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おせっちゃんの今日2

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鬼滅の刃貧乏  

2020-10-29 14:41:09 | ニュースから

このところ鬼滅鬼滅の世の中です。信じられないほどの大ヒットで、映画館は賑わっているようです。先週のパソコン教室(今の私には数少ない世間との交わりの場です)中休みの時間に、娘よりちょっと年上の先生、干支一回り若い同じ時間に授業を受ける生徒さんたち、当然のように話題はこれでした。見た見た、涙が出ちゃった!!と盛り上がっていました。

「おせっちゃんは?」
世代の違いでしょう、私は門外漢。感覚的に受け付けません。子どもの頃の「マンガ」のイメージがしみ込んだ頭です。親の「マンガなんか読んでいないで手伝いなさい。勉強しなさい」。同世代のものがみんなたしなめられた大人の言葉が消えていません。

だから、私の鬼滅に対する態度は食わず嫌いの一方的な拒絶です。

今朝のワイドショーで、「鬼滅貧乏」という現象が起こっていると報じていました。原作・映画化などに伴って、関連グッズが売り出されます。これを買いあさるものが出現しているんだとのこと。小学生男女の子供二人を持つ家族が紹介されていました。まずその家の部屋。まあ驚くまいことか、壁から天井隅から隅までグッズで埋め尽くされています。部屋にも箱が積み上げられています。そのどぎつい色の洪水には、ばあさんは眩暈がしそう。それでもまだ買い足りないと言います。
父親と子どもたちで買い物に出かけます。あれもこれも、皆欲しい。もはや中毒ではないか。結局5000円近く使ったようでした。

そこには止める父親もいません。叱る母親もいません。お店の人は売るのが商売です。親も止め役というより、欲しい欲しい病患者のようです。
この無制限な使い方、貧乏になるのは当然のことです。
これでは、自制のブレーキはかかりませんね。こんな金銭感覚で育つ子供、将来は?
「鬼滅の刃」が悪いのではありません。一方に流れ始めた無制限の欲望、止めようがないのでしょうか。

ここからは、我が家の思い出話です。

息子Kが5年生日6年生の時だったと思います。北海道の(?)子どもが、新しいスキー用具が勝ってもらえないからと自殺したことがありました。そのニュースを取り上げて、担任の先生は「欲しいものを親に買ってもらえない時どうしたらいいものか」話し合わせて、命の大切さ、金銭感覚などを考えさせられたようでした。

時を同じくして、親の面談がありました。先生がおっしゃいました。
「K君は、こんなことで死ぬなんて。ぼくの場合、こんなことで死ぬんだったら毎日死ななければならない、と言いましたよ」と笑われました。
学用品ならですが、その他はお誕生日とか、クリスマスとか、特別なイベント以外は買ってらえないものと子ども心に理解していたようです。