立ち上がること

　朝が来ました

足があるから　立ち上がること　できるんです。

たとえ　足がなくても。　

　どうか　力を。

ひとりじゃない　その思いを強くして下さい。

生命があれば　芽生えます、雑草のごとくに。

手を握り会い　励まし合い　声を出して下さい。

　ぬくもりを寄せ合って。

どうか心を強くもって下さい。

灯り

　
　節電！が　合い言葉になりました。


　ろうそくの灯り　

静かに　ゆれる光りに　祈りを込めます。



　小学生の時に　私も地震の被災者になりました。

地震による火災から石油タンクが次々に爆発し、黒煙が幾日も空を覆い、昼間も夜のように暗かったのを覚えています。


地震による被害で流れ出た重油に引火、家が燃え、住んでいた町はなくなりました。

　
着のみ着のまま　焼け出された私達家族、全員が揃うことができたのは翌日でした。


新潟から、ぐにゃぐにゃに曲がった線路添いに歩いて、柏崎の親戚の家に行きました。
私と妹は　そこに二月ほど預けられ　…暑い夏を過ごしました。

父と母は新潟に戻り、日和浜などで野宿しながら　仮設住宅が出来るまでの間、復興に努力したようです。


生命あればこその、今　があります。


私の体験した、あの被災の　何倍もの　辛さを今　背負われておられる方々を思う時　私には　言葉がありません。

　一日も早い　復興と平安を祈るばかりです。