オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

鐘!鐘!鐘!~ノートルダムの鐘の感想2~

2018-04-25 10:00:00 | ほかのミュージカル
※ ノートルダムの鐘に関する大いなるネタバレを含みますので、ご注意ください。

ノートルダムの鐘って、観た後、本当にそのことしか考えられなくなりますね。
私は4日たってもまだあの世界から抜け出せていません・・・。
なので、私としてはこれを1日に2回とか見るのは厳しいかな(^_^;)
少なくとも2週間は間を開けたいと思います。
今回の横浜では月1ペースなので、大丈夫そうです。
重めの演目は用法容量を守って楽しみたいです!

――以下あくまで私個人の感想です。
人それぞれいろいろな解釈、感じ方が生まれるのがこの作品の魅力の一つだと思います。――

いま、「重め」と書きましたが、このノートルダムの鐘は、
見終わったあと、それは、ずしっとは来るんですけど、
決して、どよーん、とか、ぐはー、とか後味悪いとかではありませんでした。
少なくとも私は。
実は、見る前までは、きっと見終わった後、気分がふさぎ込んじゃうのかな、
みなさんの感想観ると、重い、重いってなってるし。
直後に中華街の萬珍楼の予約入れちゃったけど、ごはんなんて食べる気力もわかないかな?とか
心配しておりました。
でも、実際には、ちょっと清々しくもあるというか。
それがあの舞台の構成のすばらしさなのかもしれません。
冒頭から、普通の状態の青年が現れて、その場で顔に墨のようなものを塗り、
背中を丸め、髪をぼさぼさにして、「カジモド」に扮装します。
そして、はるか昔の「物語」が演じられるのです。
それに対応して、ラストでは、「カジモド」が顔の墨を落とし、普通の青年に戻ります。
このときに、この青年が、背中のこぶをはずして、深々とお辞儀しながらそれをクロパンに渡すんですけど、
そのときの表情の晴れやかさが忘れられません。
飯田達郎さんは、こういう表情の演技、本当にすばらしかったです。
ここで劇中劇のような形をとっていたカジモドの物語が終わるんですよね。
そして、その青年によって、最後の結末が他人事のように語られるんです。
だから、観客も、それまで没入していた「物語」からふっと解放されて、
「ああ、これはお芝居だったんだ」とちょっとホッとするというか。
もともとミュージカルの舞台を見ているんだから、それも変な話なんですけど、
この劇中劇という形に私は感心させられました。
そこで区切りが付けられて、達郎青年の晴れ晴れとした「やりきった」という表情になんだか救われるんです。
少なくとも私にはそのように感じられました。
(飯田達郎さん、ほんとうにチャーミングな笑顔でした!)
みんなが幸せになれず(フィーバスのその後は分かりませんが)哀しい結末なんですけど、そのまま終わるのではなく、
救いがある終わり方なんじゃないかと。
あと、前回も書きましたが、カジモドの最期自体も、哀しくも美しいイメージなので。
骨が砕け散ったというのは、達郎青年による語りだけで、舞台上でビジュアル的に表現されないため、
観る者に自由に想像させてくれるんですよね。

なので、たしかに心には響いたんですけど、それにもちろん号泣もしたんですけど、
思った以上に清々しい気持ちで中華街に向かい、涙と汗のせいでカラっからになっていた喉をチンタオビールで潤したのでした。

そうそう、劇場がね、最初は肌寒かったんですけど、
途中からそうでもなくなって、それに、1幕のラスト(エスメラルダのナンバーのとこ)とか、
2幕のフィナーレとかのときに、あまりに緊張して観ていたので、
手に汗握る、ならぬ、脇に汗握る状態になってしまって、やたら脇汗をかいてしましました(^_^;)
舞台のあまりの緊迫感と迫力に、脇を締めて、身を固くして観てたんですよね。
こんな経験は初めてです。これも初見の醍醐味でしょうか。

本当に素晴らしい作品ですね、ノートルダムの鐘!


で、私の個人的な後日談なんですけど、
劇場に置いてあったフリーペーパーの冊子、
表紙に芝清道さんがいらしたので、もらってきました。

2日ぐらい読んでいなくて、月曜日の朝ちょっと時間があったので、出勤前に軽い気持ちで、
芝さんのインタビュー記事を読み始めたんです。
そしたらもう、こんなの涙なくしては読めないじゃん!!
朝の出勤前に軽い気持ちで読むもんじゃないよ!と自分の迂闊さを呪いました。
ミュージカル界のリアル「タッチ」じゃないですか(双子じゃないし兄弟が逆だけど)。
しかも、ご命日がトプシータービーの日だなんて、本当に「宿命」ですね。
亡くなったお兄様の遺志をついで、ミュージカル俳優としてトップスターになっていらっしゃるんだから、
本当にすごいことなんだと思います。
CDでもいつもお聞きしていましたし、ぜひとも次回は芝フロローを拝見したいと強く思いました。

