプロペラを傾けるにはジャイロ効果が邪魔になり、すぐには回転しない。
また、このプロペラを傾けるという行為が、非常に危険である。先ず上昇はプロペラ推力で上がるのだが、それを10°ぐらいの傾斜なら問題ないが、10°を越えて70°までの傾斜がある間が、上昇型の推力から水平型推力+揚力の形にならねばならない。
上昇可能な速度は、あのプロペラであれば100km/h以上だろう。だが、大気速度とプロペラ推力の関係は簡単ではなく、ゆっくり上昇しており、それを斜めにローターを傾けるが、この時に、上昇力としてのプロペラが、水平推力用に、なるまでは時間がかかる。
対気速度は、最初静止時から傾けて100km/hまで加速せねばならず、これがすぐに可能ではない。この不安定な状態を過ぎれば問題は解決するが、同じ問題は着陸の時にも発生する。どちらかと言えば、着陸する時に問題は発生し易い筈である。
速度も下がり羽根の揚力もなくなり、プロペラの推力だけで飛行を維持するのは本当に難しい。
また、様々な問題は現場が過酷ではない状態で発生している。これが戦場だったら、オスプレイは爆風に煽られ幾らもひっくり返り墜落する恐れがある。
このオスプレイはヘリコプターの厄介な問題を解決するものとして考えられたものだという事は分かる。
ヘリコプターは、燃費が悪い、航続距離が短い、移動速度が遅いなどの問題がある。
燃費が悪いのは、揚力を駆動力でプロペラを回すという、徹底的に効率の悪いやり方の為である。垂直上昇ジェットエンジンはイギリス・フランス・ロシアで作られたが、滑走で飛行した場合に対して垂直上昇で飛行した場合航続距離は半分以下となる。
この燃費の悪さから航続距離も短いのは当然である。
またヘリコプターは高速で動けない。理由は回転する後ろから前に行くプロペラが音速に近くなり、揚力バランスが崩れたり、羽根の形状や状態が変になる為である。これが90°に変えた時点で、プロペラは対気速度がプロペラの左右で同じとなり安定する。これで700km/h以上の高速が可能となり、燃費も向上するというのである。
しかしこのヘリコプターは形式上、不時着が難しいというより出来ないようである。概観からオートローテーション(竹とんぼの様な降り方)が使えれば良いのだが、希望的観測で、そのためのオプションとしては取り上げられていない。また通常の飛行機の様に胴体着陸が出来るかといえば、出来ません。プロペラが壊れて、それが同じような位置にある胴体や運転席に襲い掛かるでしょう。
つまり「ウィドーメーカ」は形状から、避けては通れない問題だったと言える。
基本的に、私、コレ乗りたくない。こいつでラペリングして降下作戦すんの?ってアメリカに聞きたいね?とりあえず、最後まで読んだ人、こんな感じと思いました?違うというなら、お教え下さい。