真璃通信

ティールーム&ギャラリー 真璃

 父の日に

2011-06-22 00:41:20 | Weblog
マヒ足に装具を着け、4本杖を頼りに車椅子の所までたどりつこうとしている父…支えているのは母です。

たった一歩が すごく時間がかかるのです。その場に立つことすら、誰かの支えがないと出来ません。

右半身マヒ。重度障害 介護度4。

脳出血で倒れてから二年と二ヵ月が経過しました。

当初は自力で起き上がることも、座ることも出来なかった父。

ショックからパニック障害のようになり、精神不安から抜け出せず、苦痛を訴え続ける父との日々は家族共々に苦しい日々でした。

二度の入院を経て今は自宅介護の日々です。

最初の頃は、行くことを嫌がっていた介護支援センターのデイサービスやショートステイにも少しづつ慣れてくれて、センターからの朝のお迎えに、まるで出勤するかのように 行ってきます、と私に声を掛けていってくれるようになりました。

好きだったテレビの番組や新聞にも目を通すようになり 気持ちの安定の様子が見受けられます。

おむつも殆どしないですんでいます。ここまで こんな状態にまでなれるなんて ケアマネさんもびっくりされて「すごいです!ここまでなれるなんて…なんだか僕、とても感動しました。」と言って下さいました。


 退院後の介護が少しでも軽くなるようにと入院中に懸命にリハビリ指導して下さった理学療法士さんや作業療法士さん、看護士さん達に、またあらためて深く深く感謝です。

倒れて最初の三ヵ月間のリハビリの如何によって その後の介護の度合いが大きく違ってくるのですよ、とのことでした。。

右半身のマヒは変わりなく、そして やはり 老化は除々に進んではおりますが 生命のともしびある限り 少しでも明るい日々を送ってほしい、と願っています。

今年の父の日は、マヒした身体へのマッサージを致しました。
父への介護で疲れている母にも!
二人とも気持ちよさそうにしている様子に私も心地よいのです。


いつも ご心配下さり、ありがとうございます。
心からの励ましのお言葉にどれほど慰められたかしれません、ありがとうございます。