真璃通信

ティールーム&ギャラリー 真璃

介護日誌もまもなく…

2012-03-30 00:50:35 | Weblog
父が倒れた日から、まもなく三年が経とうとしています。

お父様はその後如何ですか?と折々に心配して下さる方、励まして下さる方のお声に温かく包まれております。

ありがとうございます。

その後の父は、麻痺と老化はやはり少しづつ進んではおりますが…これは仕方のないことでむしろ自然なことなのでしょう。……

けれども、お陰さまであの精神的な激しい落ち込みから徐々に持ち直し、また、デイサービスなどの介護の施設にも慣れてくれて、今は月に二度ほどのショートステイにもお世話になれるようになりました。

この三年の月日は老齢の父が自分の状態の受け入れに必要な時間経過だったのでしょう。

この頃は動かないなりにもリハビリに積極性も見られるようになりました。

こんな父の様子をお世話になった当初緊急入院した病院の看護師さんや理学療法士さんにお知らせとお礼を申し上げたくて、と思いつつなかなか時間がとれずにおりましたが、ようやく足を運ぶことができました。

丁度お二人とも勤務日で、再会することが出来ました。
お二人とも父の様子を喜んで下さり、こちらもあらためて感謝をお伝えすることができました。

そして帰宅後に父に報告。

今日ね、S看護師さんとね、リハビリのkくんにね、会えてね、お陰さまで元気になりましたよー、リハビリを頑張っています、って言ったらね、とっても喜んでくれたよ、おじいちゃん、頑張ったもんね、よかったねー。と言うと、

あー!Sくん!と言うなり絶句して涙、の父でした。

父の胸中には辛かった入院中に根気よくリハビリをしてくれた彼のこと、そして励ましてくれて話を聞いてくれた看護のSさんの笑顔が浮かんでいたのでしょうか。

父と一緒に、涙がこぼれてしまった私でした。