確か昨年も同じコンクールの入賞作を題材に書いたと思いますが、今年も新聞1ページを使って発表されていました。中学・高校生がどんな言葉に感銘を受けたのか、どんな言葉が彼・彼女を励ましたか、読ませていただきました。指導する人の言葉の大切さを思い知ります。
★ 最優秀賞・中学生部門 ・・・2年生の女子(おせっちゃんが適当にまとめた)
作文の途中、消しカスがいっぱい出てきた。邪魔だ。カスを机の隅に集めている私に先生の声が聞こえた。
「たくさんの消しカスは努力の証だね」。
書いては消すを繰り返して出てきた「努力の結晶」なんだと思った。褒められたみたいに嬉しくなった。インターネットの時代だけれど手で書くことで、自分の努力が結晶となって見えるのだと知った。
★ 鷲田清一賞・・中学生部門・・今、中学2年の女子・小学5年時の担任の先生
「ワイルドな字だよね」
私は字が汚い。先生が漢字ノートの確認をしていらっしゃった。その先生は人の長所を見つけるのが得意な先生だった。
「ワイルドな字だよね」と声をかけてくださった。
そういう捉え方もあるのか!!今でも覚えている。ありがたい励ましだった。
★ Z会賞・・高校生部門・・高校2年生の女子・・現代文の先生
素敵な文章を書こうと思うほど、うまく書けないもどかしさが募る。そんな時、先生が掛けてくださった言葉。
「あなたが見ている世界を教えて」
私の書く文章から、誰かが何かを読み取り、私の考えに共感してくれるかもしれない。その人にとってかけがえのない文章になるかもしれない。
人間、言葉で結ばれるのですね(おせっちゃん)