歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

この記事が面白い:雑誌のせいにされた日本半導体の凋落

2012年07月03日 01時23分58秒 | 日記
この記事が面白い:雑誌のせいにされた日本半導体の凋落(JBPress)
SoCへ舵を切るのは実は間違っていなかった(湯之上隆)

この記事は私がよく読んでいるJBPressの記事である。
記事の内容は日経マイクロデバイスの記事で半導体の方針が歪曲されたと責めるおっさんの話から始まる。
その時に歪曲されたのがSoCへ開発方針が移ったという事だ。
正確には記事を読んで貰いたいが、私もSoC(SystemOnChip)というもので1つの半導体に複数の機能を作りこんだものである。
これは今世界的な熱狂になっているRaspBurryPi(ラズベリーパイ)もSoCである。
このラズベリーパイはLinuxで動く3100円のPCとして今日経リナックスを中心としてLinuxの虫の大絶賛を浴びている。
注文数は私が読んだ時点で31万台。恐らく今年中に100万台売れるのではないだろうか?日本からも7000台の受注を受けているとの事だが、私はその内3台を頼む予定。今RSからのメールを待っている段階。
このラズベリーパイは安いのも去る事ながら現在注目のARMのチップなのだ。ARMはイギリスのチップメーカーで日本で言えばSHマイコンの規模に相当する。だが現在ARMの方が圧倒している。
ARMは命令セットがペンティアムと違う為LinuxもARM用リナックスで無いといけない。そのLinuxを使う人間が増えているのだ。
またSoCへの移行は、2000年代に馬鹿みたいにPICの様なマイコンを出していた。だが何の特色も無い。日本でワンチップマイコンはH8かPICそうでなければAVRだった。そのチップの流れは1980年代半ばに発生している。
ワンチップマイコン熱は2000年には頂点だった。PICは16Fタイプから18Fタイプに移行し、AVRはメガシリーズに移行したがH8は旧態依然とした様子だった。
大体秋月電子が扱わなければどうなったか?疑問である。
半導体の世界を知りもしない馬鹿文科系大学出は半導体問題を「寝言」ベースでほざくので馬鹿馬鹿しい。
SoCといえば2000年ごろに出てきたPSoCには目が点になった。
プログラムで回路設計が出来る?それもオペアンプの増幅回路が出来るのである。
IPIなどが売っている無線コントローラーユニットの周波数を設定するのがレーザーで微調整できるぐらいは聞いた事があったが、アナログ回路が作れる?と思ったものだ。
この記事はSoCと言っているが色々見るとFPGAなどのCPLDの事も言っているようだ。
このFPGAはデジタルテレビの心臓部である。つまりデジタル家電はアメリカのチップを使って作っていたのだ。
今の日本の家電業界は1997年の韓国のそれに似ている。利益の多くを輸入品に支払っている為に利益率が「高度な製品」で出しにくくなったのだ。
このFPGAの跳梁は2000年から2005年までのITPROの記事を見ると良く分かる。ザイリンクス、アルテラ、テキサス、ラティスとFPGAメーカーが日本企業への売込みをしている。
地デジもカーナビもDVDレコーダーも全部FPGAが幅を利かせている。大体、この動きはDSPが出てきた時点で、この流れになるのは分かりきった事と思っていたが、馬鹿が、DRAMに固執したのである。
ただPICの18FやAVRのメガが売れているとは思えない。思うに流れとしてはPCに匹敵するSoCマシンという事になりLinuxという流れは確定だろう。
ARMは安いとはいえラズベリーパイの3100円は安過ぎで、大体1万円から2万円程度である。
現在ペンティアムの高速度マルチコア路線から分散コンピューティングに移行する流れである。これはIPV6化の問題もあろう。幾ら早いチップを使おうと基盤のクロックはチップのクロックより遅い。プロセスやプロトコールの確立に処理を消費するiPV6ではマシンの多さがモノを言う。またARMは低消費電力である。
基本的に高画質編集、配信に使う以外、マルチコアのチップは余計なのである。何とはなればHPから昔のTSPF端末から1台のLinuxに接続して使うシステムが売りに出されていた。だがコストから考えてラズベリーパイの方が圧倒的に有利である。
その事はAppleのfxを見て思った。今のオフィス処理は32MHzのクロックで32MBitのメモリーのパソコンで十分やれている。ペンティアムを3GHzでまわすなど馬鹿馬鹿しい。デュアルコアがペンティアムではなくセレロンでは無くアトムのチップが散見される。だが今やARMで構成されるデュアルコアが市場に出てきている。
i386互換の規格だから、今は日陰者だが、その内、様々な所が改良するだろう。そうなるとARMは今後の格安・相応機能のPCとして無視できなくなる。
半導体屋さんは、こんな事を思わないのだろうか?
私はラズベリーパイの話を聞いた時に「これ!面白い!Linuxが無駄に使える!面倒なUSBやLANの基盤を作ってファーム組まんでもやれる!」と喜んだ。グラフィックに無理は出来ないが、しかしHDMIで画像が使えるなら何とかなるだろう。
ユビキタスで使うの何のとスマホが騒がれているが、ちょっといじるには、この手のSoCの方が良いし、OS規格に合えばARMでもi386とある程度相乗りできる。このメリットは大きい。
今も年をとってLinuxに夢中な馬鹿であるが、少なくとも、どの半導体が凄い、どのOSが凄い、何が出来る、何が出来ないぐらいは分かる。
これを見て「オタク」と思っている連中には言いたい。
お前はこれを見て凄さが分からないのか?それでコンピューターが前提である世界で何が出来ると思っているのか?お前は精々コンピューターに使われているだけだと。
全部が専門家である必要性は無い。だが知らないならなるべく使える分の可能性を自分で切り開かないと新しいコンピューターは自分の戦力にはならない。所詮と前置きをする時点で思考が停止している。
私にはLinuxがラズベリーパイで動く、それも3100円でとなると、その先の構成が目に浮かぶ。面白い事になりそうだ。
だが、その世界を知らず、人の所為にする半導体関係者に問いたい。
あんたもこうすれば利口と思っていたのか?私はこのチップは滾る!と思った。どうやって構成して、このユニットをやれるか?
今次の日経Linuxが待ち遠しい。

