オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

グレイテストショーマン応援上映会~つづき~

2018-03-29 10:00:00 | ほかのミュージカル
※ 映画「グレイテストショーマン」に関するあらゆるネタバレを含みますので、ご注意ください。

で、前回の記事の続きですが、、、
応援上映会の川崎のお客さん自体は、比較的おとなしめという印象でした。
動画で見たのですが、新宿のバルト9はイベントをやっていたこともあって、
ものすごい盛り上がりようだったみたいですね。
ゼンデイヤのコスプレの方もいたようですし。
川崎はコスプレのお客さんも見かけなかったしなあ。
私は、付け髭を持参して、ヒュー・ジャックマンの看板のところで写真撮りましたけどね!


↑写真は以前京急で公式の衣装の展示を行っていたときのものです。
この中ならやりやすいのはチャリティの衣装かな・・・。

なお、初日よりも2日目のほうがお客さんのノリはよかったです。
応援上映リピーターなのかどうかは分かりませんでしたが、
2日目は若い女性がたが、ところどころで、「キャー!」とか「ヒュー!」とか「アン!」とか言って、黄色い声が飛んでいました。
ほほえましかったです。
私は、本当は、始まるときの「20th Century FOX」の立体的なロゴが出てきたときに、
「にじゅうせいきふぉーっくす!」とか叫びたい気持ちでしたが、そこは何とかこらえました(笑)

そんな私が絶対にやりたかったのが、冒頭のThe Greatest Show の足踏みと、
This is the Greatest Show!! と叫ぶところ。
足踏みは、映画自体の音響が大きいので、意外と音が響かなかったですが、
「おーおおおおおー、ドンドン!!」ってやれたのは本当に気持ちよかった。
叫ぶのは、最初はちょっと恥ずかしかったけど、ラストのほうの同ナンバーではきっちり叫ばせていただきました。

私は、Million Dreams はけっこうツボで、
フィニアス少年の不遇な少年時代とチャリティとの純愛が流れるようにどんどん進んでいくのに涙が止まらなくなります。
この曲のときに、チャリティが花嫁学校へ行かされてしまうシーンがありますが、そこでフィニアス少年は「チャリティ!!」と叫んで、
持っていた色とりどりの反物を落とします。このときの上からの映像がまた美しい。
この映画は、本当に色彩の使い方も上手で画面も美しいですね。
私はここで、「チャリティ!!」と叫びたかったのですが、他に叫んでいる方はいなかったので、
小さくもごもごと「チャリティ・・・」とつぶやきました。

応援上映ということで、静まり返ってみなければならないという制約がないため、
思いっきり泣くこともできました。
普段は、シーンとしてることろで鼻をすすったりできないため、垂れ流し(きたない!)みたいになってしまうのですが、
今回はそこまで気を使わずに泣くことができて気持ち良かったです。
これは、ミュージカルの舞台を見るときの悩みでもあるのですが、大体において号泣するので、
劇場で泣くのは許される、としても、そのあと、鼻をすすったりすることで迷惑になるのではないかと、いつも気を使っています。
近くの方の迷惑にならないよう、なるべく邪魔にならなさそうな場面で一気に済まそうとは思うのですが・・・。

ところで、何度見ても思うのですが、バーナムが銀行で見かけた親指トム将軍をスカウトに行くところ、
つっこみどころが満載ですよね。
まず、一般私人のバーナムがなぜ他人の医療記録なんか持ってるんだ、と。昔は個人情報とかゆるかったんだな~。
それから、トム将軍が一度はドアを閉ざすけど、そのあとすぐにニコっとしてドアを開けて、ショーに出ることを承諾するところ。
簡単に陥落されすぎだろ、と。
まあ、それだけ人の心を操ることに長けてたってことでしょうけどね、バーナムが。
でもいいんです、そんなこと。
だって、大事なことはそんなところじゃないから。そこらへんは浅くてもいいのです。
むしろ、あのくらいの簡単なやり取りがちょうどよいと思います。

さて、お次はいよいよ Come Alive ですね。
私は、もしかしたらこの場面がいちばん好きかもしれません。
ヒュー演じるバーナムがステージ衣装をファサっと羽織って、
「Come Alive」って言いながらステージに向かうところ、何度見てもゾクゾクきます。
あとは、もちろん、パフォーマーの方々の圧倒的なダンスと、ノリのいいナンバー、
もう、リズムを取らないでいるほうが難しい、っていうか、ムリ!
それにこの曲が終わったとき、映画の中でも観客が拍手するじゃないですか。
私も思わず一緒に拍手しそうになっていました、いつも。
でも、映画は拍手なんかしちゃいけないんだ、ガマンガマン、といつも自分を抑えていました。
でもね、応援上映だとそれが全部できちゃうんですよ!
思いっきり手拍子して、曲が終わった時に拍手して。
もう気持ちいい、としかいいようがないです。
ただただ気持ちいい。すっきりする。
今まで抑圧されてきたものが解放されるのを感じます。

