この記事が面白い:雑誌のせいにされた日本半導体の凋落(JBPress)
SoCへ舵を切るのは実は間違っていなかった(湯之上隆)
この記事は私がよく読んでいるJBPressの記事である。
記事の内容は日経マイクロデバイスの記事で半導体の方針が歪曲されたと責めるおっさんの話から始まる。
その時に歪曲されたのがSoCへ開発方針が移ったという事だ。
正確には記事を読んで貰いたいが、私もSoC(SystemOnChip)というもので1つの半導体に複数の機能を作りこんだものである。
これは今世界的な熱狂になっているRaspBurryPi(ラズベリーパイ)もSoCである。
このラズベリーパイはLinuxで動く3100円のPCとして今日経リナックスを中心としてLinuxの虫の大絶賛を浴びている。
注文数は私が読んだ時点で31万台。恐らく今年中に100万台売れるのではないだろうか?日本からも7000台の受注を受けているとの事だが、私はその内3台を頼む予定。今RSからのメールを待っている段階。
このラズベリーパイは安いのも去る事ながら現在注目のARMのチップなのだ。ARMはイギリスのチップメーカーで日本で言えばSHマイコンの規模に相当する。だが現在ARMの方が圧倒している。
ARMは命令セットがペンティアムと違う為LinuxもARM用リナックスで無いといけない。そのLinuxを使う人間が増えているのだ。
またSoCへの移行は、2000年代に馬鹿みたいにPICの様なマイコンを出していた。だが何の特色も無い。日本でワンチップマイコンはH8かPICそうでなければAVRだった。そのチップの流れは1980年代半ばに発生している。
ワンチップマイコン熱は2000年には頂点だった。PICは16Fタイプから18Fタイプに移行し、AVRはメガシリーズに移行したがH8は旧態依然とした様子だった。
大体秋月電子が扱わなければどうなったか?疑問である。
半導体の世界を知りもしない馬鹿文科系大学出は半導体問題を「寝言」ベースでほざくので馬鹿馬鹿しい。
SoCといえば2000年ごろに出てきたPSoCには目が点になった。
プログラムで回路設計が出来る?それもオペアンプの増幅回路が出来るのである。
IPIなどが売っている無線コントローラーユニットの周波数を設定するのがレーザーで微調整できるぐらいは聞いた事があったが、アナログ回路が作れる?と思ったものだ。
この記事はSoCと言っているが色々見るとFPGAなどのCPLDの事も言っているようだ。
このFPGAはデジタルテレビの心臓部である。つまりデジタル家電はアメリカのチップを使って作っていたのだ。
今の日本の家電業界は1997年の韓国のそれに似ている。利益の多くを輸入品に支払っている為に利益率が「高度な製品」で出しにくくなったのだ。
このFPGAの跳梁は2000年から2005年までのITPROの記事を見ると良く分かる。ザイリンクス、アルテラ、テキサス、ラティスとFPGAメーカーが日本企業への売込みをしている。
地デジもカーナビもDVDレコーダーも全部FPGAが幅を利かせている。大体、この動きはDSPが出てきた時点で、この流れになるのは分かりきった事と思っていたが、馬鹿が、DRAMに固執したのである。
ただPICの18FやAVRのメガが売れているとは思えない。思うに流れとしてはPCに匹敵するSoCマシンという事になりLinuxという流れは確定だろう。
ARMは安いとはいえラズベリーパイの3100円は安過ぎで、大体1万円から2万円程度である。
現在ペンティアムの高速度マルチコア路線から分散コンピューティングに移行する流れである。これはIPV6化の問題もあろう。幾ら早いチップを使おうと基盤のクロックはチップのクロックより遅い。プロセスやプロトコールの確立に処理を消費するiPV6ではマシンの多さがモノを言う。またARMは低消費電力である。
基本的に高画質編集、配信に使う以外、マルチコアのチップは余計なのである。何とはなればHPから昔のTSPF端末から1台のLinuxに接続して使うシステムが売りに出されていた。だがコストから考えてラズベリーパイの方が圧倒的に有利である。
その事はAppleのfxを見て思った。今のオフィス処理は32MHzのクロックで32MBitのメモリーのパソコンで十分やれている。ペンティアムを3GHzでまわすなど馬鹿馬鹿しい。デュアルコアがペンティアムではなくセレロンでは無くアトムのチップが散見される。だが今やARMで構成されるデュアルコアが市場に出てきている。
i386互換の規格だから、今は日陰者だが、その内、様々な所が改良するだろう。そうなるとARMは今後の格安・相応機能のPCとして無視できなくなる。
半導体屋さんは、こんな事を思わないのだろうか?
