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おせっちゃんの今日2

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包丁研ぎとビールの配達

2021-03-26 13:29:47 | 日記

ず~っと、台所に立つたびに”包丁が切れない、どこか研いでくれるところはないものか”と思い続けていました。立って手に力を込めて仕事をすると、老いの身で、前科のある身は腰痛に悲鳴をあげます。それでなくても料理嫌いが、ますます手抜き料理に傾きます。

わが家の包菜っきり包丁も、万能包丁も日本橋木屋のもので、物はいいものだと思います。何年か前、包丁の老齢化、柄の中で差し込まれた包丁が錆て膨張し、柄が割れてしまったことがありました。その時は、もう猶予なく、本店迄持参して治してもらったのです。さすがに歴史のある名店、礼儀正しいし、対応は丁寧、修理も店のプライドか満足のいく手入れをしてくれたのです。
だから、そこまで行けばいいのですが、コロナ時代で都心まで出て行くことが躊躇われます。それに、1週間ばかり「お預け」になるのです。1本ずつ交代で出せばいいのですが、それでは行く回数が多くなります。それが大儀で無理やり腕力で切るように力づくでやっていたのです。

お正月に息子Kのお嫁さんが来た時、どうしているか聞きますと、道端や、家の軒下で、流しの人が研いでくれます。時々回ってきて、やってくれますが、いつ来るかは分かりません、とのことでした。う~ん、ここらあたりにはそういう人はいないなあ。
5年ほど前までは、最寄りの商店街の荒物屋さんの若い衆が、研いでくれていました。魚屋さんがサービスで研いでくれてもいました。どちらも、店主が病に倒れて店を閉じてしまわれました。

先日、パソコン教室の友人に訊いてみました。やっているかどうか、はっきりしたことは受け合えないけど、小田急線のS駅前に古い金物屋さんがあるわよ、行ってみれば、と教えていただきました。S駅なら我が家から10分もかからず行けるところです。早速行ってみました。ごく狭い間口で、中はありとあらゆる壁面の棚は、品物が積み重なっています。でも中に入るまでもなく、外の軒下に、「刃物研ぎます」の看板が立ててありました。

訪ねて行ったのが3時半頃でしたが、夕方までには仕上げておきます、とのことでした。その日の夕食は新しく生き返った包丁で調理出来ました。素晴らしい切れ味です。自分の指を切らないように気を着けて、とんとんと小気味よい音で野菜が切れました。

こうした古くからの方の仕事が、私達主婦は欲しいのですけれど。

わが家は夕食時にビールを飲むのが通常です。缶ビールは缶の匂いがして嫌だと、探したあげく、小田急線U駅近くの酒屋さんが20本入りで配達を引き受けてくれました。
その酒屋さんが配達は止めさせてくれと言い始めました。コロナの影響もあるのでしょうか、配達人員を雇うほどの余裕がないというのです。息子たちは、酒屋を継ぐ気持ちがなく、店をだんだん整理するときになってきたというのです。

行きつけのスーパーにはお酒類のコーナーもあります。瓶ビールは無理のようですが、缶ビールなら、配達もしてくれるようです。これで我慢することになりそうです。