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おせっちゃんの今日2

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箱根・御殿場文学歴史散歩

2020-10-21 14:50:18 | 区民センター

日照時間がごく少ししかなかった今年の10月も、やっと本格的な秋に入ってきたのか、昨日今日と爽やかないい日です。
どこか行きたい!! 遠くでなくてもいい!! ぶらり都内散歩でもいい!! 切実に思った今朝でした。

そんな気持ちをいやがうえにも大きくするのが、今日の区民センター・コミュニティー部会の文学(歴史)教室です。
今日は行き先は箱根です。と言いたいところですが、いえいえコロナ禍の日々です。人気教室のバス一日現地見学コースはできません。講師に、元世田谷区立文学館の事業部長をなさり、今は高志の国文学館にお勤めの生田美秋先生をお招きして、映像と、講義での散歩です。

富士屋ホテル

明治11年(1878)日本で初めての本格的リゾートホテルとして開業。当初は外国人専用でした。今はそうではないのですが、外国のお客様が多いホテル。ところがこのコロナ禍、お客はぐんと減っているとのこと。gotoトラベルで豪華に行くとしたら今が狙い目とのこと。(冗談ではなく)。3年かけてリニューアルしたばかりだし、有形文化財の建築物に泊まり、かつて宿泊したヘレンケラー・チャップリン・ジョンレノンなどを偲ぶのはいかが。先生が集めてきてくださったパンフレットと、写真とで建築の豪華さも学びました。

星の王子さまミュージアム

生田先生は、童話がご専門の先生です。星の王子さまは、子供の読み物の中に分類されているけれども、王子の発する言葉は、人生経験の少ない子供には分かりにくい、奥深い言葉が多い。大人になって読み返してみるといいものとのこと。
言葉のいくつかを解説してくださいましたが、はい、なかなか人間観察の深い言葉でした。

ミュージアムは敷地も広く、作者・サンテ=グジュペリの暮したヨーロッパの家並みなども設えてあって、散歩にもいい所です。

東山旧岸邸

岸信介の自邸。晩年の17年間を過ごした。吉田五十八の設計。伝統的な数寄屋造りの美と現代的なすまいとしての機能の両立を目指し、見事に実現した建物。見学の価値あり。庭も美しい。
管理を「とらや」が受け持っているため、隣り合って「とらや工房」があり、和風カフェと人気。

庶民からは、ちょっと遠い存在のようですが、自由に、また入館料を払えばはいれるもので、見る価値はありそう。
ますますどこか行きたいの気持ちが高まった。先生の写真とお話では、やはり物足りない。「行きたい」虫が騒いだ今日の講義でした。