私はラズベリーパイの話を聞いた時に「これ!面白い!Linuxが無駄に使える!面倒なUSBやLANの基盤を作ってファーム組まんでもやれる!」と喜んだ。グラフィックに無理は出来ないが、しかしHDMIで画像が使えるなら何とかなるだろう。
ユビキタスで使うの何のとスマホが騒がれているが、ちょっといじるには、この手のSoCの方が良いし、OS規格に合えばARMでもi386とある程度相乗りできる。このメリットは大きい。
今も年をとってLinuxに夢中な馬鹿であるが、少なくとも、どの半導体が凄い、どのOSが凄い、何が出来る、何が出来ないぐらいは分かる。
これを見て「オタク」と思っている連中には言いたい。
お前はこれを見て凄さが分からないのか?それでコンピューターが前提である世界で何が出来ると思っているのか?お前は精々コンピューターに使われているだけだと。
全部が専門家である必要性は無い。だが知らないならなるべく使える分の可能性を自分で切り開かないと新しいコンピューターは自分の戦力にはならない。所詮と前置きをする時点で思考が停止している。
私にはLinuxがラズベリーパイで動く、それも3100円でとなると、その先の構成が目に浮かぶ。面白い事になりそうだ。
だが、その世界を知らず、人の所為にする半導体関係者に問いたい。
あんたもこうすれば利口と思っていたのか?私はこのチップは滾る!と思った。どうやって構成して、このユニットをやれるか?
今次の日経Linuxが待ち遠しい。
SoCへ舵を切るのは実は間違っていなかった(湯之上隆)
この記事は私がよく読んでいるJBPressの記事である。
記事の内容は日経マイクロデバイスの記事で半導体の方針が歪曲されたと責めるおっさんの話から始まる。
その時に歪曲されたのがSoCへ開発方針が移ったという事だ。
正確には記事を読んで貰いたいが、私もSoC(SystemOnChip)というもので1つの半導体に複数の機能を作りこんだものである。
これは今世界的な熱狂になっているRaspBurryPi(ラズベリーパイ)もSoCである。
このラズベリーパイはLinuxで動く3100円のPCとして今日経リナックスを中心としてLinuxの虫の大絶賛を浴びている。
注文数は私が読んだ時点で31万台。恐らく今年中に100万台売れるのではないだろうか?日本からも7000台の受注を受けているとの事だが、私はその内3台を頼む予定。今RSからのメールを待っている段階。
このラズベリーパイは安いのも去る事ながら現在注目のARMのチップなのだ。ARMはイギリスのチップメーカーで日本で言えばSHマイコンの規模に相当する。だが現在ARMの方が圧倒している。
ARMは命令セットがペンティアムと違う為LinuxもARM用リナックスで無いといけない。そのLinuxを使う人間が増えているのだ。
またSoCへの移行は、2000年代に馬鹿みたいにPICの様なマイコンを出していた。だが何の特色も無い。日本でワンチップマイコンはH8かPICそうでなければAVRだった。そのチップの流れは1980年代半ばに発生している。
ワンチップマイコン熱は2000年には頂点だった。PICは16Fタイプから18Fタイプに移行し、AVRはメガシリーズに移行したがH8は旧態依然とした様子だった。
大体秋月電子が扱わなければどうなったか?疑問である。
半導体の世界を知りもしない馬鹿文科系大学出は半導体問題を「寝言」ベースでほざくので馬鹿馬鹿しい。
SoCといえば2000年ごろに出てきたPSoCには目が点になった。
プログラムで回路設計が出来る?それもオペアンプの増幅回路が出来るのである。
IPIなどが売っている無線コントローラーユニットの周波数を設定するのがレーザーで微調整できるぐらいは聞いた事があったが、アナログ回路が作れる?と思ったものだ。