そういえば、Come Alive の前に、個性的な人々を募集するためのポスターを貼るシーン、
あそこでトンカチで釘を打つ時の「トントン!」というリズムに合わせて、
いっしょに膝を叩くことができたのも嬉しかったです。

で、バーでバーナムがフィリップを口説くシーン。
あー、ここもすごく好きだなぁ。
Come Alive と甲乙つけがたいです。
本当にかっこよくて、スタイリッシュで。バーテンさんもステキだしね。
新宿だと思いますが、バーテンさんのコスプレしていた方もいたみたいですよね。
ここでは、2日目のときには、やはり「キャー!」みたいな黄色い声が飛んでいましたよ(*^_^*)

それに、フィリップがアンに一目ぼれするスローモーションのシーン、女性のお客さんが「美しい・・・」とつぶやいておられました。
その気持ち、よく分かります!

バッキンガム宮殿に行ったりなんやで、いよいよジェニー・リンドの登場。
あの登場シーンも、思わず息を呑んでしまうくらい美しいですよね。
Never Enough は、最初はあまり好きではなかったのですが、何度も聴いていてるうちにハマってきました。
ネバーネバーのとこで、サイリウムをふりふり。
でも、この曲って、ちょっと女の情念みたいなものが怖いですよね(^_^;)
どれだけあっても満たされないって。どれだけ求めるのかと。
家では納豆こねながら歌っています。
そうそう!
オペラ座ファンとしてハズせないのは、「ブラビッシマ!」の掛け声!
歌姫には賛辞を贈るのをお忘れなく。
ちなみに、字幕では、ブラボーとブラビッシモとなっていましたが、私の耳には、ブラバーとブラビッシマと聞こえました。
どうなんでしょ?でも、アメリカ人はあまり気にしないのかな??

いよいよ、お次は最大のナンバー、This is me は当然、号泣です。
もう、これはどんな場面でもこの曲を耳にすると、条件反射的に涙が出てしまう体になってしまいました。
どうしよう・・・。出先とかでかかってるとヤバイですね(;_;)
この曲も最後の方は手拍子しますね。
それに、けっこうディスイズミー!って歌ってらっしゃる方もいました。
私も、サビのところはけっこう口ずさみました。

そうそう、今まで触れるのを忘れていましたが、応援上映では歌のときには、英語の歌詞が表示されます。
セリフ部分は日本語字幕ですが、歌の部分は日本語字幕はなしです。
英語の字幕は、カラオケのような感じで、歌に合わせて色が白から黄色に変わるのですが、
それに加えて、赤いシルクハットがぴょんぴょんとリズムに合わせて、字幕の上を飛んでいるのです。
最初に観たときは、それが気になってしまって、そこにばっかり目が奪われてしまうので、なくてもいいんじゃないかな、
と思ったんですが、2回目からは慣れたせいか、その帽子くんがかわいく思えてきました。
ツイッターなどを見ると、この帽子くんはおおむね好評だったようです。

だんだんサーカスをないがしろにして、リンドの公演にのめりこむバーナムさん。
そんな中、フィリップはジェニー・リンドの初演の日に気まずくなったアンとの仲を修復しようと、
アンを劇場に誘いますが、そこでフィリップ父がひどいことをアンに言います。
このシーンで、傷ついて帰ってしまうアンに対して、客席から「アン!」という声が起こっていました。
そのあとは、二人の圧巻のロープ・パフォーマンス。
ここもけっこうヒューヒューと盛り上がっていましたよ。
ほんとに疾走感、躍動感あるパフォーマンスと二人の切ないデュエットがすばらしいシーンですね。
ここは実際どのように撮影されたのか、メイキング映像がぜひとも見てみたいところです。

