７２歳のジャズシンガー

　真璃のブログへようこそ。
昨夜は、とあるライブハウスで　７２歳のジャズシンガーの歌声を聴いた。
この夜の編成は　ピアノとベース、ギターにドラム、そして飾り気のないウエーブした銀髪が肩までの彼女の五人。オープニングの曲はジョン・コルトレーンからだった。　
トークは苦手なので、という彼女は次から次へと歌い継いだワンステージは一時間。休憩を挟んでさらに一時間！！
細い体、全身から絞りだすように歌う、彼女の歌声には　４０年間歌い続けて来た彼女の決して楽ではなかったであろう人生の重みが確かに見え隠れしていたように思う。
言葉少ななトークの中で語っておられたのは　この４０年間余りの、様々な辛い事の中、なんとかやってこれたのはこのライブハウスのお陰です。お礼は歌う事でお返しするしかありません。と。
歌は彼女の人生、そのものなのだと　やはり感動を覚えずにはいられませんでした。

ウイークディは仕事に差し支えないよう、体調管理第一に夜の外出は控えている私。けれどこの夜のジャズは貴重な体験となりました。
ありがとう、Ｈ・Ｔさん。。〓真璃通信〓