オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

世界のCDから♪

2017-11-14 13:35:07 | オペラ座CD
オペラ座の怪人の世界中のCD集めも、先日のメキシコ盤をもって一応の完結を見ました。
スイスのバーゼル盤がまだ手に入っていませんが、おそらくムリだと思うので、ここらへんでまとめておきたいと思います。

各国のCDについての感想はそれぞれの記事で書いたとおりですが、今回はその中から、私の独断と偏見でベスト5を選んじゃおうと思います(^O^)/

ミュージカルのキャストレコーディングのみで、よくわからない人たちの歌ってるコンピレーションとかは除きます。
まあ、含めたとしても順位は変わらないですけど(^_^;)

第5位は、、、
ロンドン・オリジナルキャスト盤 と
ロシア・キャスト盤
の2枚です!

かなり悩ましかったのですが、やはり本家本元を外すのは忍びなく、、、
そして、意外なところでときどき聴きたくなってしまうロシア・キャスト盤も捨てがたく、同率とさせていただきました( * ´_` * )

やっぱり、サラ・ブライトマンの声は可憐ですし、高音部には鳥肌が立ちます。
マイケル・クロフォードも、声はあまり好みではありませんが、初代ということで、キャラクターを創り上げた偉大さを感じます。

ロシア・キャスト盤は、最も新しい録音で、オケの迫力があります。
それに、ファントムの声も好きです。
ただ、「にゃ」という音の単語が多いのは気になりますが、猫好きなので、👌
これは、どこがいい、とあまりうまく説明できないのですけど、
なんとなくまた聴こうかな、という気持ちにさせられます。

第4位は、、、
カナダ・キャスト盤

これは、オケの演奏が他とは一線を画していて、聴き応えありますね。
あとは、やはりコルム・ウィルキンソン!
神の声ってやつですね〜。
ほんとに最初にファントムを演じたという彼ですが、そのときどんな感じだったのか、聴いてみたいものです。
曲も試演のときからはだいぶ書き直されたとはいいますがね。
なんといっても、ラミン少年がミュージカル俳優を目指すきっかけとなったというコルム・ファントムですからね~。
やっぱり、一流の品格という印象です。
ちょっとジジイ声ですけど(失礼!)、歌唱力はさすがですし、感情表現がバッチリですね。
屋上で怒るところとか、ポイント・オブ・ノー・リターンの後に、クリスに愛を打ち明けるところとか、
ファントムが心情を吐露する場面での演技は他国と比べてもピカイチじゃないでしょうか。
CDを聴くだけでも本当に泣いてしまいます。
その精神は、ラミンの演技にも受け継がれていると私は感じます。
最後の「選べ!」のあたりは、ほんとに恐ろしいですしね。
このアルバムが何より凄いのは、舞台の録音じゃなくてスタジオ録音なのに、すごい演技だというところです。
たとえば、ロンドン25のCDは舞台の録音ですから、そりゃ本人たちも芝居に入っていて、特に終盤なんてものすごい気迫ですけど、このコルム・ファントムは、いったいどうやってスタジオでここまで役に入りきってるのですかね?
プロだからそんなこと造作もないことなんですかね?
もしかして、衣装とか着てるのかな?
そう考えると、録音風景も見てみたい気がします。
わりとこのCDは現在でも日本国内で流通しているし、他のバージョンと見分けやすいジャケットですので、
皆さんも一度お手に取って聴いてみてくださいね(*^_^*)
聴いて損はないですよ!

第3位は、、、
メキシコ・キャスト盤
なんと、あのメキシコ盤が堂々の3位にランクインでございます。
あのカナダ盤をおさえて、3位とは、自分でも驚きを隠せません(笑)
これは、もうひとえにポイント・オブ・ノー・リターンの魅力としか言いようがありません。
スペイン語でのポイント~、ほんとに素晴らしいです。
英語よりもあの曲の魅力が引き立つように聴こえるんです。
これは聴いてみるまで分からなかった点です。
あの曲調に流れるようなスペイン語の響きがほんとにピッタリと合ってるんですよね~
歌詞は何言ってるか全然わからいんですけどね、これは英語でもこの曲の歌詞は難しいので、
あんまり変わらないです。
ただ、スペイン語がいいな、と思うのは、あくまでもポイント~の曲の部分です。
オール・アイ・アスク・オブ・ユーのフレーズでファントムがクリスへの愛を歌い上げようとする
「Say You Share with me~」の部分からは断然英語のほうが好きです。
特に「Anywhere you go let me go too~」ってとこは、英語で歌いたい!
(私がスペイン語では歌えないだけですけど)

あと、このメキシコ盤で忘れてはならない存在、そう、それはラウルです!
私の中では世界最低のラウルです(笑)
ファントムの声はかなりいいのですが、ラウルで台無し。
某ショッピングサイトのレビューでは、こんなラウルがむしろ守ってあげたくてかわいらしい、
といような優しい方もいらっしゃるのですが、私はこのラウルは許せません・・・。
でも、まあ、素晴らしいポイント~と最低なラウル、清濁併せのむ、
それらを全部ひっくるめてのインパクト大なメキシコ盤なのであります。
もしかして、ラウルが普通だったら、ここまで印象に残るアルバムには仕上がらなかったのかもしれませんしね。
とにかく、オール・アイ・アスク・オブ・ユーの残念さは半端ないですし。
ラウル役の人、どんな顔なんだろうなぁ?
こんなひどいラウル、顔を見てやりたいもんだぜ。
しかし、歌詞カードにも写真なかったし、分からないなあ。