全国ツアーに出かけてしまうバーナムを見送る家族。
娘ちゃんたちが「いかないでー」と馬車を追いかける場面が切ないです。
そこから、ミシェル・ウィリアムズ演じるチャリティのソロナンバー Tightrope です。
この曲も最初はどうということもなかったのですが、あとからじわじわと来て、切なくなるナンバーです。
チャリティが実際にはそこに存在しない夫とダンスをするシルエットのシーンは胸が苦しくなります。
この曲は、「おう、おう、おう、おう、おう with you」ってとこを口ずさみます。
その合間合間にさしこまれる親密そうなジェニーとバーナムの様子にも、心がざわざわしてしまいますね~(・_・;)
汽車の中で、こてっとジェニーが頭をもたせかけるところ、あれを初めて見たときは、「こいつらデキてるだろーー(怒)」って思いました。
シンシナティの高級ホテルの一室でシャンパンを傾けながら迫ってくるジェニーは、
とても美しいですけど、恐ろしくもありますね。
今回の応援上映はLIVE ZOUNDという音響システムで音がよかったのでよく聴こえたのですが、
バーナムさんはそこで、「ゴクリ」と生唾を呑みこむんですよね。
うちのダンナによると、あの場面は、男から見ると蛇に睨まれたカエルのような気持ちになるとのこと。
「僕、帰ります~」(スタコラサッサ)となるのも分かると。
でも、それで急にヘソを曲げて公演を降りるなんて、本当に恐ろしい女ですよ、ジェニーは。
結局は、バーナムさんは潔白で男女の関係はなかったってことなんですもんね?
それで、急に「私も出し物だったのね」って逆ギレされても・・・みたいな。
私は、よく舞台を観に行く人間なんで、そんな個人的事情によるヘソ曲げで、
たくさんのお客さんが楽しみにしている公演を台無しにするなんて、
なんてプロ意識のない歌手なんだ!と怒りたくなりますよ、このシーンは。
まあ、ジェニーとバーナムの関係性が(男女の仲ではないにせよ)深く描かれていなかったことが
このような唐突感を与えてしまうのだと思いますが、でもね!いいんですよ、そんなこと。
多少不自然さを感じるストーリー展開だとしても、そんなこと些細なことなんです。結果オーライですよ。

そんで、火事が起きて、バーナムがフィリップを救出して、とかなんとかあって。
で、リンドによる公演中止と舞台上でのキスによるスキャンダルで経済的窮地に追い込まれたバーナムですが、
酒場で飲んだくれているとトム将軍たちがやってきて・・・
From Now On ですよー。
この曲って、ちょっと地味っていうか、
サントラでも9曲目の最後の曲で、それまでに名曲が目白押しなんで、
私の個人的感想としてはすこし霞んだ印象だったんですよ。
ヒュー・ジャックマンは思い入れが強いみたいに語っていたのを何かで読んだんですけど。
でも、改めて聴くといい曲だし、このシーンもみんなで踊るシーンは素晴らしいです。
それに、ヒュー様が走る!走る!
そして、このFrom Now On については、なんせオペラ座ファンの私ですから、
ラミンが歌っているのことをご紹介しないわけにはいきません!



ぜひともほかの曲も歌ってほしいものです。

さて、映画に話を戻すと、
実家にチャリティを迎えにいくシーン、序盤の駆け落ち(?)のために迎えに行くシーンと対になっている感じですね。
その後の海辺のシーンも、チャリティのしているストールのブルーがはためくさまがとても美しく、
そして二人の離れかけた心が元通りになる場面では号泣不可避です。
そこかしこから、鼻をすする音が聞こえてきました。

サーカスの焼け残りを片づけている場面、
サーカス再建の資金を銀行から借りることができなかったバーナムに対して、
フィリップが言う言葉が大好きです。
「残ったのは愛と友情と誇りを持てる仕事だけ」
もう終盤は涙が乾くヒマもありませんね!!

そこでラストの大団円!
再び The Greatest Show です。
ここのシーンも冒頭と対になっている感じですね~。
でも、冒頭では、ふわーっと夢だったかのようにサーカスが消えて、フィニアスの少年時代に戻される感じが
ちょっとさびしい感じだったのですが、ラストでは、最高に盛り上がる形で、フィリップに座長を譲った後も
フィリップたちの踊りが最高です。
もう、ここまで来ると、恥ずかしいもなにもなく、
手をメガホンみたいな形にして声の限りに「This is the Greatest Show!!」と叫んでいますね。
みなさん、間違いなくそういう状態になっているはずです(^_^)v
正直いって、象に乗って娘ちゃんたちを迎えに行くのはよくわかりませんが、
ラストで妹ちゃんが白樺のコスプレしてたのは、びっくりだし、客席からもほほえましい笑いが起きるシーンですよね。

ということで、あっという間に終わってしまいました。
でもね、エンドロールもThis is me とRewrite the Stars が流れるから、まだまだ気は抜けませんよ。
できればエンドロールのときも英語歌詞表示してほしかったな~。

