※ 映画「グレイテストショーマン」に関するあらゆるネタバレを含みますので、ご注意ください。
で、前回の記事の続きですが、、、
応援上映会の川崎のお客さん自体は、比較的おとなしめという印象でした。
動画で見たのですが、新宿のバルト9はイベントをやっていたこともあって、
ものすごい盛り上がりようだったみたいですね。
ゼンデイヤのコスプレの方もいたようですし。
川崎はコスプレのお客さんも見かけなかったしなあ。
私は、付け髭を持参して、ヒュー・ジャックマンの看板のところで写真撮りましたけどね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/ed/77f19993488ce214a47a5d9af13ba23c.jpg)
↑写真は以前京急で公式の衣装の展示を行っていたときのものです。
この中ならやりやすいのはチャリティの衣装かな・・・。
なお、初日よりも2日目のほうがお客さんのノリはよかったです。
応援上映リピーターなのかどうかは分かりませんでしたが、
2日目は若い女性がたが、ところどころで、「キャー!」とか「ヒュー!」とか「アン!」とか言って、黄色い声が飛んでいました。
ほほえましかったです。
私は、本当は、始まるときの「20th Century FOX」の立体的なロゴが出てきたときに、
「にじゅうせいきふぉーっくす!」とか叫びたい気持ちでしたが、そこは何とかこらえました(笑)
そんな私が絶対にやりたかったのが、冒頭のThe Greatest Show の足踏みと、
This is the Greatest Show!! と叫ぶところ。
足踏みは、映画自体の音響が大きいので、意外と音が響かなかったですが、
「おーおおおおおー、ドンドン!!」ってやれたのは本当に気持ちよかった。
叫ぶのは、最初はちょっと恥ずかしかったけど、ラストのほうの同ナンバーではきっちり叫ばせていただきました。
私は、Million Dreams はけっこうツボで、
フィニアス少年の不遇な少年時代とチャリティとの純愛が流れるようにどんどん進んでいくのに涙が止まらなくなります。
この曲のときに、チャリティが花嫁学校へ行かされてしまうシーンがありますが、そこでフィニアス少年は「チャリティ!!」と叫んで、
持っていた色とりどりの反物を落とします。このときの上からの映像がまた美しい。
この映画は、本当に色彩の使い方も上手で画面も美しいですね。
私はここで、「チャリティ!!」と叫びたかったのですが、他に叫んでいる方はいなかったので、
小さくもごもごと「チャリティ・・・」とつぶやきました。
応援上映ということで、静まり返ってみなければならないという制約がないため、
思いっきり泣くこともできました。
普段は、シーンとしてることろで鼻をすすったりできないため、垂れ流し(きたない!)みたいになってしまうのですが、
今回はそこまで気を使わずに泣くことができて気持ち良かったです。
これは、ミュージカルの舞台を見るときの悩みでもあるのですが、大体において号泣するので、
劇場で泣くのは許される、としても、そのあと、鼻をすすったりすることで迷惑になるのではないかと、いつも気を使っています。
近くの方の迷惑にならないよう、なるべく邪魔にならなさそうな場面で一気に済まそうとは思うのですが・・・。
ところで、何度見ても思うのですが、バーナムが銀行で見かけた親指トム将軍をスカウトに行くところ、
つっこみどころが満載ですよね。
まず、一般私人のバーナムがなぜ他人の医療記録なんか持ってるんだ、と。昔は個人情報とかゆるかったんだな~。
それから、トム将軍が一度はドアを閉ざすけど、そのあとすぐにニコっとしてドアを開けて、ショーに出ることを承諾するところ。
簡単に陥落されすぎだろ、と。
まあ、それだけ人の心を操ることに長けてたってことでしょうけどね、バーナムが。
でもいいんです、そんなこと。
だって、大事なことはそんなところじゃないから。そこらへんは浅くてもいいのです。
むしろ、あのくらいの簡単なやり取りがちょうどよいと思います。
さて、お次はいよいよ Come Alive ですね。
私は、もしかしたらこの場面がいちばん好きかもしれません。
ヒュー演じるバーナムがステージ衣装をファサっと羽織って、
「Come Alive」って言いながらステージに向かうところ、何度見てもゾクゾクきます。
あとは、もちろん、パフォーマーの方々の圧倒的なダンスと、ノリのいいナンバー、
もう、リズムを取らないでいるほうが難しい、っていうか、ムリ!