と、まあ、ダメな部分(ラウル)も語りたくなってしまう、不思議な魅力にあふれた1枚なのです。


第2位は、、、
劇団四季10周年記念ロングランキャスト盤
今井清隆さんのファントムですね。
やっぱりもともとは劇団四季からオペラ座に入った身としては、
四季の顔も立てなくては、ということで、2位にランクイン。
現在、高値で取引されているオリジナルキャスト盤(市村正親)も、
ロングランキャスト盤(山口祐一郎)も私はあまり聴きません。
彼らの声は私のイメージよりもちょっと高いんですよね~。
もうちょっと深みが欲しいというか。
なので、今井さんがいいです。
今井ファントムは落ち着いた声の低さと圧倒的な声量で安定感あります。
ときどき日本語バージョンが聴きたくなると、こちらを聴きます。
しかし、高井ファントムや、村ファントム、佐野ファントムのCD出してくれるのなら、
全部買いますよ!!四季さん!
(ちなみに、高井ファントムは、金曜ロードショーの吹き替えで聴けるからまだいいけどさ。)


そして、栄光の第1位は!!!
ロンドン25周年記念公演です!
ですよね~。私のチョイスならそうなっちゃいますよね。
でも、このCDについての単独の記事はこれまで書いていなかったんですね。

拍手なんかがやたら長かったり、オーバーチュアのところで爆竹の音が気になったり、
と、やはり生の舞台の録音なので、聴きにくい箇所があることは否定できません。
しかし、最高の舞台の録音です。映像を見られないときでも、音だけ聞けば、
そのシーンが目に浮かび、ラストの場面では、電車の中でも泣いてしまうような恐ろしいシロモノです。
すべてのキャストが最高ですもんね。
私、やっぱりラミンのファントムがいちばん好きです。
彼の声の伸びやかさとパワフルな声量と歌い方、豊かな感情表現。
どれをとっても完璧なファントムです。
そして、シエラのクリス、ハドリー・フレイザーのラウルも、本当に素晴らしい。
シエラの高音はほんとにゾクゾクするし、ハドリーのラウルは頼もしい(メキシコのラウルとは大違い!!)。
全員の歌唱と演技がすばらしくて、ファントムとラウルの間で揺れ動くクリスにバッチリ感情移入できます。
(というか、私なら最後の最後でファントムを選ぶと思う・・・)
もう、私はこの映像を観すぎていて、これがバイブルのようになってしまっています。
なので、CDでもこれを1位に選びました。このバージョンを聴くと、落ち着くんですよね~(*^_^*)
「ああ、これが私が最も愛する『オペラ座』だ」と。
ていうか、こんな超一流味わっちゃうとね、今後どんなもの観ても超えられないですよ。
その点だけが残念です(´Д`)=3

ところで、このCDには、グランドフィナーレのサラ・ブライトマンの部分はカットされていますが(大人の事情ってやつでしょう)、
歴代ファントムたちが歌う部分はちゃんと収録されています。
ここで特筆すべきは、やはりジョン・オーウェン=ジョーンズ(JOJ)ですよね。
私、この人の歌声も大好きです。
ラミンとはまたタイプが違って、とっても繊細で優美で心地よい声なんですよね。
ほんとに美声だと思います。
ソロアルバムで一部の曲を歌ってはいるんですけど、ぜひともオペラ座の怪人の全編を歌ったものをCD化してほしいです。
繊細で優しい歌声なので、キレるシーンとかがどうなるのか、ぜひとも聴いてみたいのです。
あと、タイトルナンバー「オペラ座の怪人」を歌ってるとこも聴きたいな。(収録されているアルバムあるのかな?)

さて、以上あくまでも私の独断と偏見に基づき、世界のCDベスト5を選ばせていただきましたが、
こうして見ると、本場ロンドンを除くヨーロッパ勢が全滅ですね。
ウィーン盤ドイツ盤ポーランド盤スェーデン盤オランダ盤ハンガリー盤とけっこう数はあるんですけどね(^_^;)
韓国盤も惜しくもランクインならずでしたが。

あー、世界のCDの聴き比べ、楽しかったなぁo(*^▽^*)o
今後も聴くのは上の5枚にほとんど固定されちゃったけどね~。
でも、半年ぐらいしたら、ほかの国のもまた聴いてみましょうかね(^_^)v

〜番外編〜
敢闘賞は、2004年版映画のサントラです!!
あんなに歌唱力を貶してたジェリー・ファントムですが、映画のSexyなお姿を何度も見ているうちに、あの歌声もセクシーでアリかな、と思うようになってしまったという(^_^;)
ごくたまーに、聴きたくなりますね♪

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2 コメント

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スイス・バーゼル版は (Unknown)
2018-10-20 01:11:25
イギリスのAmazonで売っていますね。
中古の上にプレミアついて8000円位(+送料)しますが。
返信する
情報ありがとうございます。 (ミミル)
2018-10-22 12:05:16
こんにちは!
バーゼル版についての情報ありがとうございます。
以前チェックしたときはなかったと思うのですが、
確かにamazonUKで売っていますね!
さっそくポチってみました。£50+送料でしたが・・・。
届いたらまた感想をアップしたいと思います!
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