国家検定一級和裁技能士のブログ、裁縫記:It is a blog of tailor of a kimono.

着物や和裁を紹介しています。
I am explaining a kimono and sartorial art.

I sew the kimono of men's things. It is the 11.  浜松しじらの単衣を縫ってます、脇くけ

2019年04月29日 23時35分52秒 | 単衣の着物

 

上前と下前の脇の縫代の三つ折りぐけをします。

順序は、

前身頃の肩幅のへらと袖付のへらの中間の処に身幅のへらをします。

後身頃と前身頃の肩幅のへらと袖付の中間のへらと袖付の処の後幅のへらと抱幅のへらの処をむすんで鏝で折りをします。

袖付廻りの縫代の横の地の目を鏝で下に降ろします。

脇の三つ折りぐけの折りをします。

脇の三つ折りぐけの折りの処の仮縫いをします。

裾の裁切りから6分(2.268cm)位の処からイカの頭の底辺の脇縫いよりの間を4分(1.152cm)位の間隔で三つ折りぐけをします。

三つ折りぐけの練習動画

 

耳ぐけの練習動画

 

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I sew the kimono of men's things. It is the 10.  其の十、イカの頭

2019年04月21日 08時48分19秒 | 単衣の着物

 

上前と下前脇縫いの縫代は前身頃に片返しに倒しますが、後身頃の脇縫いの縫代は袖付のへらからは後身頃に倒れます。  その矛盾を後身頃の内揚の縫い目を後幅のへらの処で縫い止めることで解決しています。 そこの縫代のたたみ方がイカの頭の始末になります。

イカの頭の部分縫いの動画

脇の縫代を引っ立て時のイカの頭の動画

参考脇縫いの引っ立てとは?→後身頃と前身頃の脇の縫代を揃えた時の袖付の処の背縫代分を除いた前立ての縫代は1寸8分5厘 (6.9921cm )です。 この値が1寸2分5厘(4.725cm)から1寸9分5厘(7.371cm)ならば脇縫いを引っ立てなくても仕立てられます。 体格の良い方で後幅は8寸(30.24cm)位のままでも、脇縫いを引っ立てれば後幅>前幅の範囲内であれば身幅を前幅だけで広げられます。並寸法の後幅と前幅の差は1寸5分(5.67cm)で抱幅が4分(1.512cm)曲げならば、袖付の処の前立ての縫代は1寸8分(6.804m)になります。この位置の前立ての縫代は1寸2分5厘(4.725cm)迄少なく出来ます。

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I sew the kimono of men's things. It is the 9.  衽付けと衽くけ

2019年04月20日 08時11分33秒 | 単衣の着物

下前と上前の衽付けの縫いと衽の耳ぐけをしました。

作業の順序は

下前の衽付け→上前の衽付け→鏝当て→前身頃に裾の三つ折りぐけの折りをします→下前の衽の耳ぐけ→上前の衽の耳ぐけの順に作業しました。

注意点は

衽付けの縫いでは裾の裁切の1寸(3.78cm)位の釣り合いは気持ち衽を緩くします。

糸は縫い貯めず少なくとも1尺(37.8cm)以内で抜いて糸こきをします。

玉結びは衽側に作ります。

内揚の縫代付近の釣り合いは気持ち前身頃を緩くして、内揚の縫い目と内揚の縫代の山など厚みが変わる処には待ち針をします。

衽のくけは耳ぐけか三つ折りぐけにします。耳ぐけは縫代の端が耳である事、耳が綺麗で有る時にして端が裁切であるとか、耳を隠したいときは三つ折りぐけにします。

衽の耳ぐけは耳から5厘(0.189cm)位の処を4分(1.512cm)位の間隔で裾の裁切から6分(2.268cm)上と衽下りのへらの3寸(11.34cm)位下までくけます。

耳ぐけの仕方

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I sew the kimono of men's things. It is the 8.  浜松しじらの男物の単衣を縫ってます、後身頃と前身頃の内揚と両脇縫いと前幅と前腰幅と抱幅のへら付け