それにこの曲が終わったとき、映画の中でも観客が拍手するじゃないですか。
私も思わず一緒に拍手しそうになっていました、いつも。
でも、映画は拍手なんかしちゃいけないんだ、ガマンガマン、といつも自分を抑えていました。
でもね、応援上映だとそれが全部できちゃうんですよ!
思いっきり手拍子して、曲が終わった時に拍手して。
もう気持ちいい、としかいいようがないです。
ただただ気持ちいい。すっきりする。
今まで抑圧されてきたものが解放されるのを感じます。
そういえば、Come Alive の前に、個性的な人々を募集するためのポスターを貼るシーン、
あそこでトンカチで釘を打つ時の「トントン!」というリズムに合わせて、
いっしょに膝を叩くことができたのも嬉しかったです。
で、バーでバーナムがフィリップを口説くシーン。
あー、ここもすごく好きだなぁ。
Come Alive と甲乙つけがたいです。
本当にかっこよくて、スタイリッシュで。バーテンさんもステキだしね。
新宿だと思いますが、バーテンさんのコスプレしていた方もいたみたいですよね。
ここでは、2日目のときには、やはり「キャー!」みたいな黄色い声が飛んでいましたよ(*^_^*)
それに、フィリップがアンに一目ぼれするスローモーションのシーン、女性のお客さんが「美しい・・・」とつぶやいておられました。
その気持ち、よく分かります!
バッキンガム宮殿に行ったりなんやで、いよいよジェニー・リンドの登場。
あの登場シーンも、思わず息を呑んでしまうくらい美しいですよね。
Never Enough は、最初はあまり好きではなかったのですが、何度も聴いていてるうちにハマってきました。
ネバーネバーのとこで、サイリウムをふりふり。
でも、この曲って、ちょっと女の情念みたいなものが怖いですよね(^_^;)
どれだけあっても満たされないって。どれだけ求めるのかと。
家では納豆こねながら歌っています。
そうそう!
オペラ座ファンとしてハズせないのは、「ブラビッシマ!」の掛け声!
歌姫には賛辞を贈るのをお忘れなく。
ちなみに、字幕では、ブラボーとブラビッシモとなっていましたが、私の耳には、ブラバーとブラビッシマと聞こえました。
どうなんでしょ?でも、アメリカ人はあまり気にしないのかな??
いよいよ、お次は最大のナンバー、This is me は当然、号泣です。
もう、これはどんな場面でもこの曲を耳にすると、条件反射的に涙が出てしまう体になってしまいました。
どうしよう・・・。出先とかでかかってるとヤバイですね(;_;)
この曲も最後の方は手拍子しますね。
それに、けっこうディスイズミー!って歌ってらっしゃる方もいました。
私も、サビのところはけっこう口ずさみました。
そうそう、今まで触れるのを忘れていましたが、応援上映では歌のときには、英語の歌詞が表示されます。
セリフ部分は日本語字幕ですが、歌の部分は日本語字幕はなしです。
英語の字幕は、カラオケのような感じで、歌に合わせて色が白から黄色に変わるのですが、
それに加えて、赤いシルクハットがぴょんぴょんとリズムに合わせて、字幕の上を飛んでいるのです。
最初に観たときは、それが気になってしまって、そこにばっかり目が奪われてしまうので、なくてもいいんじゃないかな、
と思ったんですが、2回目からは慣れたせいか、その帽子くんがかわいく思えてきました。
ツイッターなどを見ると、この帽子くんはおおむね好評だったようです。
だんだんサーカスをないがしろにして、リンドの公演にのめりこむバーナムさん。
そんな中、フィリップはジェニー・リンドの初演の日に気まずくなったアンとの仲を修復しようと、
アンを劇場に誘いますが、そこでフィリップ父がひどいことをアンに言います。
このシーンで、傷ついて帰ってしまうアンに対して、客席から「アン!」という声が起こっていました。
そのあとは、二人の圧巻のロープ・パフォーマンス。
ここもけっこうヒューヒューと盛り上がっていましたよ。
