※ オペラ座の怪人に関するネタバレを含みます。
内容を知りたくない方はご注意ください。
いままで、何回か見ているうちに、登場人物たちの気持ちを考え、
感情移入できるようになった、などとさんざんほざいていた私ですが、
そんなのはとんでもない思いあがりでした。
だって、私が考えていたのは、メインの3人のことばかりだもの。
今まで、メグのことなんて、まともに考えてあげたことなかったのです。
メグ、ごめんね(T_T)
衣装も一種類しかないし!
メグって、主人公の親友役なのに、
あんまり詳しい事情も聞かされておらず、完全にカヤの外っていうか、
ちょっと軽く扱われている役ですよね。
でも、そのメグが、ラストでファントムの隠れ家にやってきて、彼の仮面を見つける。
そこで、幕が下りる、という重要なシーンを任されているんですね。
今まで、なぜここでメグがファントムの隠れ家にやってくるのかなんて、
深く考えたこともありませんでした。
クリスたちを心配する気持ちと
他の群衆と同じように、ファントムを捕まえなくては、という正義感から
ただ追ってきたのだとしか思っていませんでした。
しかし、先日、母に完成したコマ撮りの映像を見せたときに、
母がぼそっと「メグってどうして地下におりてきたのかしらね」とつぶやきました。
「きっと、メグもファントムに歌を教わりたかったから来たのね。そしたら、仮面だけ残されていたのね」と。
えー。
そいういう解釈してたんだ!
私はまったく何とも思ってなかったのに。
そうしたときに、私の中で俄然メグの存在がクローズアップされてきたのです。
今までは、親友の成功を手放しで喜ぶ「いい子」のイメージしかありませんでした。
まあ、クリスが「パパが音楽の天使を送ってくれたの!」と言っているときに、
「この子、頭大丈夫かしら?」とちょっと引き気味なんだな、とかは思ってましたけど。
しかし、ひるがえって考えてみれば、
メグにもいろいろと思うところがあったはずです。
姉妹同然に育ったクリス、なんでも話し合える親友だと思っていたのに、
いつのまにか謎の先生からレッスンを受けてとても歌がうまくなっていて、一躍スターに。
「クリスティーヌ・ダーエなら歌えるかもしれませんわ!」と推挙したものの、
一気にスターダムに駆け上がっていくクリスの姿に嫉妬心をまったく覚えなかったといえば、嘘になるかもしれません。
そのうえ、ハンサムでお金持ちの彼氏まで。(ここは、映画版で初めてラウルが登場した時のメグの「ハンサムじゃないの!」というセリフからも窺い知ることができるかも。)
私なんて、いつまでも厳しいママに叱られてばかりなのに・・・。
それに、ママはなんだかいろいろ隠しているみたいだし・・・。
「なぜ、私じゃなくて、クリスティーヌなの?」
私だって、大勢の踊り子のひとりじゃなくて、
スポットライトを浴びて舞台に立ちたい!!
メグがどんなに性格のいい子だとしても、こう思うのは罪ではありません。
母が言うように、ラストの段階で、自分もファントムから歌を教わりたい、
とまで思っていたかどうかはわかりませんが(そういう解釈もアリアリだと思います。)、
とにかく、単純に親友を心配して来た、とかではないんでしょうね。
それまでなんとなくカヤの外に置かれてきた彼女の立場としては、
自分の目で真実を確かめたい、ファントムに自分も会ってみたいというような気持ちはあったのだと思います。
だからこそ、誰よりも早く隠れ家に到達して、玉座を見つけたのです。
今後は、メグの心情に注目して、また舞台版や映画版を見返したいと思います。
まだ見てはいませんが、メグの心理に今のうちから思いをはせておくと、
続編の「ラブ・ネバー・ダイズ」もより楽しめるのかもしれませんね。
内容を知りたくない方はご注意ください。
いままで、何回か見ているうちに、登場人物たちの気持ちを考え、
感情移入できるようになった、などとさんざんほざいていた私ですが、
そんなのはとんでもない思いあがりでした。
だって、私が考えていたのは、メインの3人のことばかりだもの。
今まで、メグのことなんて、まともに考えてあげたことなかったのです。
メグ、ごめんね(T_T)
衣装も一種類しかないし!
メグって、主人公の親友役なのに、
あんまり詳しい事情も聞かされておらず、完全にカヤの外っていうか、
ちょっと軽く扱われている役ですよね。
でも、そのメグが、ラストでファントムの隠れ家にやってきて、彼の仮面を見つける。
そこで、幕が下りる、という重要なシーンを任されているんですね。
今まで、なぜここでメグがファントムの隠れ家にやってくるのかなんて、
深く考えたこともありませんでした。
クリスたちを心配する気持ちと
他の群衆と同じように、ファントムを捕まえなくては、という正義感から
ただ追ってきたのだとしか思っていませんでした。
しかし、先日、母に完成したコマ撮りの映像を見せたときに、
母がぼそっと「メグってどうして地下におりてきたのかしらね」とつぶやきました。
「きっと、メグもファントムに歌を教わりたかったから来たのね。そしたら、仮面だけ残されていたのね」と。
えー。
そいういう解釈してたんだ!
私はまったく何とも思ってなかったのに。
そうしたときに、私の中で俄然メグの存在がクローズアップされてきたのです。
今までは、親友の成功を手放しで喜ぶ「いい子」のイメージしかありませんでした。
まあ、クリスが「パパが音楽の天使を送ってくれたの!」と言っているときに、
「この子、頭大丈夫かしら?」とちょっと引き気味なんだな、とかは思ってましたけど。
しかし、ひるがえって考えてみれば、
メグにもいろいろと思うところがあったはずです。
姉妹同然に育ったクリス、なんでも話し合える親友だと思っていたのに、
いつのまにか謎の先生からレッスンを受けてとても歌がうまくなっていて、一躍スターに。
「クリスティーヌ・ダーエなら歌えるかもしれませんわ!」と推挙したものの、
一気にスターダムに駆け上がっていくクリスの姿に嫉妬心をまったく覚えなかったといえば、嘘になるかもしれません。
そのうえ、ハンサムでお金持ちの彼氏まで。(ここは、映画版で初めてラウルが登場した時のメグの「ハンサムじゃないの!」というセリフからも窺い知ることができるかも。)
私なんて、いつまでも厳しいママに叱られてばかりなのに・・・。
それに、ママはなんだかいろいろ隠しているみたいだし・・・。
「なぜ、私じゃなくて、クリスティーヌなの?」
私だって、大勢の踊り子のひとりじゃなくて、
スポットライトを浴びて舞台に立ちたい!!
メグがどんなに性格のいい子だとしても、こう思うのは罪ではありません。
母が言うように、ラストの段階で、自分もファントムから歌を教わりたい、
とまで思っていたかどうかはわかりませんが(そういう解釈もアリアリだと思います。)、
とにかく、単純に親友を心配して来た、とかではないんでしょうね。
それまでなんとなくカヤの外に置かれてきた彼女の立場としては、
自分の目で真実を確かめたい、ファントムに自分も会ってみたいというような気持ちはあったのだと思います。
だからこそ、誰よりも早く隠れ家に到達して、玉座を見つけたのです。
今後は、メグの心情に注目して、また舞台版や映画版を見返したいと思います。
まだ見てはいませんが、メグの心理に今のうちから思いをはせておくと、
続編の「ラブ・ネバー・ダイズ」もより楽しめるのかもしれませんね。