で、前の記事で書きましたけど、エンドロール終了後にキアラ・セトルがThis is meを歌うワークショップの映像という、
まだ泣かせるのか!という展開でした。

劇場での上映もあと少しかもしれません。
みなさん、ぜひ今のうちに映画館に足をお運びください。

PS:
ここまで私がどハマリしたグレイテストショーマン、先日満を持して母を連れて行ったところ、
残念ながらそこまで響かなかったみたいです。
私は、19世紀が舞台という時代がかった設定にもかかわらず、楽曲が現代的でかっこよかったというギャップにかなりガツンとやられたんですけど、
年配の人にはもうちょっとクラシカルな雰囲気の音楽のほうがよかったのかもしれません。
たしかに、映画館の客層もわりと若い方が多かったようにお見受けしました。

グレイテストショーマン応援上映会♪

2018-03-27 17:00:00 | ほかのミュージカル
※ 映画「グレイテストショーマン」に関する大いなるネタバレを含みますので、ご注意ください。

ネタがなくて更新が滞っており、失礼しました。

さて、近年の映画でもっともドハマリしたグレイテストショーマンですが、
さすがに
5回観に行って、見納めかな、と思っていました。
そうしたところ、なんと、応援上映会なるものをやるというではありませんか。
ちなみに、応援上映会とは、それまでそんな言葉さえも知らなかったのですが、
どうやら、一緒に歌を歌ったり、拍手や手拍子、コスプレ、サイリウムOKという特別な形態の上映だそうです。
最近では、アナと雪の女王でいっしょに歌おう上映会とかやってたみたいですよね。

そんなんやるとなったら、行ってしまうじゃないですか!
だって、これまで拍手や手拍子を我慢して、どれだけフラストレーションが溜まっていたか(笑)
ということで、さっそく川崎チネチッタに行ってまいりました。
しかも、2日連続で(笑)



応援上映2回を含めて通算で7回も映画館で見ちゃいましたよ。
実は、あまり映画館で映画を見る習慣がないため、複数回同じ映画を映画館に観に行ったのは初めてです。
DVDなら、バック・トゥ・ザ・フューチャー20回くらい、オペラ座の怪人の25周年記念ロンドン公演30回超、とか見てるんですけどね~。
7回はちょっとやばいですよね(^_^;)
でも、IMAXは高かったですけど、応援上映会だって普通料金だし、しかも、なるべくレディースデーやサービスデーなどを狙っていったので、
7回分の料金といっても、1万円程度なんですよね。
ミュージカルの舞台S席1回にも満たないんですわ。
ミュージカルを観に行くことがなかった2月後半~3月にかけてちょうどよい娯楽になったように思います。

さて、まず川崎チネチッタについてなんですが、座席の座り心地はピカイチでした。
なんでもイタリアの何とか社からわざわざ取り寄せているとかHPに書いてあっただけあります。
それに、独自の音響システムであるLIVE ZOUNDというのもなかなかよかったように思います。
全国系の映画館(TOHOとかそういうところ)とは違う独立系のこだわりのようなものを感じさせます。
それから、応援上映会は初めてだったので、そうなのか!と思ったのですが、
上映開始前に簡単な前説のようなものがあるんですね。これはどこの映画館でもだいたいやっているのだと思いますが。
そのときに、出てきた映画館のスタッフさんが、バーナムのコスプレしてたんですよ。
ステッキみたいなのも持っていて。「レディースエンドジェントルマン!」って現れましたよ。
その衣装というのが、公式のものではなくてチネチッタのスタッフさんの手作りなんだとか!
この衣装を着ていたのは、初日の23日(金)だけで、翌日は普段の制服だったんですけど、
24日(土)に行ったときに、ロビーに展示されていたんですよ、衣装が。




そこに添えられたメッセージがなければ、どこの映画館でも配給会社かなにかから支給されて着ていたのかな、と思うところでした。
23日は、スタッフさんが着用していたので、展示はされていなかったのです。
他のお客さん(リピーター)が、「あれ?今日は衣装が展示していないね」なんて話していました。
チネチッタスタッフさんたちのショーマン愛を感じましたね。
あと、これは、もしかしたらほかの映画館もそうなのかもしれませんが、
23日(金)だけは、スタッフさんたちがみんな、赤いジャケットとシルクハット型の帽子をかぶっていたんです。
私、普段チネチッタには来ないので、これがデフォの制服なのかな?グレイテストショーマンにぴったりじゃん、とか思っていたんですよ。
でも、次の日に行ったら、地味な黒い制服で、帽子もなし。
え?と思って、スタッフのお姉さんに「昨日、スタッフさんがみなさん帽子をかぶっていたのですが、
あれはもしかしてグレイテストショーマンのためだったんですか?」とお聞きしたら、
めっちゃ笑顔で「そうです!応援上映会のために特別にかぶっていたんです!」とお答えいただきました。
なんだかこういうちょっとしたことが、嬉しいです。
ちなみに、これは全国統一かもしれませんが、チネチッタでは23日だけサイリウム(ポキっと折るやつ)も配られました。
じつは、23日(金)はたまたま月一度のチネッタデーというサービスデーということで、これだけサービス満載でなんと1100円だったのです。
財布のひもが緩んで、ついついクラフトビール(1杯950円)を2杯買っちゃいましたよ(*^_^*)
本当にお得でした。ちなみに、24日(土)はレイトショーだったので1300円でしたが、サイリウムは配られませんでした。

