国家検定一級和裁技能士のブログ、裁縫記:It is a blog of tailor of a kimono.

着物や和裁を紹介しています。
I am explaining a kimono and sartorial art.

綿入れの着物

2005年12月23日 21時56分26秒 | 未分類
私が出来る綿入れは今のところ羽織下だけで、袖や身八ッ口が付く物は未経験です。
NHKのおしゃれ工房で真綿入りの道中着を紹介していましたが、これは出来れば作ってみたいと思います。
 それとわが家のご近所で見事なクリスマスの飾り付けをしているお家が有るのですが、それこそいつか綿入れの着物を着て鑑賞してみたいです。


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化繊

2005年12月22日 21時18分00秒 | 未分類
化繊と絹の見分け方は?と聞かれてもうまく表現出来ません。
 一昔前の化繊は、熱い鏝をかけると消滅したのですが、最近は品質が良くなり、残り布を無くす方法も使えません。
 それらの自分なりの見分け方は、化繊は”べろっ”として重く、鏝をかけると石油っぽい臭いがするところでしょうか。
 化繊は天然繊維には無い優れた性質が有りますが、絹織物中心で修行した私には、未知の領域です。

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きせ

2005年12月21日 21時31分00秒 | 未分類
コート類以外の着物の縫い目には、大抵きせがかかります。
 このきせを綺麗にかけるのも腕のうちですが、きせがはだける事を恐れて多めのきせをかけた着物は、寸法をとるのに苦労します。
 写真は着物の裏の素縫いの、流れの衿と衽の小接ぎの写真ですが、小接ぎ付近はきせがかかる方に緩みを入れると、きせがはだけにくくなります。
 追伸、今回の記事は上野和裁語で書いてみました。

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すりこみ

2005年12月19日 20時57分52秒 | 未分類
いきつけの床屋さんの飼い猫のクロちゃんの好物は、焼き海苔だそうです。
 猫さんは毛玉を吐く為に猫草を食し、それは本能的なものだそうですが、テレビ等で紹介されている変わった食物が好きな猫さんは、成長期の味覚を覚える時期に食べていた物が好物となり、育った環境によってはそれが必ずしも適食ではないそうです。
 話を和裁に戻しますと、色んな仕事を教わっても、それを消化しなければものになりません。
 「教わった通りにやったのですが....」とゆう言い訳も最低ですが、手つきが少し違うだけで目くじらたてるのも、今となれば大人気ないと思います。


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階段

2005年12月18日 21時41分22秒 | 未分類
由緒正しいお殿様クラスが埋められているお寺さんの階段の一段一段全てが踊り場みたいに広く感じ、そのあたりを千駄木の先輩に聞いたところ、籠で登り降りし易い為だと教わりました。
 その籠の乗り心地も話に聞くと余り快適では無かったそうで、日本ではヨーロッパの様に車輪が付いた人用の乗り物が、平安時代の牛車以降あまり発達しなかったそうです。
 そういえば着物の上に着用するコートですが、英語が無かった江戸時代には道行きと言っていたそうです。 

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袷の羽織を袖無しのちゃんちゃんこにする、づくなし的な直し方

2005年12月17日 21時01分10秒 | 未分類
1、袖を取って、袖付け廻り縫い、一部分をくける。
2、表と裏の肩山をそくに縫い5分の肩下りを作り、その縫込みを後身頃にたおし縫込みを裏地のみにくける。
3、後幅と肩幅を同寸にして、襠頭から肩山迄の縫込みを裏地にくける。
 本当は洗い張りをして、へら付けからやり直すべきですが、運針とくけの技術があれば、こんなづくなし的な方法も可能です。


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羽織の乳下り

2005年12月16日 22時06分52秒 | 未分類
修行時代に大き過ぎる不細工な乳をこしらえて、師匠に「こんな馬が首を釣るような乳(ち)を作りやがって!」と怒られた事が有りました。
 体型によって誤差は有りますが、男物では身長の0.85倍が肩からの着丈寸法とすると、その四分の一が肩からの乳下り寸法です。
 女物の乳下りは帯の上端と帯止めの中間が標準で、肩から測ると8寸5分から9寸位の位置になります。
 どちらかと言えば乳下りの位置は高い方が無難で、その理由は羽織の紐のふさは礼服になるほど大きく立派になるので下に垂れ、乳下りが低いと刀を抜く時の邪魔になるからだそうです。


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火の見やぐら其の参

2005年12月15日 21時43分19秒 | 未分類
昨日教育テレビで、市田ひろみ先生が着物初心者の為の、アンティーク着物の選び方や、着こなし方をやさしく教える番組を放送していました。
 私はアンティーク着物では、おはしょりで分がある身丈よりも、裄寸法が気になります。
 裄や袖幅、肩幅は反物幅引く縫い代以上にはなりません。
 今でこそ1尺5分幅や1尺1寸幅の生地がありますが、ちょっと前までは9寸7分位の反物がほとんどだったと思います。
 仮に反物の幅が9寸7分で、裄全体の縫い代を8分と仮定すると1尺8寸6分の裄寸法がいっぱいとなります。
 他に後幅と肩幅の差や、裏地の幅など”いっぱい”は口にするのは簡単ですが、仕立てる前に確定するのは困難です。
 写真は蒸気アイロンから出た、蒸気を吸い出すアイロン台で、和裁以外では化繊やウール製の洋服の折り目付けや、しわ取りには最適です。

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火の見やぐら其の弐

2005年12月14日 21時18分52秒 | 未分類
神奈さんに教えて頂き、自分なりにも調べた結果、背の高い人の事を”火の見やぐら、半鐘泥棒、半鐘盗人”と表現する事を知りました。
 一般に背の高い人は裄寸法が長く、裄の長い方たちが皆fatなら仕立易いのですが、成人病と疎遠な方の体型となると裄の曲がりが大きく、脇の縫込みの始末に苦労します。
 ”火の見やぐら”の章で書いた、裄の曲がりが大きい時の縫い方をざっと説明しますと、
1、肩山の1尺1寸から1尺1寸5分の位置に裏表共、後前両身頃に揚げをします。(前身頃の揚げも脇の縫込みの中は縫わないで、裏の揚げは後前とも1寸程度の摘みにします)

2、裄の曲がりは内揚げのところから曲げる。

3、裄廻りの脇の縫込みの地の目を下に下げる(写真参照、裄廻りの脇の縫込みを正バイヤスに引っ張り鏝をかける)

追伸、写真は右側が肩山です。


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アイロン

2005年12月13日 21時49分33秒 | 未分類
私は現在三種類のアイロンを使っています。
 一番スタンダードな使い方は、仕上げではサーモスタット無しの6ポンドアイロンを使い、
 ちなみにこのアイロンの温度調節は以前紹介した、”メジロと高田馬場”の電気技師のおじさんお手製の、ON、OFFが光で分かる照明スイッチを改造した物を使っております。
 あと四十肩で重いアイロンが辛いときは、お化けみたいに電気はくいますが、すごく軽い写真のフィリップス製のアイロンを使い

地のしには値段は高いですが蒸気の出方が安定している、クリーニング屋さんなどでよく見かける、直本工業製の蒸気アイロンを使っています。


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