真璃通信

ティールーム&ギャラリー 真璃

奇跡のりんご

2010-01-27 20:40:05 | Weblog
 真由美さんも是非読んで下さい、という言葉と共に手渡された本。

NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」に登場以来、現在も無農薬無肥料のりんご栽培のかたわら、国内外問わず体得した自然農法の農業指導や講演会で飛び回る日々を続けているという青森県のりんご農家の木村秋則さん。

この本を読み終わった頃、見計らったかのように知人から、上越で木村さんの講演会がある事を知らされた。
そして、ご縁あってお声掛けを頂き、地元で自然農業に携わっている方々と同行させて頂く事が出来ました。

当日の講演会の壇上に登場した木村秋則さんは、小柄で誠実なお人柄がそのまま素直に伝わってきました。
青森弁のなまりも、出来るだけ言葉をみなさんに分かりやすくお話できるように心がけます、という語り口にも誠実さが溢れていた。

りんごに限らず無農薬無肥料の農産物が安価でみんなが手に入れる事の出来る世の中になる事が私の夢であると本の中で語っておられた通り、農業で明るい未来をみんなで築いて行きましょう、と力強く語っておられた。

私は直接農業には携わってはいないけど、家族の食事はもちろん、真璃でのランチやケーキなど、調理したものをお客さまに提供する身として是非聞かせて頂きたいと思っての上越行きでした。
会場と時間さえ分かれば、ひとりでも行こうと思っていたけれど農業を目指す地元の若者達と同行出来た事も嬉しい体験でした。

里山にダッシュ村のようなものをみんなで計画中です、と秋葉区からの方。かも農法のコメ作りに励んでおられる方、農学部をこの春卒業後近県の研修機関で一年半後には独立を希望の学生さん、仕事しながら自然農法を学びたい…などなど、語り合いながらの道中も楽しく過ごす事が出来ました。
みなさん、ありがとうございました。

講演会場を埋めていた500人近い方々も多くは農業従事者だったようにお見受けしました。

先の見えない暗い話題ばかりの今のこの国の中で、「農業」には夢がある、夢を持っている人がいる、そんな印象でした。久々に明かりを前方に見た気がしました。
とは言え、農業は厳しい自然相手のお仕事、様々なご苦労や困難もおありだと思いますが、私なりに精一杯の応援をしていきたいと思いました。

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