さて、応援上映会の内容ですが・・・
冒頭に、エンドロール後に特別映像(映画製作決定前のワークショップの映像)が流れる旨の告知がありました。
順序は前後しますが、この映像、王様のブランチなどでも流されていたのですが、私は見ていなくて、今回はじめてちゃんと見ました。
これが、大きい画面だし、その場の臨場感が伝わってきてとてもよかったです。
こういうちょっとしたオマケをつけてくれるのも心憎いですね。
本編の感動さめやらぬうちに、この映像を見ると、本当にただひたすら
「歌のパワーってすごい!」ということしか考えられませんでした。
キアラがなぜ最初歌うことをためらっていたのか、その理由は分かりませんが、
最後にはみんなが立ち上がって、全員で熱唱しているのです。
歌の力は偉大です。人の心を動かしますね。
言葉はアタマで理解するというワンクッションが必要ですが、歌はダイレクトに心に入ってきます。
もうね、グレイテストショーマンの楽曲は、どれもこれも鳴りはじめた瞬間涙が流れるというパブロフの犬状態です。

で、本編についての感想なんですが、ちょっと長くなったので、次回にします!

【更新】今年の観劇スケジュール♪

2018-03-16 12:31:27 | オペラ座の怪人
思いがけず、コンサートの予定などが増えたので、更新しておきます。

1月
オペラ座の怪人@京都×3 ←済

2月
ジーザスクライスト=スーパースター@川崎 ←済

マイケル・ボール&アルフィー・ボーのコンサート@渋谷 ←済

3月
魔笛@横須賀(ミュージカルじゃないけど)←済

4月
ノートルダムの鐘@横浜

5月
オペラ座の怪人コンサート@ソウル(確定) ←New!

ノートルダムの鐘@横浜

モーツァルト!@帝劇

6月
ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2018@渋谷

アンドリュー・ロイド・ウェバー記念コンサート@渋谷

モーツァルト!@帝劇

ノートルダムの鐘@横浜

7月
エビータ@渋谷×3

ノートルダムの鐘@横浜

8月
キャッツ@大井町(予定)

ノートルダムの鐘@横浜(千秋楽) 

9月
ケンヒル版オペラ座の怪人@渋谷 ←New!

オペラ座の怪人@静岡(抽選に当たれば)


10月
マリー・アントワネット@帝劇(チケット取れれば)

11月
キャッツ@大井町(予定)

オペラ座の怪人@仙台(資力・体力の余力あれば・・・)

12月
未定


モーツァルトの「魔笛」

2018-03-15 10:00:00 | その他
※ オペラ「魔笛」に関するネタバレを含みますので、ご注意ください。

横須賀芸術劇場で、宮本亜門演出のオペラ「魔笛」を見てきました。
厳密にはオペラではなく、ジングシュピール(歌芝居)というジャンルらしいのですが、まあ、日本人からしたらオペラでいいのではないでしょうか。

普段は神奈川県民ホールの出し物みたいですが、まだ県民ホール工事中なので、今回は特別に横須賀芸術劇場でやったみたいです。
横須賀芸術劇場は初めてですが、汐入駅目の前で、アクセス抜群です。
神奈川県民ホールなんて、関内駅からだとかなり歩きますもんねー(´-`)

この魔笛は数年前にオーストラリアのリンツで初演されたものらしく、わりと奇抜な演出かと思います。
出演は二期会、演奏は神奈川フィルハーモニーで、原語のドイツ語上演でした。

私は、魔笛の生舞台は、小学5年のときにウィーンのフォルクスオパーに連れて行ってもらったのが初めてでした。
ドイツのほうでは、子供のころに親が魔笛を見せて、子供がオペラを見る習慣を培っていくのだとか。
日本ではなかなか文化的なものに対してそういう習慣ってないですよね~。

