国家検定一級和裁技能士のブログ、裁縫記:It is a blog of tailor of a kimono.

着物や和裁を紹介しています。
I am explaining a kimono and sartorial art.

火の見やぐら其の弐

2005年12月14日 21時18分52秒 | 未分類
神奈さんに教えて頂き、自分なりにも調べた結果、背の高い人の事を”火の見やぐら、半鐘泥棒、半鐘盗人”と表現する事を知りました。
 一般に背の高い人は裄寸法が長く、裄の長い方たちが皆fatなら仕立易いのですが、成人病と疎遠な方の体型となると裄の曲がりが大きく、脇の縫込みの始末に苦労します。
 ”火の見やぐら”の章で書いた、裄の曲がりが大きい時の縫い方をざっと説明しますと、
1、肩山の1尺1寸から1尺1寸5分の位置に裏表共、後前両身頃に揚げをします。(前身頃の揚げも脇の縫込みの中は縫わないで、裏の揚げは後前とも1寸程度の摘みにします)

2、裄の曲がりは内揚げのところから曲げる。

3、裄廻りの脇の縫込みの地の目を下に下げる(写真参照、裄廻りの脇の縫込みを正バイヤスに引っ張り鏝をかける)

追伸、写真は右側が肩山です。


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