オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

世界のCDから♪

2017-11-14 13:35:07 | オペラ座CD
オペラ座の怪人の世界中のCD集めも、先日のメキシコ盤をもって一応の完結を見ました。
スイスのバーゼル盤がまだ手に入っていませんが、おそらくムリだと思うので、ここらへんでまとめておきたいと思います。

各国のCDについての感想はそれぞれの記事で書いたとおりですが、今回はその中から、私の独断と偏見でベスト5を選んじゃおうと思います(^O^)/

ミュージカルのキャストレコーディングのみで、よくわからない人たちの歌ってるコンピレーションとかは除きます。
まあ、含めたとしても順位は変わらないですけど(^_^;)

第5位は、、、
ロンドン・オリジナルキャスト盤 と
ロシア・キャスト盤
の2枚です!

かなり悩ましかったのですが、やはり本家本元を外すのは忍びなく、、、
そして、意外なところでときどき聴きたくなってしまうロシア・キャスト盤も捨てがたく、同率とさせていただきました( * ´_` * )

やっぱり、サラ・ブライトマンの声は可憐ですし、高音部には鳥肌が立ちます。
マイケル・クロフォードも、声はあまり好みではありませんが、初代ということで、キャラクターを創り上げた偉大さを感じます。

ロシア・キャスト盤は、最も新しい録音で、オケの迫力があります。
それに、ファントムの声も好きです。
ただ、「にゃ」という音の単語が多いのは気になりますが、猫好きなので、👌
これは、どこがいい、とあまりうまく説明できないのですけど、
なんとなくまた聴こうかな、という気持ちにさせられます。

第4位は、、、
カナダ・キャスト盤

これは、オケの演奏が他とは一線を画していて、聴き応えありますね。
あとは、やはりコルム・ウィルキンソン!
神の声ってやつですね〜。
ほんとに最初にファントムを演じたという彼ですが、そのときどんな感じだったのか、聴いてみたいものです。
曲も試演のときからはだいぶ書き直されたとはいいますがね。
なんといっても、ラミン少年がミュージカル俳優を目指すきっかけとなったというコルム・ファントムですからね~。
やっぱり、一流の品格という印象です。
ちょっとジジイ声ですけど(失礼!)、歌唱力はさすがですし、感情表現がバッチリですね。
屋上で怒るところとか、ポイント・オブ・ノー・リターンの後に、クリスに愛を打ち明けるところとか、
ファントムが心情を吐露する場面での演技は他国と比べてもピカイチじゃないでしょうか。
CDを聴くだけでも本当に泣いてしまいます。
その精神は、ラミンの演技にも受け継がれていると私は感じます。
最後の「選べ!」のあたりは、ほんとに恐ろしいですしね。
このアルバムが何より凄いのは、舞台の録音じゃなくてスタジオ録音なのに、すごい演技だというところです。
たとえば、ロンドン25のCDは舞台の録音ですから、そりゃ本人たちも芝居に入っていて、特に終盤なんてものすごい気迫ですけど、このコルム・ファントムは、いったいどうやってスタジオでここまで役に入りきってるのですかね?
プロだからそんなこと造作もないことなんですかね?
もしかして、衣装とか着てるのかな?
そう考えると、録音風景も見てみたい気がします。
わりとこのCDは現在でも日本国内で流通しているし、他のバージョンと見分けやすいジャケットですので、
皆さんも一度お手に取って聴いてみてくださいね(*^_^*)
聴いて損はないですよ!