ほんとに疾走感、躍動感あるパフォーマンスと二人の切ないデュエットがすばらしいシーンですね。
ここは実際どのように撮影されたのか、メイキング映像がぜひとも見てみたいところです。
全国ツアーに出かけてしまうバーナムを見送る家族。
娘ちゃんたちが「いかないでー」と馬車を追いかける場面が切ないです。
そこから、ミシェル・ウィリアムズ演じるチャリティのソロナンバー Tightrope です。
この曲も最初はどうということもなかったのですが、あとからじわじわと来て、切なくなるナンバーです。
チャリティが実際にはそこに存在しない夫とダンスをするシルエットのシーンは胸が苦しくなります。
この曲は、「おう、おう、おう、おう、おう with you」ってとこを口ずさみます。
その合間合間にさしこまれる親密そうなジェニーとバーナムの様子にも、心がざわざわしてしまいますね~(・_・;)
汽車の中で、こてっとジェニーが頭をもたせかけるところ、あれを初めて見たときは、「こいつらデキてるだろーー(怒)」って思いました。
シンシナティの高級ホテルの一室でシャンパンを傾けながら迫ってくるジェニーは、
とても美しいですけど、恐ろしくもありますね。
今回の応援上映はLIVE ZOUNDという音響システムで音がよかったのでよく聴こえたのですが、
バーナムさんはそこで、「ゴクリ」と生唾を呑みこむんですよね。
うちのダンナによると、あの場面は、男から見ると蛇に睨まれたカエルのような気持ちになるとのこと。
「僕、帰ります~」(スタコラサッサ)となるのも分かると。
でも、それで急にヘソを曲げて公演を降りるなんて、本当に恐ろしい女ですよ、ジェニーは。
結局は、バーナムさんは潔白で男女の関係はなかったってことなんですもんね?
それで、急に「私も出し物だったのね」って逆ギレされても・・・みたいな。
私は、よく舞台を観に行く人間なんで、そんな個人的事情によるヘソ曲げで、
たくさんのお客さんが楽しみにしている公演を台無しにするなんて、
なんてプロ意識のない歌手なんだ!と怒りたくなりますよ、このシーンは。
まあ、ジェニーとバーナムの関係性が(男女の仲ではないにせよ)深く描かれていなかったことが
このような唐突感を与えてしまうのだと思いますが、でもね!いいんですよ、そんなこと。
多少不自然さを感じるストーリー展開だとしても、そんなこと些細なことなんです。結果オーライですよ。
そんで、火事が起きて、バーナムがフィリップを救出して、とかなんとかあって。
で、リンドによる公演中止と舞台上でのキスによるスキャンダルで経済的窮地に追い込まれたバーナムですが、
酒場で飲んだくれているとトム将軍たちがやってきて・・・
From Now On ですよー。
この曲って、ちょっと地味っていうか、
サントラでも9曲目の最後の曲で、それまでに名曲が目白押しなんで、
私の個人的感想としてはすこし霞んだ印象だったんですよ。
ヒュー・ジャックマンは思い入れが強いみたいに語っていたのを何かで読んだんですけど。
でも、改めて聴くといい曲だし、このシーンもみんなで踊るシーンは素晴らしいです。
それに、ヒュー様が走る!走る!
そして、このFrom Now On については、なんせオペラ座ファンの私ですから、
ラミンが歌っているのことをご紹介しないわけにはいきません!
ぜひともほかの曲も歌ってほしいものです。
さて、映画に話を戻すと、
実家にチャリティを迎えにいくシーン、序盤の駆け落ち(?)のために迎えに行くシーンと対になっている感じですね。
その後の海辺のシーンも、チャリティのしているストールのブルーがはためくさまがとても美しく、
そして二人の離れかけた心が元通りになる場面では号泣不可避です。
そこかしこから、鼻をすする音が聞こえてきました。
サーカスの焼け残りを片づけている場面、
サーカス再建の資金を銀行から借りることができなかったバーナムに対して、
フィリップが言う言葉が大好きです。
「残ったのは愛と友情と誇りを持てる仕事だけ」
もう終盤は涙が乾くヒマもありませんね!!