とまあ、見たのが余裕で四半世紀以上前ということで、ストーリーの記憶も曖昧だし(そもそもドイツ語わからないし、字幕なかったし)、
予習をしなければ!と思い、
2013年のバーデンバーデン音楽祭で上演されたものがNHKで放送されたものを見ました。
これは主人公のタミーノがなかなかのイケメンで、劇中の設定ともマッチしていました。
衣装は白スーツとか、タイトなワンピースとか、まったくの現代風です。
私のお気に入りは鳥刺しのパパゲーノ。
キャンプに行くみたいな大きなリュックをしょって、ベイスターズみたいな色合いのキャップを被っています。
この役者さんもなかなかのイケメンでした。
やはり声も大事ですが、ビジュアルもね(๑ơ ₃ ơ)♥
なお、この舞台は、ほとんどセットもなくて、かなり削ぎ落とされた感じでしたね。

そんなのを踏まえて宮本亜門版を見てみましょう。
冒頭の序曲の段階からかなり冒険してます。
いや、まさに冒険が始まるんですけど(笑)
普通は序曲って、ぼけーっと聞いてるだけ(これから始まる本編に胸をときめかせる時間)だと思うのですが、
この亜門版は、いきなり小芝居みたいなのが始まるのです。
サラリーマンのお父さんが会社をリストラされてきて、子どもたちに当たり散らしてるところにお母さんが買い物から帰ってくるのですが、
お父さんはお母さんにも辛く当たるので、お母さんはヘソを曲げて荷物をまとめて出て行ってしまいます。
ますますヤケになったお父さんが飲んだくれていると、なぜかテレビ?(プロジェクターのスクリーン)に入ってしまい、
テレビゲームの中の人物になって悪者にさらわれたお姫様を助けに行く、、、という展開に。

正直、この演出は人を選ぶと思います。古典的なものを期待した人は、え!?となってしまうでしょうね。
こういうのは、いろんな演出の魔笛を見尽くした人向けなんでしょうか?
かなり衣装なんかも、刺激的だったり、変わった感じでしたし。
現に、母は「序曲のところのあのドタバタ劇はなんなの?あれ必要なの?」と申しておりました。
私は、テレビゲームの中に主人公が入ってしまうという設定自体は、買うときに広告で知っていたのですが、
もうちょっとドラクエっぽい雰囲気を期待していたところ、ちょっと違ったかな、というイメージ。
なぜかパパゲーノが風俗街のポン引きみたいだったし(^_^;)
あとは、夜の女王の3人の侍女の衣装がとっても奇抜で(笑)
演者さんはすべて日本人でしたが、さすがみなさんドイツ語お上手で、外国のオペラを見ているのと違和感はないですね。
私は、パパゲーノ役の方が見た目や演技はめっちゃコミカルなんですけど、歌がいちばんステキだと思いました。
主人公のタミーノ役の方は、個人的にちょっと声量が足りないかな、という感想です。
でも、オペラは普段見慣れているミュージカルとは違って、マイクを通さず肉声でやっているわけですから、
本当にすごいですよね。
でも、ということは、前の方の席のほうがよりよく聴こえるってことなんでしょうかね。
ちなみに、今回、私の席は最前列だったんですけどね。
後ろのほうの席でもちゃんと聴こえるのでしょうか?
夜の女王は1幕と2幕にアリアがあって、どちらも超絶技巧が要求されるそうなんですけど、
特に2幕の「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」 の「あああああああああああー、あああああああああああー」(これで伝わるのか??)は
超有名で、オペラとかをあまり知らない方でも聞いたことあるのではないでしょうか。
とにかく、聴いているほうが緊張して思わず身を固くしてしまう一瞬ですよね。
オペラ座の怪人のタイトルナンバーラストでクリスティーヌがファントムに操られて超絶歌唱するところも私は同じような気持ちになります。
(ちなみに、最近知ったのですが、四季ではあのシーンは録音らしいですね。それを聞くと、ちょっとホッとする(^_^;))
あと、夜の女王の娘パミーナ役は、幸田浩子さんという方で、私は知らなかったのですが、この方はけっこう有名な方だそうです。
それだけのことはあって、2幕のパミーナのアリアなんかは、あまり歌詞が分からなくても(一応字幕は表示されるのですが)、
思わず涙がこぼれそうになるほど魅了されました。素晴らしい歌声だったと思います。

