水産庁のデータ見てみました(ちょっと古いですが)。
全国の遊漁船の数は20,944隻(2007年3月末)。大体遊漁と同じ規模の1~20トンの登録漁船数は118,666隻(2001年)。プレジャーボートも2万隻ほどあるので、調査年がかなり違うためかなりアバウトですが、今は遊漁船と漁船の比率は1:2ぐらいというイメージでしょうか。
また、5年前に水産庁が実施した遊漁に関する実態調査見てたら、おもしろいデータが出てました。
全国の遊漁事業者数は15,400、年間の延べ利用者数は約400万人だそうです(年1回しか行かない人から私のように一人で30人分貢献している者もいるので、実数は把握しづらいでしょう)。400万人x船代1万円として、400億円程度のビジネス規模ありそうです。船宿の平均利用者数は258人、これも船宿によって差が大きそうです。
おもしろいのはこの辺からです。この調査では船でどのぐらい魚を獲っているかも調査しています。それによると、全国平均で釣り人1回あたりの漁獲高は7.3Kgだそうです。これ、体感的にはかなり高いです。振り返り調査なので船長も大漁の記憶が強く残ってるせいでしょうか。
同データを県別で見ると、1位北海道(21.4Kg)、2位長崎(20.1Kg)、3位岩手(19.5Kg)と、東北方面が高いです。寒流系の海における特定魚種の資源量の多さを反映してるんでしょうか。ちなみに東京1.6Kg、千葉3.7Kg、神奈川4.6Kg、静岡6.6Kg、新潟9.5Kgです。新潟では、鯛釣り行って、2Kgの鯛5枚以上釣らない人は平均以下と呼ばれます(笑)