そこでラストの大団円!
再び The Greatest Show です。
ここのシーンも冒頭と対になっている感じですね~。
でも、冒頭では、ふわーっと夢だったかのようにサーカスが消えて、フィニアスの少年時代に戻される感じが
ちょっとさびしい感じだったのですが、ラストでは、最高に盛り上がる形で、フィリップに座長を譲った後も
フィリップたちの踊りが最高です。
もう、ここまで来ると、恥ずかしいもなにもなく、
手をメガホンみたいな形にして声の限りに「This is the Greatest Show!!」と叫んでいますね。
みなさん、間違いなくそういう状態になっているはずです(^_^)v
正直いって、象に乗って娘ちゃんたちを迎えに行くのはよくわかりませんが、
ラストで妹ちゃんが白樺のコスプレしてたのは、びっくりだし、客席からもほほえましい笑いが起きるシーンですよね。
ということで、あっという間に終わってしまいました。
でもね、エンドロールもThis is me とRewrite the Stars が流れるから、まだまだ気は抜けませんよ。
できればエンドロールのときも英語歌詞表示してほしかったな~。
で、前の記事で書きましたけど、エンドロール終了後にキアラ・セトルがThis is meを歌うワークショップの映像という、
まだ泣かせるのか!という展開でした。
劇場での上映もあと少しかもしれません。
みなさん、ぜひ今のうちに映画館に足をお運びください。
PS:
ここまで私がどハマリしたグレイテストショーマン、先日満を持して母を連れて行ったところ、
残念ながらそこまで響かなかったみたいです。
私は、19世紀が舞台という時代がかった設定にもかかわらず、楽曲が現代的でかっこよかったというギャップにかなりガツンとやられたんですけど、
年配の人にはもうちょっとクラシカルな雰囲気の音楽のほうがよかったのかもしれません。
たしかに、映画館の客層もわりと若い方が多かったようにお見受けしました。
で、前回の記事の続きですが、、、
応援上映会の川崎のお客さん自体は、比較的おとなしめという印象でした。
動画で見たのですが、新宿のバルト9はイベントをやっていたこともあって、
ものすごい盛り上がりようだったみたいですね。
ゼンデイヤのコスプレの方もいたようですし。
川崎はコスプレのお客さんも見かけなかったしなあ。
私は、付け髭を持参して、ヒュー・ジャックマンの看板のところで写真撮りましたけどね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/ed/77f19993488ce214a47a5d9af13ba23c.jpg)
↑写真は以前京急で公式の衣装の展示を行っていたときのものです。
この中ならやりやすいのはチャリティの衣装かな・・・。
なお、初日よりも2日目のほうがお客さんのノリはよかったです。
応援上映リピーターなのかどうかは分かりませんでしたが、
2日目は若い女性がたが、ところどころで、「キャー!」とか「ヒュー!」とか「アン!」とか言って、黄色い声が飛んでいました。
ほほえましかったです。
私は、本当は、始まるときの「20th Century FOX」の立体的なロゴが出てきたときに、
「にじゅうせいきふぉーっくす!」とか叫びたい気持ちでしたが、そこは何とかこらえました(笑)
そんな私が絶対にやりたかったのが、冒頭のThe Greatest Show の足踏みと、
This is the Greatest Show!! と叫ぶところ。
足踏みは、映画自体の音響が大きいので、意外と音が響かなかったですが、
「おーおおおおおー、ドンドン!!」ってやれたのは本当に気持ちよかった。
叫ぶのは、最初はちょっと恥ずかしかったけど、ラストのほうの同ナンバーではきっちり叫ばせていただきました。
私は、Million Dreams はけっこうツボで、
フィニアス少年の不遇な少年時代とチャリティとの純愛が流れるようにどんどん進んでいくのに涙が止まらなくなります。
この曲のときに、チャリティが花嫁学校へ行かされてしまうシーンがありますが、そこでフィニアス少年は「チャリティ!!」と叫んで、
