こちらはきもとと水もと(菩提もと)のものです。
一般的にどぶろくといったら一段仕込みが多いのと思われますが
こちらのとおののどぶろくは清酒と同じ三段仕込みで醸されているそうです。
どぶろくとは清酒のようにもろみを漉さないお酒ですが
昔から酒蔵だけではなく各家庭でも一般的に作られておりました。
しかし日清、日露戦争を境にお酒に対する政府の見解に変化が見られ
1940年には酒税法ができ一般家庭で作ることができなくなってしまいました。
1980年代には伝説的名著前田俊彦さんのドブロクをつくろうが出版され
さらに彼は1984年酒税法違反容疑で起訴され通称どぶろく裁判が行われ
どぶろくの自家醸造、消費の是非を争い最高裁まで行きましたが有罪判決となってしまいました。
こんなことも経て
2003年からは通称、どぶろく特区が設けられますが酒税法が大きく変わったわけではなく
年間の最低醸造量が引き下げられただけでしたので一般人がお酒を造ることはまだ法律違反なのです。
自分も昔、酒の醸造技術が杜氏の秘伝でなかなか一般(酒蔵さんでも)情報をあまり明かしてくれなかったころ
前田俊彦さんのドブロクつくる、それをうけて書かれたと思われる山田修一さんの酒をつくるなどで
勉強させていただいたことを思い出します。
(ドブロクをつくろうの本は見つからなかったので写真にあげられませんでしたが
今でも手に入りますので興味がある方はご覧になっていただければと思っております。)
本日も18時から24時までの営業となっております。
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