で、ストーリーなんですけど、
魔笛って、基本はこんな流れなんですよね。
①タミーノ蛇に襲われる、それを夜の女王の3人の侍女が助ける
→②夜の女王登場、娘パミーナの絵を見せて、悪者にさらわれたから救出してくれとタミーノに依頼
→③鳥刺しパパゲーノをお供にしてタミーノは3人の童子に導かれて悪者ザラストロのもとに向かう
→④実は夜の女王こそ悪者で、ザラストロは偉大な賢者であったことが判明
→⑤夜の女王がパミーナを「ザラストロを殺さなければ親子の縁を切る」と脅し、パミーナは苦悩する
→⑥タミーノはザラストロに見込まれて試練を受けるが、沈黙の試練ゆえ、パミーナとしゃべらない
→⑦ショックを受けたパミーナはタミーノに嫌われたと思い、また実の母のひどい仕打ちに苦悩し、自殺を図ろうとするが、3人の童子が止める
→⑧そのころ、パパゲーノは恋人が欲しいと騒ぎ、パパゲーナとようやく会えるが、パパゲーナが連れ去られてしまう
→⑨彼女ができないなら死んだ方がまし、とパパゲーノは自殺しようとするが、ここも3人の童子に止められる(のちにパパゲーナと結ばれる)
→⑩3人の童子のおかげで再会を果たしたタミーノとパミーナは互いの愛を確かめ合い、二人で火と水の試練を受け、みごとに耐え抜く
→⑪そのころ、ザラストロの城に夜の女王たちが侵入してきていたが、なぜか急に地獄に落とされる
→⑫全員がタミーノ&パミーナとザラストロを讃えて大団円
ちなみに、今回の宮本亜門版は、⑫のあと、序曲のときのリビングに再び場面が戻り、
出て行ったお母さんも戻ってきて、家族みんなが仲直り、というハッピーエンドで締めくくられます。

①~④のあたりまでが1幕なので、2幕のほうが少し時間も長く、内容も盛りだくさんといった感じです。
なので、私もちょっと1幕の最後あたり、まぶたが重くなったような(^_^;)
それに対して2幕のほうが時間は長いながらも、見せ場が多く、まったく退屈することなくラストに向かっていったという印象です。
でもまあ、これだけでもツッコミどころの多いこと(笑)
⑤のくだりは、本当は複雑な因縁みたいなものが夜の女王とその夫とザラストロとの間にあるらしいのですが、
現代のバージョンではセリフの部分が大幅にカットされているため、観客にはまったく事情が分からない仕様となっているらしいです。
注目すべきは、⑨のパパゲーノ!彼女ができないなら死んだ方がマシて(^_^;)童貞レベルMAXですね。
でも、パパゲーノは飲んで食べて暮らせりゃ満足、あとは彼女(女房)が欲しい、っていう人で、
登場人物の中でいちばん俗物で人間らしいヤツです。
パパゲーナと末永く幸せになってほしいな(*^_^*)
パパゲーノとパパゲーナのナンバーは、「ぱ、ぱ、ぱぱぱぱ」というやつで、
ある年代以降の方ならアイスの「パナップ」のCMと言えばピンと来るはずです(笑)
これは、何歳くらいの人まで通じるのでしょうかね?40前後の人でしょうか??

⑪の場面は、ほんとに唐突で何が起こったのかよく分からないうちに、悪者が退治されていました。
でも、最後の大団円には夜の女王がパミーノと抱き合うとこもあったので、
ほんとに地獄に落ちちゃったのではなく、後で改心して和解できた、ということなのでしょうか。
このあたりも、もしかしたらカットされたセリフのところで描かれていたのかもしれませんよね。
まあ、いいですけど。
⑥のしゃべってはいけないという沈黙の試練ですが、どうしても子供のころに読んで涙した芥川龍之介の「杜子春」を思い出します。
あのお話はすごく好きで、親が苦しむ姿にもし杜子春が声を出さなかったら、仙人は彼を殺してしまおうと思っていたというあのオチは子供心に感銘を受けましたなぁ。
まあ、魔笛の試練では本当にしゃべらないのが正解なんですけどね。

たまにはオペラもいいものですね。
オペラ歌手の方がたの歌唱、すばらしいです。演技もしながら、あれだけの歌を歌うというのはいかほどのことでしょうか。
生オケの魅力も堪能できましたし。
そして、今さら私が言うのもなんですが、モーツァルトは間違いなく天才ですね。
彼の音楽はオペラやクラシックに普段なじんでいない私のような人間でも、すっと入ってきて、とても心地よいです。
メロディーの美しさもさることながら、あんな超絶技巧を求めるのもアンドリュー・ロイド・ウェバーと共通していますよね。

とはいえ、オペラは敷居が高いので、なかなかは行くことができませんが、
今後もときどきはモーツァルト作品を見ていきたいな、と思います。



コンサート目白押し♪

2018-03-07 15:00:35 | その他
来月開幕のノートルダムの鐘が始まるまでの間、ちょっとネタ切れなので更新をさぼっており、失礼いたしました。
今週末には、ミュージカルじゃありませんが、宮本亜門演出の「魔笛」を観に行く予定です。

さて、今年はアンドリュー・ロイド=ウェバー生誕70年だそうで、
日本でも記念コンサートがシアターオーブで開催されます。

詳細はこちらhttp://theatre-orb.com/lineup/18_wmcs/

しかし、このコンサート、3か月後だというのに、キャストの情報とかまったく発表されていないんですよ!

