いろいろ備忘録

泳がせシーズンは下田・伊豆方面(神津島、銭洲、イナンバ、御蔵島、大島沖など)、それ以外は新潟の上越方面での釣行記

泳がせ釣りの進化(8)

2006-03-31 17:01:07 | 泳がせ釣り云々
カンパチにムロを喰わせる
ヒットパターンで一番多いのは、落とし込み時か、落とし込んでタナを取って数~数十秒後です。経験則で言うとこのパターンが5割、タナを変えて行って前当りから食い込むというパターンが4割、1割は巻上げ途中です。さらに、イケスからスクッたばかりの活きのいいムロと2回以上上げ下げしたムロでは、9対1ぐらいです。よく泳ぎアピールするムロには敵いません。

カンパチのヒット率を上げる一番の早道は、毎回投入毎にムロを交換するなどして、活きのいいムロを泳がせることに尽きるようです。喰わせるためのテクニックはその次の話です。これだけで相当確率は上がるはずです。


泳がせ釣りの進化(7)

2006-03-30 16:47:08 | 泳がせ釣り云々
仕掛けにそれほど進化はないかもしれません。私は通常ハリス50号(50号までならスタンディングで対応できるので)1.5-2.0mにインターフックの22号程度を変則南方延縄で結んでいます。ムロアジのストックがたくさんある時はこの号数で通します。ムロが少ない時はハリスを30-40号に落とし、ムロへの負担を軽減します。

銭洲解禁

2006-03-29 17:17:35 | ヨモヤマ・バナシ
あと2日で銭洲解禁。昔みたいに大騒ぎないですが今年はどうでしょうか。去年は、解禁後、いきなりカンパチの泳がせスタートで結局10月まで続くロングランでした。普通は小カンパチからはじまるのでルアーの人は結構行くようですが、餌釣りの人は様子見で出足は遅いとか。

泳がせ釣りの進化(6)

2006-03-29 16:46:47 | 泳がせ釣り云々
PEラインとリーダーの直結方法ですが、ビミニツイストのようにナイロンの一部にPEラインの圧力が集中するような方法だと切れやすくなります。点ではなく面に圧力がかかるような絞め方だとほとんど切れません。昨年、ずっとこの方法でやっていますが、一度も直結部分から切れたり、すっぽ抜けたことはありませんでした。PEラインとリーダーのバランスですが、昨年はPE10号にナイロン50号でやっていました。ラインシステムがしっかりしていると、根がかりの時に道糸から切れる危険性があります。それを回避するためにもフルロック機能のあるリールは重宝します。

この連結方法は、昨年から常連T氏が始めた方法です。私もこの方法を寿美礼丸の若船長に教えてもらってから、ヒットする確率が高くなったと思います。昨年は釣果が一部の常連に非常に偏ったのもその辺が理由かもしれません。

リーダーを直に結ぶと仕掛け作りが簡素化できるのもメリットです。リーダーの先にトリプルサルカンを直につけて、そのまま持ち歩けます。船の上でサルカンにオモリ用と針用のハリスを結べば準備完了です。


泳がせ釣りの進化(5)

2006-03-28 16:46:19 | 泳がせ釣り云々
さらに、可能であればPEラインの先にナイロンリーダーを10~15mほど直結します。魚が掛った時、リーダーが自然にショックを吸収するのでクッションゴムは要りません。クッションは感度が落ちるだけでなく、サメが掛ったときに船縁で危険なのでいずれにしても使わない方がいいです。

リーダーを長くとるメリットは高感度化だけでなく、PEラインの弱点を克服するメリットがあると思っています。泳がせではほとんど仕掛けとPEラインの間に間隔がないので、海中から見るとPEラインが底近くまで見えています。10人乗船していれば10本の色付ラインがほぼ等間隔で並んでいるように見えるはずです。以前見たマグロの養殖を扱ったテレビ番組では、巨大なイケスの中に太い糸か縄のカーテンを張ってマグロが網に激突するのを防いでいました。これは想像ですが、もしPEラインがカーテンのように張られていたら、魚が寄ってくる可能性は低くなるのではないでしょうか。ましてや、かなりスレてきている銭洲のカンパチなど学習している可能性があります。逆に、このカーテンの中に一ヶ所だけぽっかりと空間(ナイロンリーダーが魚に見えないとすれば)があれば、魚はそこに誘導される可能性さえあります。