持っていた色とりどりの反物を落とします。このときの上からの映像がまた美しい。
この映画は、本当に色彩の使い方も上手で画面も美しいですね。
私はここで、「チャリティ!!」と叫びたかったのですが、他に叫んでいる方はいなかったので、
小さくもごもごと「チャリティ・・・」とつぶやきました。
応援上映ということで、静まり返ってみなければならないという制約がないため、
思いっきり泣くこともできました。
普段は、シーンとしてることろで鼻をすすったりできないため、垂れ流し(きたない!)みたいになってしまうのですが、
今回はそこまで気を使わずに泣くことができて気持ち良かったです。
これは、ミュージカルの舞台を見るときの悩みでもあるのですが、大体において号泣するので、
劇場で泣くのは許される、としても、そのあと、鼻をすすったりすることで迷惑になるのではないかと、いつも気を使っています。
近くの方の迷惑にならないよう、なるべく邪魔にならなさそうな場面で一気に済まそうとは思うのですが・・・。
ところで、何度見ても思うのですが、バーナムが銀行で見かけた親指トム将軍をスカウトに行くところ、
つっこみどころが満載ですよね。
まず、一般私人のバーナムがなぜ他人の医療記録なんか持ってるんだ、と。昔は個人情報とかゆるかったんだな~。
それから、トム将軍が一度はドアを閉ざすけど、そのあとすぐにニコっとしてドアを開けて、ショーに出ることを承諾するところ。
簡単に陥落されすぎだろ、と。
まあ、それだけ人の心を操ることに長けてたってことでしょうけどね、バーナムが。
でもいいんです、そんなこと。
だって、大事なことはそんなところじゃないから。そこらへんは浅くてもいいのです。
むしろ、あのくらいの簡単なやり取りがちょうどよいと思います。
さて、お次はいよいよ Come Alive ですね。
私は、もしかしたらこの場面がいちばん好きかもしれません。
ヒュー演じるバーナムがステージ衣装をファサっと羽織って、
「Come Alive」って言いながらステージに向かうところ、何度見てもゾクゾクきます。
あとは、もちろん、パフォーマーの方々の圧倒的なダンスと、ノリのいいナンバー、
もう、リズムを取らないでいるほうが難しい、っていうか、ムリ!
それにこの曲が終わったとき、映画の中でも観客が拍手するじゃないですか。
私も思わず一緒に拍手しそうになっていました、いつも。
でも、映画は拍手なんかしちゃいけないんだ、ガマンガマン、といつも自分を抑えていました。
でもね、応援上映だとそれが全部できちゃうんですよ!
思いっきり手拍子して、曲が終わった時に拍手して。
もう気持ちいい、としかいいようがないです。
ただただ気持ちいい。すっきりする。
今まで抑圧されてきたものが解放されるのを感じます。
そういえば、Come Alive の前に、個性的な人々を募集するためのポスターを貼るシーン、
あそこでトンカチで釘を打つ時の「トントン!」というリズムに合わせて、
いっしょに膝を叩くことができたのも嬉しかったです。
で、バーでバーナムがフィリップを口説くシーン。
あー、ここもすごく好きだなぁ。
Come Alive と甲乙つけがたいです。
本当にかっこよくて、スタイリッシュで。バーテンさんもステキだしね。
新宿だと思いますが、バーテンさんのコスプレしていた方もいたみたいですよね。
ここでは、2日目のときには、やはり「キャー!」みたいな黄色い声が飛んでいましたよ(*^_^*)
それに、フィリップがアンに一目ぼれするスローモーションのシーン、女性のお客さんが「美しい・・・」とつぶやいておられました。
その気持ち、よく分かります!
バッキンガム宮殿に行ったりなんやで、いよいよジェニー・リンドの登場。
あの登場シーンも、思わず息を呑んでしまうくらい美しいですよね。
Never Enough は、最初はあまり好きではなかったのですが、何度も聴いていてるうちにハマってきました。
ネバーネバーのとこで、サイリウムをふりふり。
でも、この曲って、ちょっと女の情念みたいなものが怖いですよね(^_^;)
どれだけあっても満たされないって。どれだけ求めるのかと。
家では納豆こねながら歌っています。
そうそう!
