いろいろ備忘録

泳がせシーズンは下田・伊豆方面(神津島、銭洲、イナンバ、御蔵島、大島沖など)、それ以外は新潟の上越方面での釣行記

釣本の紹介(3)

2009-09-21 11:14:00 | ヨモヤマ・バナシ
魚との知恵比べー魚の感覚と行動の科学(川村軍蔵著、成山堂書店)
最近読んだ釣本の中で一番のお薦めです。一度釣られ学習した魚は釣られずらくなるのか、同じ群でも個体によって餌に反応しない魚がいるのか(自然環境でしか捕食しない個体がいるのか)、鯛はどの程度の視野と視力があるのかなど、実験結果や他の論文を引用して説明しています。まだ、科学が追いついていない分野がたくさんあるということもわかります。

釣り検定船釣り編公式問題集(サンケイスポーツ、コスミック出版)
これやってみましたが、ほとんど間違いなしでした。ただ、この資格持っていてどうするんでしょ。「公式検定」と謳っていたので、ウエブで「釣り検定事務局」調べてみましたが団体の説明は皆無。資格便乗ビジネスでしょうが、「公式」は虚偽にならないのでしょうか。私も本代1260円貢献しちゃいましたが、暇つぶしにはなります。

魚の経済学(山下東子著、日本評論社)
海外・国内市場で魚がどのような取引をされているのかよくわかります。昨年問題となった重油高騰の価格決定の仕組みなど、市場をめぐる諸問題にも触れています。

漁師という生き方(植杉豊著、廣済堂出版)~新刊なし
漁労長の話です。鰹漁のことが詳しくわかります。ただ、今や鰹漁って日本人だけで成立するんでしょうか。

新潟の海釣り(新潟日報社)~新刊なし
私のもっているのは1991年版ですが、これ見るとほとんど胴付きの釣りばかりです。それから、ここには鯛のコマセ釣りが出ていません。私の仲間がやりはじめたのが1995年ぐらいからですから当たり前ですが....