国家検定一級和裁技能士のブログ、裁縫記:It is a blog of tailor of a kimono.

着物や和裁を紹介しています。
I am explaining a kimono and sartorial art.

衽の揚げ

2006年10月26日 14時42分12秒 | 未分類
普通は総絵羽の着物以外、衽に揚げはしませんが、小紋で斜め模様の柄や市松模様、もしくは横段柄の裁ち合わせで、揚げから上も前身頃と衽の柄を合わせたくて、衽に揚げをする事が有ります。
 小紋はどう柄裁ちしても間違いではないのですが、何か妙に柄裁ちにこだわって、いつも冷や汗をかきながら裁断しております。
 写真は、”たて衿”に揚げをした市松模様の長襦袢の写真です。
これは悪乗りついでに、上衿先布まで市松模様を合わせてみました。

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比翼

2006年10月11日 21時32分43秒 | 未分類
今では、比翼を付ける物といえば留袖ぐらいでしょうか?
 それと着る方以外にその重さを感じるのは仕立屋ぐらいだと思います。
生地を薄くすれば軽くはなりますが、それではすぐにへばれて縫いにくいですし、匁を重くすると着用した時に肩がこるでしょうし、そのあたりのあんばいが難しいです。
 自分の経験だけですが、胴裏と比翼地は同じ生地の場合が多く、重さと丈夫さを兼ね備えているのは、グンゼの”絹ばら”ぐらいと思っていましたが、取引先の”京鈴"さんの胴裏も最近留袖を仕立て、これはなかなかの優れ物だと思いました。
 何より胴裏を”ひとかま”預けて頂いているので、お客様の寸法により裁ち切り寸法を加減できるので、引合いらずで嬉しいです。
 写真がその胴裏です。

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反物とデザイン

2006年10月05日 21時38分00秒 | 未分類
先日も書きましたが、着物のデザインは反物の用尺優先だと思います。
 ただ伝統美とかしきたり関係は、知識がないのでどうも苦手です。
 でもどうせ知らないのだからという事で開きなおり、被布衿のコートに挑戦してみました
 写真は、その被布衿コート試作品です。
この衿幅ならば道行コートと同じ裁断方法で、仕立てる事が出来ると思います。

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裏縞、浦島?

2006年10月04日 22時10分29秒 | 未分類
千駄木の先輩と先生には当然ですが、両面染めの江戸小紋で片面が縞の場合、縞柄を裏にするのを浦島?(裏縞)と言います。
 袖口や袖振、脇縫いや、さらには褄下や裾の折ぐけで、もう二回余分に折ると裏の柄は全て縞柄になります。
 それを縫う人の腕にもよりますが、私的には出来るなら逃げたい仕事です。
写真はその両面染の江戸小紋です。
 追伸、その着物の仕立方は普通の単衣仕立にしました。

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かぎおくみ

2006年10月03日 21時23分12秒 | 未分類
着物の場合は、デザインで生地の長さを選べないのがほとんどです。
 その理由は山程あり私などには、あれこれ言えません。
今年もはや10月になり袷の季節になりましたが、この間知り合いが4,800円で阿波しじらを手に入れ、余りにも安いので用尺を計ると3丈しかありません。
 これで160cmの女物の単衣を仕立てるには、かぎおくみで共衿はつまむしか思い付かなかったので、裏表も無いこともありでそうしました。
写真がその阿波しじらで、単衣仕立で衿おくみ分の用尺をかりに、身丈4尺3寸、褄下2尺1寸5分の繰越5分ならば、少し余裕をみて、裁ち切りおくみ丈4尺に褄下に5寸強プラスの2尺7寸5分の6尺7寸5分あればなんとかなります。

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鳥獣戯画の額裏

2006年10月02日 21時11分29秒 | 未分類
羽織やコートの裏地のほとんどは、小紋柄か絵羽模様です。
 古典柄の一つに鳥獣戯画が有りますが、最近小紋と絵羽の両方にこの柄を見ました。
 写真は額裏の方の鳥獣戯画です。

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