おせっちゃんの今日2

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失せ物二つ…無事救出

2023-01-07 13:13:35 | いろいろ

記憶力が弱ってきています。いろいろな事件が起こりますが、夫と比べれば私の方がまだ少しマシでしょうか。5歳の年の差で、5年経てばああなるのかな。
夫は自分のものが見つからないと、このごろは全てを私に下駄を預けてしまいます。こちらも健忘症激しく、自分のものに責任を持つだけでいっぱいいっぱいの状態、下駄を預けられてもねえ。
「そんな時、私がイラついて夫に投げかける言葉。『ここと決めた場所にきちんと置きなさい。財布、眼鏡、鍵、・・・決まった場所に置きなさい』」。これが出来れば苦労はないのだが。

そんながみがみ婆さんが、年末年始、2度もないない事件を起こしました。先ず年末、眼鏡ケースが無くなった。メガネはあるのに、ケースがない。無くなった時付近の行動を思い起こせば、台所で料理レピシを見るのに居間に置いてあるケースから取り出して持ってきたような気がする。居間近辺を推理してはあちこち探せど、姿見えず。
「探す時には見つからないものよ、今日はもうやめよう。明日ひょこっと出てくるから」。何度も思い切ろうとしては、また探しを繰り返し、2日3日と慌ただしい師走を倍増させてイラついていました。

本当にひょこっと出てくるものですね。いよいよ今日が大みそかという日、お節の調理を終わり、居間の最後の掃除をしていました。電話横に、パソコンとプリンターが並べてあります。各電器器具をつないだコードが長すぎるものが横たわり、埃っぽいのです。ハタキとダスキンで言い訳だけれど掃除をしていました。え?これなあに?プリンターの上にかけてある塵除け布の下がった部分からあざ笑うように出てきました。

目出度く新年。1日、2日お節で食いつないで、3日、初買い物に行こうとしました。
頭の中には家の鍵はコートのポケット、と思い込んでいました。いざ玄関を出て鍵を閉めようとポケットに手を入れて探っても、鍵がない!!もう一枚のコートのポケット、ない!!夫がいるから開けっ放しで行ってこよう、そのあとで探せばいい、帰宅してからまた探す探す。ない、ないない。
年末の外出を思い出しては買い物袋、ズボン、全てを捜索、ない!!

こんな時、人間、自分の頓馬さを責めることもするけれど、最後は他人の仕業と考えて、神経のちょん切れるのを防ぐのでしょうか。少しボケがかっている夫、自分のものと区別がつかなくて、持って行ってるのではないか、風呂の脱衣場の小ダンスの上に無意識に私が置いていたカギを、着替えるとて脱いだ下着にくるんで洗濯かごに入れたのではないか、まさかいらないものと錯覚して捨てたのではないか、全て、夫が黒、にしてしまいました。

夜中の11時半、もうあきらめてベッドに行って、掛け布団をはねた。またまたあざ笑いが聞こえた。敷布団の少し皺の寄ったシーツの上に、コロンと転がっているではないか。
そうだ、コートではなく、ダウンのベストで済ませていた時があった。ポケットは浅い。ベッドの陰の、コンセントに敷き毛布の器具を差し込もうとして、横になって手を伸ばした時、滑り落ちたのだろう。犯人は自分!!

翌朝、おはようの挨拶より先に、「ごめん、あった!!」と謝った。

2年越しの失敗の巻。まあ見つかったから目出度い新年の出発としよう。