随分昔の話。
生きていくのが大変な状況になる前に相談して対応策を考えておこうと、
ずっと思っていたが、、
まさか、、、、また、それらを改善してくれる凄い情報があったみたいで、
当時 TVCMをやっていた。
薬害で困っている方はどんどん利用したらいいです。製薬会社が資金を出しているので。。
薬剤の副作用で苦しんでいる人の救済措置。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構。
なんとなく何度も聞き流していたが、、
「そういえば、俺は薬剤性の間質性肺炎だったのだ。」と思い出し、
調べてみると、HPでは、製薬会社がお金を出し合って救済すと言うもの。 事務費に税金が半額投入されている。
製薬会社の汚さ、悪質さ、への評価は変わらないが、こういう取り組みもしている事を初めて知った。
せめてもの罪滅ぼしか、、、もしくは、世間の批判をかわす偽善か? 前者だと信じたいが、製薬会社の醜さを考えると後者が正解でしょう。
まあ、そんな事はどうでもいいが、取りあえず、電話で相談してみると、丁寧に対応してくれました。
コールセンターの方にしては知識が豊富でかつ、本当に丁寧でした。
「色々と大変な思いをして来たんですね。 ところで、薬のお名前わかりますか?」
「心不全を抑える、アンカロンです。」
「えー、それは残念ですが、厚労省の基準で除外されています。」
なんと、アンカロンは除外されているそうです。
それだけ副作用が想定される強い薬だったと言う事です。
当時、医者に何度も使いたくないと訴え、事実、2錠の処方を勝手に間引きしながら1錠へ減らして行きました。
高価な薬なので、保険料の負担がもったいないと思った事もあり、 症状が安定しているある日、先生に1錠にしている事を打ち明けました。
すると、先生は
「私も減らそうと思っていたところでした。ちょうど良かった」と、いうのです。
だったら徐々に辞めたいと申し出たのですが、先生は絶対に止める事を許してくれませんでした。
仕方なく、1錠を飲み続けて、数ヵ月後に 間質性肺炎になったのです。
薬を止めても、どんどん呼吸が苦しくなり、動けなくなり入院、処置が無くなり、次の病院を探すように言われ、知人のつてで、寝たきり老人ばかりの長期療養型の病院へ入院する事になったのでした。
しかし、アンカロンは止めても、心臓には影響が無く、今も多少は不規則ですが、元気に動いて私を生かしてくれています。
結局飲まなくても良かったものを無理やり飲まされていたのですが、今頃言っても後の祭りです。
その医師は、アンカロンがそれ程副作用の強い薬だとは説明していませんでした。
医師とは勝手なものです。 そういうものだとあきらめていますから今までもそれ程腹が立つ事も無かったのですが、改めて、酷いものだと感じます。
しかし、自分のどこかに、残念という気持ちと同様に良かったと思う気持ちがありました。
対応してくれた女性の丁寧さへのありがたさもあったのでしょう、、、でも、お金をもらってしまうと自分が緩むという恐怖感もあったのが消えたのが大きいと思います。
もうこれ以上の痛い思いや、辛い思いをしながら生きていくのは御免なのですが、一方で、それが人生で、自分を磨いてくれる機会を奪われなくて良かったとも感じるのです。
お世話になっている方々の安心にもなったと思いますが、、、今回は何も救済策が無くて残念ではありましたが、
そういう事で生きて行くのです。