第3位は、、、
メキシコ・キャスト盤
なんと、あのメキシコ盤が堂々の3位にランクインでございます。
あのカナダ盤をおさえて、3位とは、自分でも驚きを隠せません(笑)
これは、もうひとえにポイント・オブ・ノー・リターンの魅力としか言いようがありません。
スペイン語でのポイント~、ほんとに素晴らしいです。
英語よりもあの曲の魅力が引き立つように聴こえるんです。
これは聴いてみるまで分からなかった点です。
あの曲調に流れるようなスペイン語の響きがほんとにピッタリと合ってるんですよね~
歌詞は何言ってるか全然わからいんですけどね、これは英語でもこの曲の歌詞は難しいので、
あんまり変わらないです。
ただ、スペイン語がいいな、と思うのは、あくまでもポイント~の曲の部分です。
オール・アイ・アスク・オブ・ユーのフレーズでファントムがクリスへの愛を歌い上げようとする
「Say You Share with me~」の部分からは断然英語のほうが好きです。
特に「Anywhere you go let me go too~」ってとこは、英語で歌いたい!
(私がスペイン語では歌えないだけですけど)

あと、このメキシコ盤で忘れてはならない存在、そう、それはラウルです!
私の中では世界最低のラウルです(笑)
ファントムの声はかなりいいのですが、ラウルで台無し。
某ショッピングサイトのレビューでは、こんなラウルがむしろ守ってあげたくてかわいらしい、
といような優しい方もいらっしゃるのですが、私はこのラウルは許せません・・・。
でも、まあ、素晴らしいポイント~と最低なラウル、清濁併せのむ、
それらを全部ひっくるめてのインパクト大なメキシコ盤なのであります。
もしかして、ラウルが普通だったら、ここまで印象に残るアルバムには仕上がらなかったのかもしれませんしね。
とにかく、オール・アイ・アスク・オブ・ユーの残念さは半端ないですし。
ラウル役の人、どんな顔なんだろうなぁ?
こんなひどいラウル、顔を見てやりたいもんだぜ。
しかし、歌詞カードにも写真なかったし、分からないなあ。

と、まあ、ダメな部分(ラウル)も語りたくなってしまう、不思議な魅力にあふれた1枚なのです。


第2位は、、、
劇団四季10周年記念ロングランキャスト盤
今井清隆さんのファントムですね。
やっぱりもともとは劇団四季からオペラ座に入った身としては、
四季の顔も立てなくては、ということで、2位にランクイン。
現在、高値で取引されているオリジナルキャスト盤(市村正親)も、
ロングランキャスト盤(山口祐一郎)も私はあまり聴きません。
彼らの声は私のイメージよりもちょっと高いんですよね~。
もうちょっと深みが欲しいというか。
なので、今井さんがいいです。
今井ファントムは落ち着いた声の低さと圧倒的な声量で安定感あります。
ときどき日本語バージョンが聴きたくなると、こちらを聴きます。
しかし、高井ファントムや、村ファントム、佐野ファントムのCD出してくれるのなら、
全部買いますよ!!四季さん!
(ちなみに、高井ファントムは、金曜ロードショーの吹き替えで聴けるからまだいいけどさ。)


そして、栄光の第1位は!!!
ロンドン25周年記念公演です!
ですよね~。私のチョイスならそうなっちゃいますよね。
でも、このCDについての単独の記事はこれまで書いていなかったんですね。

拍手なんかがやたら長かったり、オーバーチュアのところで爆竹の音が気になったり、
と、やはり生の舞台の録音なので、聴きにくい箇所があることは否定できません。
しかし、最高の舞台の録音です。映像を見られないときでも、音だけ聞けば、
そのシーンが目に浮かび、ラストの場面では、電車の中でも泣いてしまうような恐ろしいシロモノです。
すべてのキャストが最高ですもんね。
私、やっぱりラミンのファントムがいちばん好きです。
彼の声の伸びやかさとパワフルな声量と歌い方、豊かな感情表現。
どれをとっても完璧なファントムです。
そして、シエラのクリス、ハドリー・フレイザーのラウルも、本当に素晴らしい。
シエラの高音はほんとにゾクゾクするし、ハドリーのラウルは頼もしい(メキシコのラウルとは大違い!!)。
全員の歌唱と演技がすばらしくて、ファントムとラウルの間で揺れ動くクリスにバッチリ感情移入できます。
(というか、私なら最後の最後でファントムを選ぶと思う・・・)
もう、私はこの映像を観すぎていて、これがバイブルのようになってしまっています。
なので、CDでもこれを1位に選びました。このバージョンを聴くと、落ち着くんですよね~(*^_^*)
「ああ、これが私が最も愛する『オペラ座』だ」と。
ていうか、こんな超一流味わっちゃうとね、今後どんなもの観ても超えられないですよ。
その点だけが残念です(´Д`)=3