世界はアラブが支えているの?

2012年07月03日 00時15分34秒 | 日記
今日ユーロのサッカーのニュースを見た。
スペイン優勝だそうな。
まぁ皆元気な事。揃いも揃って金融危機のはずだがサッカーは別次元のようだ。
危機って嘘?
毎度そう思わざるを得ない。
だがインテルはスポンサーがクウェート王家だったろうか?いずれにしてもファハド王家と言っていれば当たっているだろう。
またイギリスのデパート大手ハロッズはアラブ人で武器商人だったアルファイドのおっさんから、どこぞのアラブ王家に所有権が移ったと聞いた。
皆が気づいていないだろうが、アラブの資金は大量に回っている。何処が出資?と言う時に、たまに見るのがアラブの資本で、もう香港の投資会社と言っても中国なのか?と思えば中東の関係とか欧米の関係とかあってよく分からない。
アラブはエネルギーが大分気になるようで、元々原油で儲けているからエンロンなどの一時期の羽振りのよさは、大量の資金が何処かから出ていたからだ。
ビルゲイツが原発のベンチャーに投資しているが、製薬、エネルギー、鉱山開発と一口の投資額が多くて、また投資する人間を厳選する分野ではアラブは欠かせないようである。
その客の選り好みというのは本当にあるのか?と思えば卑近で言えば野村證券では1億程度の投資では「小口」と言うことで「クズ株を押し付けられる」と言う話は1990年代に聞いた。その頃の大口は「10億円」だったそうだ。そんだけ金を持っていると野村の社員を顎で使えたらしい。デフレの頃だからね。
今となっては百億も要るのだろう。だがメリルリンチのリーマンショック時のCEOだったスタンレーEオニールの顧客と社員の選別・淘汰の凄まじさは字面で読んでいて事実とは思えなかった。
その一方でサブプライム証券のリスクに関しては「全くと言って良いほど」「無関心」だった。この辺りが、どう考えていたのか?疑問な所だ。
モルガンスタンレーの上層部の一人だったフランク・パートノイは「お前たちお人よしは俺たちの作ったクズ債券を有り難く先を奪って買っていったんだ!情報はこちらの法が圧倒的にある!」とあからさまに確信犯をひけらかしていた。
スタンレー・E・オニールも金融関係者だから分かっていたのだろう。だが、よくもそんな「クズ債券」を餌に人を選別し金をせしめたものだと呆れる。
やっぱり竹中平蔵は「世界基準だったんだ…」とも思う昨今。こうなると「グローバル経済専門の経済学者辞めますか?それとも人間辞めますか?」と標語を当てたくもなる。
そんな金融の世界も見方によっては自縄自縛の状態となっていた。原因は金融ビッグバン。我が世の春、濡れ手に粟とマーガレット・サッチャンが進めてきた経済イベントだった。サブプライムローン問題が破裂するまでは。
だがその一方でオイルダラーの資金がスイス銀行に入るもんだと思っていたらドバイの金融センターに移動してきたとのお話。やっぱりそうでしょうと納得した。
イギリスのドラマ「特捜班CI5」の中で「スイスフラン」と言うとテロリストが(アカですよアカ)「汚い通貨だな?」と言った。私も「アラブではそういわれているだろう」と思っていた。