この記事はSoCと言っているが色々見るとFPGAなどのCPLDの事も言っているようだ。
このFPGAはデジタルテレビの心臓部である。つまりデジタル家電はアメリカのチップを使って作っていたのだ。
今の日本の家電業界は1997年の韓国のそれに似ている。利益の多くを輸入品に支払っている為に利益率が「高度な製品」で出しにくくなったのだ。
このFPGAの跳梁は2000年から2005年までのITPROの記事を見ると良く分かる。ザイリンクス、アルテラ、テキサス、ラティスとFPGAメーカーが日本企業への売込みをしている。
地デジもカーナビもDVDレコーダーも全部FPGAが幅を利かせている。大体、この動きはDSPが出てきた時点で、この流れになるのは分かりきった事と思っていたが、馬鹿が、DRAMに固執したのである。
ただPICの18FやAVRのメガが売れているとは思えない。思うに流れとしてはPCに匹敵するSoCマシンという事になりLinuxという流れは確定だろう。
ARMは安いとはいえラズベリーパイの3100円は安過ぎで、大体1万円から2万円程度である。
現在ペンティアムの高速度マルチコア路線から分散コンピューティングに移行する流れである。これはIPV6化の問題もあろう。幾ら早いチップを使おうと基盤のクロックはチップのクロックより遅い。プロセスやプロトコールの確立に処理を消費するiPV6ではマシンの多さがモノを言う。またARMは低消費電力である。
基本的に高画質編集、配信に使う以外、マルチコアのチップは余計なのである。何とはなればHPから昔のTSPF端末から1台のLinuxに接続して使うシステムが売りに出されていた。だがコストから考えてラズベリーパイの方が圧倒的に有利である。
その事はAppleのfxを見て思った。今のオフィス処理は32MHzのクロックで32MBitのメモリーのパソコンで十分やれている。ペンティアムを3GHzでまわすなど馬鹿馬鹿しい。デュアルコアがペンティアムではなくセレロンでは無くアトムのチップが散見される。だが今やARMで構成されるデュアルコアが市場に出てきている。
i386互換の規格だから、今は日陰者だが、その内、様々な所が改良するだろう。そうなるとARMは今後の格安・相応機能のPCとして無視できなくなる。
半導体屋さんは、こんな事を思わないのだろうか?
私はラズベリーパイの話を聞いた時に「これ!面白い!Linuxが無駄に使える!面倒なUSBやLANの基盤を作ってファーム組まんでもやれる!」と喜んだ。グラフィックに無理は出来ないが、しかしHDMIで画像が使えるなら何とかなるだろう。
ユビキタスで使うの何のとスマホが騒がれているが、ちょっといじるには、この手のSoCの方が良いし、OS規格に合えばARMでもi386とある程度相乗りできる。このメリットは大きい。
今も年をとってLinuxに夢中な馬鹿であるが、少なくとも、どの半導体が凄い、どのOSが凄い、何が出来る、何が出来ないぐらいは分かる。
これを見て「オタク」と思っている連中には言いたい。
お前はこれを見て凄さが分からないのか?それでコンピューターが前提である世界で何が出来ると思っているのか?お前は精々コンピューターに使われているだけだと。
全部が専門家である必要性は無い。だが知らないならなるべく使える分の可能性を自分で切り開かないと新しいコンピューターは自分の戦力にはならない。所詮と前置きをする時点で思考が停止している。
私にはLinuxがラズベリーパイで動く、それも3100円でとなると、その先の構成が目に浮かぶ。面白い事になりそうだ。
だが、その世界を知らず、人の所為にする半導体関係者に問いたい。
あんたもこうすれば利口と思っていたのか?私はこのチップは滾る!と思った。どうやって構成して、このユニットをやれるか?
今次の日経Linuxが待ち遠しい。