ただ、「選りすぐりの名曲を、ブロードウェイやウエストエンドなどでロイド=ウェバー作品の主役として名を馳せるスターたちの歌声と共にお届け。」とだけ。
(シアターオーブ公式HPより)
おやまあ、ずいぶんと思わせぶりじゃないですか!
でも、ブロードウェイやウエストエンドと書いてあるので、日本人のみ、ということはないですよね?ないですよね?
世界のトップクラスの人たちが歌ってくれるんですよね!?
という信頼のもとに、3月3日(土)の先行発売開始とともに、チケットをとりました。
誰が出るのかもわからないのでビミョーではありますが、最前列をゲットー!

それに、ちょっとチェックを怠っていて、最近知ったのですが、
オーチャードホールでやるミュージカル・ミーツ・シンフォニー(MMS)というコンサートもあって、
こちらにはなんとジョン・オーウェン・ジョーンズ&ノーム・ルイスが出演するというじゃありませんか!
http://hpot.jp/stage/mms2018

2人とも言わずと知れたファントム俳優です。
もちろん、バルジャン&ジャベールでもありますが。
あー、JOJ、今度日本に来たらぜったいに聴きに行こうって思ってたんだよなー。

でも、ウェバー記念コンサートとあまりに時期が近接しすぎている。
というか、ほぼ立て続け。あー、でも、平日の渋谷とかまじ行きやすい。
どっちかにしようかな、と思っていたのですが、
「後悔先に立たず」がモットー(?)な私は、えーい!とMMSもポチってしまいましたとさ。
これ、まさか、ウェバーのほうもJOJ&ノーム・ルイスってことないですよね?
ちょうど日本に来てるからタイミングいいじゃん!的な(笑)
たしかに、上で書いた紹介文には申し分ない人たちですけど、でも、さすがに連チャンは・・・ってなりますよね。
ミュージカル好きな人はだいたいどっちも行きそうですもんね。
そりゃ、おんなじ演目何回も行ったりするけどさ、
でも、主催者やテーマも違うんだから、できれば別の演者さんで見たいよー、って思いますよね。
あ!でも、いま公式サイトをよく見てみたら、MMS大阪公演が一部ウェバー記念コンサートとかぶってる!
ということは、キャストがかぶることもなさそうですね。

先行発売で買うのはマニアックな方々だと思いますが、
10日の一般発売までにはさすがにキャスト発表されますかね?
ドキドキするなー。
まさかのラミンもウェルカム!
(ラミンは、エビータのメッセージ動画見ると、今年来るのは7月だから!って強調している感じがするのよね。)

ちなみに、ラミンは韓国で5月に行われるウェバー記念コンサート&オペラ座の怪人への出演が決まっているそうです。
いや、ほんと、できれば、日本も同じ感じでお願いしますよ。
なぜ日本ではオペラ座の怪人全曲ガラコンサートやってくれないんだろう。
ソウルと同じようにお願いしますよ、ほんと。
あー、もう!
ソウルのチケットの取り方わからないけど、
もしできたらソウルにラミンのファントム聴きに行きたいと思っています。


なお、私がシアターオーブでのウェバー記念コンサートの最前列をゲットした後から、
母が「私もやっぱり行きたい」と言い出しまして。
彼女は最近、ジーザスを見てからマリアのナンバーが頭をぐるぐるしているそうです。
しかたないので、同じ公演で別の席をとってあげました。
考えてみたら、公演中はおしゃべりするわけでもないし、必ずしも並び席でないとダメってわけでもないのですよね。
離れた席でも、行き帰りはいっしょにできるわけですし、1階席どうしなので、休憩中にも会いやすいし。

【2018.3.7追記】
韓国のオペラ座の怪人コンサートは、韓国のチケット予約サイトYES24というのに会員登録して、
やってみようと試みたのですが、韓国国内の人でないとはじかれてしまうシステムで
(韓国内の携帯番号かI-PINとかいう個人番号のようなものが必要)買うことができませんでした。
しょんぼりです・・・。
しかたがないので、日本語表記が頼もしいインターパークで買えたらと思いますが、
本日現在、韓国向けでは発売されているものの、外国向けのグローバルでは販売されていないようです。
更新してチェックしているのですが、そのたびにトップページにはビリーエリオットしか出てこなくて、
これが地味にイラツキます(-_-)
なんでビリーエリオットばかり出てきて、オペラ座の怪人出てこないんじゃ~!!と。
ビリーエリオットって見たことないですが、嫌いになってしまいそう。
完全に八つ当たりですね。ビリエリファンの方、すみません。