便利だから使っていたというのがオイルダラーの本音で、いけ好かない(とアラブ人が思っているだろう)ユダヤ人に「命の次に大事な金」を預けるのもどうかと思っていたのだろう。
かくて資金は何処で運用しても同じならと言う事で名前を変えて形を変えてアラブの金でも世界中にある。都合の良い時に都合のいい形にして…。それが出来るのも元々のたくわえの巨大さゆえである。
実の所を言うとアラブ人が今一番要らないのは「石油を売って貰う金」であるのがニュースの映像を見てもよく分かる。
通貨、それが債券であっても、大なり小なりでヘアカットされて価値を失うという事を見切っているのだろう。増えないのはともかく減るのは我慢なら無い。
何よりアラブには大量の金がある一方資源は何時か無くなるのだ。なら稀少な資源をどうせ目減りする金に買える事なんぞ「実に馬鹿馬鹿しい」事だろう。
アメリカやベネズエラの様な所を除いては石油をそんなに必死に売る必要性が無いのだ。シェールガスが出て一時的に天然ガスの相場が落ちた時に2006年ぐらいの天然ガス投資を行ったアラブの国が損失を計上したと言って騒ぎがあったのは2007年か2008年だったと記憶している。
その結果、一時期天然ガスの価格暴落を忌避した動きがあったが、グリーンスパンの色褪せた本「激動の時代」(だったっけ?)にもあるように「天然ガスは採掘し始めると止める訳にも行かず、だからとて採掘量が安定しているわけではない」との事である。
尻の重さ比べは今回に限り「アラブの敗退」だろう。我々も彼らもエネルギーの性質を考えた場合天然ガスシフトというのは悪い選択ではないだろう。アメリカも売りに出ているらしいがロシアも売っている。竹島のハイドレートをアメリカが共同して売るというのなら我々はロシアから買うべきだろう。
しかし原発から離れないとはどう言う事だろうか?
連中は利権利権と、それに嵌っているだろうが、ちょっと考えてみては?東電の元社長清水は今世界に旅行に行けば必ずマークされるほどの世界的な悪人である。勝間田も同じである。それほどの目に遭いながらあてがい扶持が3000万円程度である。自分の名前を公で二度と口に出来ない身分に成り下がってである。それがどの程度酷いかは、決して語られないだろうが、まぁ酷いものだろう。
原発利権とは何れ世界で表立って一言も言えないものになる事が分からないのだろうか?多少は「小汚いくても金が入るから良いんだ」との諦めは通貨の破綻で利益が大きく既存されるだけでなく、場合によっては綺麗に無くなる。
ただ東大の連中が誇らしげにマンガン団塊を吸い上げたと吹聴している。この辺りもハイドレートと同じで「何年前の事を言っているんだよ」と辟易する。
マンガン団塊は1978年だったから少年ジャンプの時事ネタを扱う4コマ漫画にも載っていた。(覚えている人は殆ど居ないだろうが)
事ほど左様に、何か日本は「資源が無い」と言う「馬鹿文科系大学出が信じ込む嘘」が定着している。本当に馬鹿は困る。何故事実を見ないし覚えていないのだろう?
腐ったピザを誇らしげに見せる文科系大学出の馬鹿面を見るにつけ馬鹿馬鹿しいと思う。加えて池上彰に騙されるのだ。もう殆ど人間ではないな。