オペラ座ファンとしてハズせないのは、「ブラビッシマ!」の掛け声!
歌姫には賛辞を贈るのをお忘れなく。
ちなみに、字幕では、ブラボーとブラビッシモとなっていましたが、私の耳には、ブラバーとブラビッシマと聞こえました。
どうなんでしょ?でも、アメリカ人はあまり気にしないのかな??
いよいよ、お次は最大のナンバー、This is me は当然、号泣です。
もう、これはどんな場面でもこの曲を耳にすると、条件反射的に涙が出てしまう体になってしまいました。
どうしよう・・・。出先とかでかかってるとヤバイですね(;_;)
この曲も最後の方は手拍子しますね。
それに、けっこうディスイズミー!って歌ってらっしゃる方もいました。
私も、サビのところはけっこう口ずさみました。
そうそう、今まで触れるのを忘れていましたが、応援上映では歌のときには、英語の歌詞が表示されます。
セリフ部分は日本語字幕ですが、歌の部分は日本語字幕はなしです。
英語の字幕は、カラオケのような感じで、歌に合わせて色が白から黄色に変わるのですが、
それに加えて、赤いシルクハットがぴょんぴょんとリズムに合わせて、字幕の上を飛んでいるのです。
最初に観たときは、それが気になってしまって、そこにばっかり目が奪われてしまうので、なくてもいいんじゃないかな、
と思ったんですが、2回目からは慣れたせいか、その帽子くんがかわいく思えてきました。
ツイッターなどを見ると、この帽子くんはおおむね好評だったようです。
だんだんサーカスをないがしろにして、リンドの公演にのめりこむバーナムさん。
そんな中、フィリップはジェニー・リンドの初演の日に気まずくなったアンとの仲を修復しようと、
アンを劇場に誘いますが、そこでフィリップ父がひどいことをアンに言います。
このシーンで、傷ついて帰ってしまうアンに対して、客席から「アン!」という声が起こっていました。
そのあとは、二人の圧巻のロープ・パフォーマンス。
ここもけっこうヒューヒューと盛り上がっていましたよ。
ほんとに疾走感、躍動感あるパフォーマンスと二人の切ないデュエットがすばらしいシーンですね。
ここは実際どのように撮影されたのか、メイキング映像がぜひとも見てみたいところです。
全国ツアーに出かけてしまうバーナムを見送る家族。
娘ちゃんたちが「いかないでー」と馬車を追いかける場面が切ないです。
そこから、ミシェル・ウィリアムズ演じるチャリティのソロナンバー Tightrope です。
この曲も最初はどうということもなかったのですが、あとからじわじわと来て、切なくなるナンバーです。
チャリティが実際にはそこに存在しない夫とダンスをするシルエットのシーンは胸が苦しくなります。
この曲は、「おう、おう、おう、おう、おう with you」ってとこを口ずさみます。
その合間合間にさしこまれる親密そうなジェニーとバーナムの様子にも、心がざわざわしてしまいますね~(・_・;)
汽車の中で、こてっとジェニーが頭をもたせかけるところ、あれを初めて見たときは、「こいつらデキてるだろーー(怒)」って思いました。
シンシナティの高級ホテルの一室でシャンパンを傾けながら迫ってくるジェニーは、
とても美しいですけど、恐ろしくもありますね。
今回の応援上映はLIVE ZOUNDという音響システムで音がよかったのでよく聴こえたのですが、
バーナムさんはそこで、「ゴクリ」と生唾を呑みこむんですよね。
うちのダンナによると、あの場面は、男から見ると蛇に睨まれたカエルのような気持ちになるとのこと。
「僕、帰ります~」(スタコラサッサ)となるのも分かると。
でも、それで急にヘソを曲げて公演を降りるなんて、本当に恐ろしい女ですよ、ジェニーは。
結局は、バーナムさんは潔白で男女の関係はなかったってことなんですもんね?