ところで、このCDには、グランドフィナーレのサラ・ブライトマンの部分はカットされていますが(大人の事情ってやつでしょう)、
歴代ファントムたちが歌う部分はちゃんと収録されています。
ここで特筆すべきは、やはりジョン・オーウェン=ジョーンズ(JOJ)ですよね。
私、この人の歌声も大好きです。
ラミンとはまたタイプが違って、とっても繊細で優美で心地よい声なんですよね。
ほんとに美声だと思います。
ソロアルバムで一部の曲を歌ってはいるんですけど、ぜひともオペラ座の怪人の全編を歌ったものをCD化してほしいです。
繊細で優しい歌声なので、キレるシーンとかがどうなるのか、ぜひとも聴いてみたいのです。
あと、タイトルナンバー「オペラ座の怪人」を歌ってるとこも聴きたいな。(収録されているアルバムあるのかな?)

さて、以上あくまでも私の独断と偏見に基づき、世界のCDベスト5を選ばせていただきましたが、
こうして見ると、本場ロンドンを除くヨーロッパ勢が全滅ですね。
ウィーン盤ドイツ盤ポーランド盤スェーデン盤オランダ盤ハンガリー盤とけっこう数はあるんですけどね(^_^;)
韓国盤も惜しくもランクインならずでしたが。

あー、世界のCDの聴き比べ、楽しかったなぁo(*^▽^*)o
今後も聴くのは上の5枚にほとんど固定されちゃったけどね~。
でも、半年ぐらいしたら、ほかの国のもまた聴いてみましょうかね(^_^)v

〜番外編〜
敢闘賞は、2004年版映画のサントラです!!
あんなに歌唱力を貶してたジェリー・ファントムですが、映画のSexyなお姿を何度も見ているうちに、あの歌声もセクシーでアリかな、と思うようになってしまったという(^_^;)
ごくたまーに、聴きたくなりますね♪

メキシコ・キャスト盤(2001年)

2017-10-14 10:00:00 | オペラ座CD
ついに、世界各国のCDコレクションのラストを飾るメキシコ盤が届きました!!
これは、amazonUKで購入しました。
世界各国のamazonをチェックしても、UKの中古でしか見つかりませんでした。
しかも、かなりの高値・・・。
アメリカとかでは、$10くらいでmp3はあるんですけど、日本からは購入できないようなので、本当に残念ですね。

9月8日にイギリスから発送されたということだったんですが、待てど暮らせど届かず。
9月が終わったときに、これはもう郵便事故で逝っちまったなと、諦めてたのですが。
配達予定日の10月4日になんと、届きました。
追跡してもよくわからない状態で、ほんとに諦めていたので、届いて嬉しいです。
こういうレアな品物は、発送されて紛失してしまうと、
返金されたとしてももう在庫がなくて替えがきかないのでダメージが大きいです。
なので、ほんとによかったo(*^▽^*)o

ケースは表がかなりバキっと割れてて、


しかも、裏面のバーコード部分に謎の丸い切り取り痕、、、なんなんだろ(^_^;)



まあ、CD自体には問題なかったのでよしとします。


冊子(歌詞のみで写真はなし)はわりとキレイだったし。


ジャケットはオーソドックスなデザインですが、タイトルはスペイン語です。

前置きが長くなってしまいましたが、内容です、、、
ファントムの声はかなり好みです。
はっきりいって、ロンドンと日本以外、今まで聴いてきた世界のファントムで、
「お!」
と思わされたのって、カナダだけなんです。
そう、コルム・ウィルキンソンです。
超大物ですものね。
さすが、といった風格でした。
私はわりとオジサマ声のファントムが好みなのです。
この点、ラミンは実年齢の割にオジサマ声を出してますよね( * ´_` * )