2019年04月17日 23時47分33秒 | 単衣の着物

背縫いを二度縫いして後幅と肩幅のへら付けをして鏝をかけたら後身頃の内揚げを後幅のへらの間を縫って三つ折りぐけをします。

次に前身頃の内揚げを耳から耳まで縫って三つ折りぐけをします。

内揚げの肩山からの長さは:着丈×0.4=前身頃の内揚げの縫い目の肩山からの長さ:になり後身頃の内揚げの位置は前揚げの1寸(3.78cm)上になります。

そこで注意する事は袖丈を後身頃の肩山からの長さ以下にしないと着物が三つだたみできなくなります。

そして脇縫いの縫代の引っ立てを考えて脇縫いをして脇縫いに5厘(0.189cm)のきせをかけて鏝を当て、裏側を見て脇縫いの縫い目を起点に前幅と前腰幅と抱幅のへら付けをします。

今回の作業では後身頃の内揚の縫い方がポイントになりますので部分縫いの動画もご覧ください。

 

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I sew the kimono of men's things. It is the 7.  浜松しじらの単衣を縫ってます、背縫いと後身頃の後幅と肩幅のへら付け

2019年04月05日 15時52分53秒 | 単衣の着物

今回は浜松しじらの男物の単衣の背縫いの二度縫いをして後幅と肩幅のへら付けをしました。

背縫いの一度目の縫いは衿肩明の裁切りの2分(0.756cm)下から2分7厘(1.0206cm)の縫代で裾の裁切まで縫います。エクセルのテキストでは2分5厘(0.945cm)にしています。

男物のデジタル教科書のセル番号B633の処で背縫いの二度縫いを説明しています。

二度目の縫いは上前を下前の背縫いの縫代が安定するように耳の際の2厘(0.0756cm)位の処を縫います。

そして背縫いの縫目から後幅を裾の裁切りから袖付のへらまで同寸でへらをします。

そして肩幅のへら(肩幅+1分5厘)のへらをします。

セル番号AH61がそこの部分の寸法表で、セル番号B832がその説明と割り出した計算式になります。

そして衿肩明を右側にして背縫いの縫代を手前の上前の後身頃の方に5厘(0.189cm)きせをかける折り後鏝をして開いて平鏝を当てます。

それとご紹介したDVDと和裁の本は誰にでも出来る和裁の基礎 手美人を目指せ誰にでも出来る浴衣の縫い方 浴衣美人を目指せはじめての和裁いちばんやさしい和裁の基本になります。

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I sew the kimono of men's things. It is the 6.  浜松しじらの単衣を縫ってます、衽の額縁と褄下のくけと衽幅のへら

2019年04月03日 12時20分26秒 | 単衣の着物

 

今回の作業は衽の角(額縁)作りと褄下のくけと衽幅のへら付けになります。

まず褄下の三つ折りぐけは一回目の折りは端から2分(0.756cm)の処で折り、二回目の折りは一回目の折りから2分5厘(0.954cm)の処で折ります。裾の三つ折りぐけは一回目の折りを裾の裁切から2分(0.756cm)で折り、二回目の折りは一回目の折りから3分(1.134cm)の処で折りをします。

そして衽の角(額縁)を作ります。

衽の角(額縁)の部分縫い

 

手馴れている方は三つ折りぐけを待ち針だけでくけられると思いますが、初心者の方はぞべ糸で仮縫いをしてから3分(1.134cm)の間隔で下前の衽は裾から、上前の衽は褄下方向からくけます。上前の褄下をくけてきた糸は切らずに糸結びもせずにそのままにしておき、その糸で後ほど裾の三つ折りぐけをします。

そして衽幅のへら付けをします。

自分の衽幅は4寸(15.12cm)で合褄幅は3寸8分(14.36cm)なので裾の裁切から1寸5分(5.67cm)の間は4寸5厘(15.31cm)の幅に褄下側を基点にへらをして、(褄下のへら-1寸5厘)÷4の間隔で5厘(0.189cm)づつ狭くして合褄の処で3寸8分5厘(14.55cm)にへらをします。

 合褄から衽頭までの衽付けの印は合褄の処の衽付けの縫代を測り衽頭まで、(衽丈のへら-褄下のへら)÷4の間隔で5厘(0.189cm)づつ衽付けの縫代を広くしたへら付けをします。

ちくちくパックは身幅は印済みなので印通りに縫います。

ちなみに衽丈のへら(長さ)は 身丈のへら=内揚をした後の肩山から裾の裁切までの長さ、から衽下りのへら(長さ)を引いた長さになります。

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