それで、急に「私も出し物だったのね」って逆ギレされても・・・みたいな。
私は、よく舞台を観に行く人間なんで、そんな個人的事情によるヘソ曲げで、
たくさんのお客さんが楽しみにしている公演を台無しにするなんて、
なんてプロ意識のない歌手なんだ!と怒りたくなりますよ、このシーンは。
まあ、ジェニーとバーナムの関係性が(男女の仲ではないにせよ)深く描かれていなかったことが
このような唐突感を与えてしまうのだと思いますが、でもね!いいんですよ、そんなこと。
多少不自然さを感じるストーリー展開だとしても、そんなこと些細なことなんです。結果オーライですよ。
そんで、火事が起きて、バーナムがフィリップを救出して、とかなんとかあって。
で、リンドによる公演中止と舞台上でのキスによるスキャンダルで経済的窮地に追い込まれたバーナムですが、
酒場で飲んだくれているとトム将軍たちがやってきて・・・
From Now On ですよー。
この曲って、ちょっと地味っていうか、
サントラでも9曲目の最後の曲で、それまでに名曲が目白押しなんで、
私の個人的感想としてはすこし霞んだ印象だったんですよ。
ヒュー・ジャックマンは思い入れが強いみたいに語っていたのを何かで読んだんですけど。
でも、改めて聴くといい曲だし、このシーンもみんなで踊るシーンは素晴らしいです。
それに、ヒュー様が走る!走る!
そして、このFrom Now On については、なんせオペラ座ファンの私ですから、
ラミンが歌っているのことをご紹介しないわけにはいきません!
ぜひともほかの曲も歌ってほしいものです。
さて、映画に話を戻すと、
実家にチャリティを迎えにいくシーン、序盤の駆け落ち(?)のために迎えに行くシーンと対になっている感じですね。
その後の海辺のシーンも、チャリティのしているストールのブルーがはためくさまがとても美しく、
そして二人の離れかけた心が元通りになる場面では号泣不可避です。
そこかしこから、鼻をすする音が聞こえてきました。
サーカスの焼け残りを片づけている場面、
サーカス再建の資金を銀行から借りることができなかったバーナムに対して、
フィリップが言う言葉が大好きです。
「残ったのは愛と友情と誇りを持てる仕事だけ」
もう終盤は涙が乾くヒマもありませんね!!
そこでラストの大団円!
再び The Greatest Show です。
ここのシーンも冒頭と対になっている感じですね~。
でも、冒頭では、ふわーっと夢だったかのようにサーカスが消えて、フィニアスの少年時代に戻される感じが
ちょっとさびしい感じだったのですが、ラストでは、最高に盛り上がる形で、フィリップに座長を譲った後も
フィリップたちの踊りが最高です。
もう、ここまで来ると、恥ずかしいもなにもなく、
手をメガホンみたいな形にして声の限りに「This is the Greatest Show!!」と叫んでいますね。
みなさん、間違いなくそういう状態になっているはずです(^_^)v
正直いって、象に乗って娘ちゃんたちを迎えに行くのはよくわかりませんが、
ラストで妹ちゃんが白樺のコスプレしてたのは、びっくりだし、客席からもほほえましい笑いが起きるシーンですよね。
ということで、あっという間に終わってしまいました。
でもね、エンドロールもThis is me とRewrite the Stars が流れるから、まだまだ気は抜けませんよ。
できればエンドロールのときも英語歌詞表示してほしかったな~。
で、前の記事で書きましたけど、エンドロール終了後にキアラ・セトルがThis is meを歌うワークショップの映像という、
まだ泣かせるのか!という展開でした。
劇場での上映もあと少しかもしれません。
みなさん、ぜひ今のうちに映画館に足をお運びください。
PS:
ここまで私がどハマリしたグレイテストショーマン、先日満を持して母を連れて行ったところ、
残念ながらそこまで響かなかったみたいです。
私は、19世紀が舞台という時代がかった設定にもかかわらず、楽曲が現代的でかっこよかったというギャップにかなりガツンとやられたんですけど、
年配の人にはもうちょっとクラシカルな雰囲気の音楽のほうがよかったのかもしれません。
たしかに、映画館の客層もわりと若い方が多かったようにお見受けしました。