そして、このメキシコ盤は2枚目の、「お!」となったものになります。
ファントムの声はかなり私好みの低さで、声量も十分といった感じ。
スペイン語って巻舌が相当すごそう、とか思っていたのですが
、気になってしかたないというほどではありませんでした。
むしろ、ドイツ語のほうが巻舌は気になるかも。
ミュージックオブザナイトも聴き惚れました。
怒ってる場面の演技も悪くないし。
スペイン語はまったく分かりませんが、
ポイントオブノーリターンなんて、英語よりもむしろイメージに合ってる気さえしました。
しっくり来るというか、曲調ともマッチしているし。
そもそも、ポイントオブノーリターンの歌詞って、私にはちょっと難しくて、
英語でも聞き取りににくかったり、意味がよくわからない単語が多いので、
まったくわからないスペイン語でも違和感ないのかも(^_^;)
それに、場面のイメージもカルメンとかっぽかったりするし。

いやー、失礼ながら、
メキシコ盤にはここまでの期待をしていなかったので、いい意味で裏切られました。

それにしても、最後から2番目に届いたのがカナダ盤、最後がメキシコ盤だから、
それまでに聴いてきた他の国々はなんだったのか、という気もしないでもないですが、
まあ、いろいろなファントムが聴けてよかったです。
世界のファントムの総括については、機会があれば、別記事で書こうかな٩(。•ㅂ•。)و

クリスは特に悪くないという印象かな。
大人声だと思います。
しかし、ラウルは、、、(இдஇ; )
ワタシ的にはこのラウルはないな〜。
もうちょっといい人いなかったのかなあ( ´ー`)
なぜこの人にしたのか。
RUGはこの人で許可したの??

オールアイアスクオブユーも、だから、ちょっとねえ。
最後の隠れ家での三重唱も、このラウルじゃ、せっかくのファントム様の美声が活かされてない気がしました。
というか、ラウルが現れた瞬間、プッ!(笑)みたいな。
ファントムとクリスのそれまでの緊張感漂う演技が台無しなわけですね。
残念だわ。
これじゃ、ラウルとファントムの間で揺れるクリスの気持ちがまったく理解できない。
ラウルに魅力を感じられないのです( º﹃º` )
マヌケ声に加えて、歌い方もやる気なさげで、ちょっと市村ファントムのときの山口ラウルのような・・・(*゚0゚)

カルロッタは安定的ないわゆるカルロッタ声だと思います。イメージどおりといった感じ。
メグは印象が薄いです。

とにかく!
ラウルがあまりに私のイメージとかけ離れていて(私の勝手なイメージでは、
向こう見ずな若者なんだけど勇敢で一途なイケメン声。
映画のパトリック・ウィルソンの声なんかいいですね。あと、ロンドンのオリジナルの人もいい。)、
インパクトが強すぎるので、
他の人の印象はあまりありません(笑)
なかなかすべてのキャストが最高!!というわけにもいかないんですね(¯―¯٥)

ただ、ジェリーみたいな若くて超絶セクシーなファントムじゃなくて(私はそっちもヨダレが出るほど好きですが)、
熟年(っぽい声)かつ情熱的で歌うまなファントムがお好きな方にはオススメです。
ワタシ的にはラミンもそのジャンルに含まれます。
そして、カナダ盤のコルムではちょっと老人すぎる(枯れ過ぎ)という方にもちょうどよいのではないかと。
もう、ラウルのことはあまり気にしないでください(;>_<;)
といいつつ、ラウルに対する感想が大半を占めている現実、、、

最後になりましたが、ファントムがシャンデリアを落とすときの、
「行けー!(Go!)」のところが、
「ほうら!」と聴こえて、ちょっと可愛らしいです( * ´_` * )


カナダ・キャスト盤(1990年)

2017-09-27 10:00:00 | オペラ座CD
世界各国のオペラ座の怪人CDもこれで15枚目になります。
(誰が歌っているのかよくわからないコンピレーションなどを除く。)
いろいろ聴いてきたなあ( * ´_` * )
あとははるばるイギリスからやってくるメキシコ盤を残すばかり。
あ、バーゼル盤もまだだけど、こいつは手に入る見込みがありません(;>_<;)

さて、今回は、、、
試演でファントム役を演じたというコルム・ウィルキンソンがファントム役を演じたカナダ・キャスト盤です。
かなり期待度高いです。

これは、ものすごく安い中古版を日本のamazonのマケプレで注文したのですが、
3週間ほど待てど暮らせど届かず・・・。
郵便事故のようなので、返金するとのこと。
仕方なく新品の2000円弱の商品を改めてプライムで注文し、翌日に届きました。
本当に欲しいものは、ある程度の値段を出して買わなきゃダメ、ってことですね。
結果的にその価値はありました!



ジャケットは、他のどこの国とも違って、黒い縁取りがあって、白というかクリーム色の部分の面積が大きいです。
どことなくファントムからの手紙を思わせるデザインですね。
真ん中には仮面のイラストではなく、ファントムとクリスの二人の写真。
これは、他のCDのほとんどが紛らわしいいので、一発で見つけられて便利かも。

歌詞カードはついてます。





残念なのは中の写真がすべて白黒なこと( º﹃º` )
予算の都合でしょうか、、、


1枚もののハイライト盤なので、例によってセリフのところはあまりありませんが、
私が入れて欲しいと思っている「屋上でファントムが怒るところ」は入っています。よしよし。
しかも、そこの箇所には、「I gave you my music」というタイトルが付いています。
イイね!!
「All I ask of you(Reprise)」ってなってるものが多いけど、
このカナダ盤のタイトルは、ここの部分の重要性をわかってるって感じ。
あと、「ワンダリング・チャイルド」もちゃんと入ってる!
やっぱり分かってるね!
さすがにドン・ファンの勝利の稽古はありませんけどね。
それに、メグとクリスの「エンジェル・オブ・ミュージック」と、
マスカードの後の「ホワイ・ソー・サイレント」もなし。
「エンジェル〜」はたいていのやつに入っているので変わってますね。
メグがどんな声なのかあまりわかりません。

言語は英語なので、ロンドンと同じような感じかと思ったのですが、
意外や意外、内容もジャケット同様、けっこうオリジナル感満載です。

まず、プロローグのオークショニア!
シャンデリアの紹介、盛り上げすぎ(笑)
あの最後の「ジェントルメン!」の言い方。
いやいや、のっけから度肝を抜かれました。

それから、「シンク・オブ・ミー」のラスト、「あああああああー」というところ、クリスがかなり自由です。
どこの国のバージョンとも全く違うのでびっくり。

コルム・ウィルキンソンの歌声は、さすが一流の風格が漂っていますね〜
私の中ではビジュアル的にはロンドン25のグランドフィナーレのイメージなので、
銀髪の紳士ってことで、ちょっと爺さんっぽい声に聞こえなくもないですが。
しかし、1990年の録音なので、当時はもう少し若かったはずですよね(^_^;)

ちなみに、ロンドン25のグランドフィナーレでは、向かって左から二人目がジョン・オーウェン=ジョーンズで、右から二人目がこのコルム・ウィルキンソンでした。二人共、素晴らしい歌声を披露してましたよね(-´∀`-)

カナダの発音ってよく知らないのですが、アメリカともイギリスとも違うのでしょうかね?
聞いた限り、「t」の音をはっきりと発音しているようです。
でも、カナダ育ちのラミンはそんなの感じなかったんだけどな。

ハンニバルの本番を見たときのラウルの「Can it be, can it be Christine?」ってとこ、
「キャン ”イット” ビー・・・」みたいな。
支配人たちもかなり「t」はっきりしてますね〜

「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」の感想は、専門の記事にとっておきたい気もしますが、
書いときたいので、書いちゃいます。
かなりクセが強く、ねっとりとした歌い方です。
でも、やっぱり声はいいので、聞き惚れます。
しかし、ここでもやっぱりコルムさんも「t」とかなりはっきりと発音されている印象です。
英語の他のバージョンでは、通常は「t」って曖昧な感じだと思うのですよね。
あと、気づいたのが、「imagination」の発音!!
ラミンは、「イマジャネイッション」って発音してるのですが(ロンドン25とソロアルバムの両方とも)、
なんとコルムさんも「イマジャネイッション」でした!
ラミンはカナダ育ちで、子供の頃に「オペラ座の怪人」を見て感銘を受けて、
音楽の世界に入ったと言います。
ラミンがこのとき見たファントムって、コルムさんだったのでしょうか。
それで発音もマネしてるのかな?
それとも、カナダでは普通にそう発音するのかな。
こういうちょっとしたところに面白みを見出すのも、世界のCD集めの醍醐味であります。

※ 調べてみたところ、やはりラミンが見たのはコルム・ファントムらしいです。
だからきっと、影響をバッチリ受けてるんでしょうね(-´∀`-)
屋上で怒るとことか、ポイントオブノーリターンのあと仮面を剥がされる直前に歌うオールアイアスクオブユーのフレーズとか、ダウンワンスモアとか。

以下、箇条書きの感想です。
・クリスの声は悪くはないけど、娘というよりは大人の女っぽい。
・ラウルの声もいいけど、やっぱりこちらもちょっと大人び過ぎかな。
・カルロッタはかなりの金切り声!
・支配人たちはそんなに好きじゃないかな。
・オケの演奏もいいと思う。
・「マスカレード」の演奏はテンポが良くって好き。その他のところも、比較的早めだと思います。
ときどき、「遅!!」ていうやつもあるので、私的には満足です。
ほんとにこのオケはすばらしいです。
ポイントオブノーリターンからダウンワンスモアに流ていくあたりも、すごく緊張感に満ちた演奏で、引きこまれます。
「オペラ座の怪人」では笛系(素人なので、楽器名がよくわかってない(^_^;))の音が際立ってる。

全体の感想として、やはりコルム・ファントムは一流の風格で、存在感バッチリです。
レ・ミゼラブルのジャンバルジャン役も有名で、「伝説の男」とか「神の声」と言われているとか。

詳しくはこちらのイープラスの記事をどうぞ!

なるほどー。
私はマイケル・クロフォードより好きだなあ。

ハイライト盤ながらも、通常は端折られがちな重要な部分もちゃんと入っているので、リピート確定のアルバムです。
というか、ヘビロテかも。
カナダ・キャスト、レベル高し!
ほんとに終盤の盛り上がりが半端ないです。
この点はロンドン25もそうですが、あっちは舞台の録音なので、まあ演技も含めて盛り上がるのはわかりますが、
このカナダ盤はスタジオ録音なのに、ここまで演技しているのはスゴイ!としかいいようがありません。

ちなみに、トロントでは、ポール・スタンリーもファントムを演じたとか。
いろいろやりますね!カナダ!

そうそう、カナダはフランス語圏もあるので、
次はぜひフランス語で上演して、CDも出してください!!
フランス語とかイタリア語バージョン、聴いてみたいなぁ。

ポーランド・キャスト盤(2008年)

2017-09-26 10:03:00 | オペラ座CD
これは、アマゾンUKで購入。
安かったので稀少価値はないのでしょうね。
2008年のものです。
「ROMA」ってなんでしょうね??謎です。


1枚ものです。



CDを外すと、なぜかイル・ムートのバレリーナの写真。
しかも、顔とかは見えない。

なぜこの写真(・・?
でも、なんかオシャレ。

冊子を見てみましょう〜
おや、ウェバー先生!


世界各国のCD集めてますが、ウェバーの写真が載ってたのは初めてです。

なんとなく清楚というより、蓮っ葉な感じのするクリス(笑)
ラウルの髪型は、ものすっごい七三ね。


なんか、湖から出てくる燭台のデザイン、だいぶ違くないですか??(^_^;)
マリア・ビョルンソンを無視したオリジナルデザインかな~?
どうしちゃったんだろう??


なんかポーランド語で書いてあるんだけど、ぜんぜん読めないのでわかりません。
きっと「全米が泣いた!」(例)みたいな評判の文句なんですかね?




↑この不気味な手はファントムの手?!

歌詞カードはありませんでした。

・オーバーチュアの演奏がロックっぽい。エレキギターとかベースっぽい音色が強めに使われている感じがします。
・クリスの声は必要以上に可愛らしげにしてる感じ。←蓮っ葉な感じの写真に引きずられたイメージか!
そして、歌唱力はあまり高そうではないです。
・ファントムの声は、、、ワタシ的にはかなり残念な感じです。
声楽系の方ではない感じで、声は高めで、深みもなし。
たとえるなら、ロンドン25のグランドフィナーレのいちばん右の人(ペーテル・ヨーバックさん)みたいな感じです。
・ラウルの声は頼もしげで悪くはないです。
・カルロッタの声もなんかかわいいオバサンって感じ。
・ファントムの声は、部分的にセクシーに聞こえるとこもあって、ポイントオブノーリターンはなかなかよかったけど、その後の隠れ家でのとこは、私としては全然ダメでした。
・猿のオルゴールの音は、長い間鳴っていてファントムが歌うところにも被さってて、かなりの違和感。音色もオルゴールにしては立派すぎるしなあ。やり過ぎ感あり。
・なんとなく、全体的にうーん、という内容でした。コレクションの一つとしてなら○。

こういうのを聴くと、失礼ながら、口直しならぬ見見直しにラミン&シエラが聴きたくなってしまう私です。
こればっかりは個人的好みなので、すみません(>□<;)

スウェーデン・キャスト盤(1990年)

2017-09-23 10:04:00 | オペラ座CD
これはなかなか見つからなくて、
最終的にはアマゾンUKで中古品を買いました。
付属の冊子もキレイな状態でしたが、お値段はかなり高めでした( º﹃º` )
ポンドの計算があまりちゃんとできていなくて、
あとでクレジットカードの請求を見て「!!」
劇団四季のオリジナル・キャスト盤とあまり変わらない値段になってしまった・・・。
そのかわりかなり早く届きました。


高いだけあってやはり2枚組でございます((o(´∀`)o))ワクワク
私は、1枚もので、屋上でファントムが怒るシーンや、
墓場でのワンダリング・チャイルドが省略されているのがどうにも我慢ならないのです。
あのあたりこそが、ファントム役者の腕(声?)の見せ(聴かせ)どころだと思うのになぁ。
ただ、2枚組はスマホで聞くときも、プレイリスト化しておかないとつなげて聞けないので、
ちょっとひと手間かかりますね。


冊子はなぜか中途半端なサイズ。


写真はこんな感じ。


この場面はだいたいどこの国でもの使ってますね。
舞台美術の見せ場ですものね(○´艸`)


レッド・デスも(-´∀`-)
右側の絵は、同じようなのがウィーン盤にもありました。


さて、感想です。
・パラパラとした拍手が入ってるので、スタジオ録音じゃなくて、舞台の録音なのですかね。
・クリスは、ウィーンと同じような感じで、透明感がなくてオバサンっぽいです。
・まさかの、メグまでオバサンくさい(^_^;)
・ファントムの声は、深みには欠けますが、意外と悪くないです。かなり、ねっとりした歌い方です。巻舌も利いてるます。
ただ、最初に地下で仮面をとられたときの怒り方が半端ない(;>_<;)
なにもそこまで怒らなくても〜(`ε´)
・そのわりに屋上ではあんまり怒ってない∑(°口°๑)
どちらかというと、メソメソしてる感じ。
・マダムジリーの声が、、、男の人みたいだよ。最初だれだか分からなかった(´•ω•`;)
・ラウルの声はカッコいい。イケメン声。
・カルロッタはちょっとクセがなくて、物足りないかも。クセ強すぎる人も困るけど(^_^;)
・「オペラ座の怪人」で、サビの歌詞が「✳✳✳オペラザノ〜」と聞こえるので、「オペラ座の」と言ってる?とハッとしてしまいます(笑)
・この「ミュージックオブザナイト」もキライじゃないな。
・うまく言えないんですけど、猿のオルゴールの音がしっかりしてる。音色がロンドン25とかと違います。

いやー、それにしても値段が高かった(´Д`)=3