そういえば、「宿命」で思い出しましたが、原作によると(もちろん私は「100分de名著」でかじっただけです!)、
「宿命(アナンケ)」という壁に刻まれた言葉がキーワードのようになっているそうです。
これは、フロローが刻み付けた文字なんですけどね。ギリシャ語なんだっけ?
劇団四季のフライヤーでも、この「宿命」って言葉をキャッチコピーとして使っていた気がするんですけど、
本編には「宿命」という文字が壁に彫られていたというくだりは登場しないですよね?
家を漁って出てきました!これこれ。
ー愛は「宿命」を変えられるかー


セリフとしては「宿命だ」みたいなのがあったっけ?まだまだCDで聴いている歌以外のセリフ部分は、
初めてで、聞き逃してしまったり、記憶から抜け落ちてしまったりしていると思うので、
次回以降、「宿命」にも着目してみてみたいと思います!
やべ!そういや、ステージに貼ってあるっていう、アナンケの文字、見忘れた!開演前にテンパりすぎてた(^_^;)
次回は確認してくるぞ!!

やはり、1回で済まないのがノートルダムの魅力(-_-;)
それと、言うまでもないことですが、なんといっても楽曲がすばらしい。
全部の曲が好きだし、家ではついつい全曲口ずさんでしまいます。(ラテン語のところはあんまり歌えないけど)
これまで、ディズニーものって、お子様向けって感じでまったく食指が動かなかったんですが、
このノートルダムの鐘は大人向けの異色作ってことで観ようという気持ちになったものです。
そのおかげで、アラン・メンケンの素晴らしさに少しですが触れることができたのはよい経験だったと思うのです。
見る前から5回分のチケット買っておいて正解だったと確信しています!

今日も私の中で鐘が鳴り響く♪~ノートルダムの鐘の感想1~

2018-04-24 10:00:00 | ほかのミュージカル
※ 劇団四季「ノートルダムの鐘」及び原作、ディズニー映画等の関連作品に関する完全なるネタバレを大いに含みますので、ご注意ください。

先日、生まれて初めて観に行ったノートルダムの鐘。
神奈川芸術劇場の大ホールは、昨年のオペラ座の怪人以来です。
座席が赤くて、クラシックな雰囲気が素敵だし、音響に定評がありますよね。
そんなこんなで今回も期待大でした!
が、席についてまずは、生オケじゃないのにちょっとだけびっくり。
前回、オペラ座の怪人が生オケだったので、てっきり生オケだと思い込んでおりました。
さんざんCD聴いたりして予習していた割に、お恥ずかしい限りです・・・。
でも、とにかく音響はいいので、心配いりません!

さて、幕はなくて、開演前から舞台のセットが見えています。
白と黒の市松模様の床に、櫓のような木の枠組みなど。
石像っぽいのもあります。
あー、もう始まる前から泣きそうでしたよ。
櫓の上の段には、クワイヤの方々が現れるのですが、
1階席中ほどの列、舞台に向かって左手よりの席だったので、向かって左のほうのクワイヤさんたちは死角になってしまい、
見えませんでした。
でも、右側の方々はバッチリ見えました。
いやー、のっけからクワイヤの迫力に圧倒されて、鳥肌立ちまくりでした!
やっぱりあの人数での生の合唱はすごいなぁ(*^_^*)

そうそう、忘れていましたが、当日のキャストはこちら。


飯田達郎さんは、CDで何百回と聴いているので、生歌をお聞きできるのはすごく楽しみでした!
それ以外はみなさんCDとは異なるキャストでしたね。
とくに、フィーバス役の光田さんと、エスメラルダ役の松山さんはこの日がデビューとのことで、
そちらも楽しみの一つでした。

そうそう、光田フィーバスなのですが、長身足長のイケメンで、声質もすごくいいし、声量も豊かで、まさにハマリ役という感じでした。
光田さんは、広島と京都でオペラ座の怪人のラウル役を見たことがありましたが、私は個人的にラウルよりもフィーバスのほうが好きだと思いました。
ちょっとセリフの部分はぎこちないようにも思うのですが、歌になると、すごくのびのびとして、素晴らしい声で歌い上げてくれます。
フィーバス登場のナンバー「息抜き」の冒頭では、女の人に「女ならだれでも惚れてしまうい・ろ・お・と・こ(色男)!」と紹介されますが、そのセリフに本当に説得力がある!と感じてしまいます。
(舞台だけでなくドラマとかでもときどきありますが、「なんて美しい!」とかいうセリフがあまりにむなしく聞こえてしまうキャスティングってありますよね(^_^;))
フィーバスって、キャラとして全然好きじゃないですけど、光田フィーバスは舞台映えして、思わず見とれてしまう存在感でしたね~(*^_^*)
さっきまで「遊べる女といいワイン~」とか言ってたと思ったら、
曲調が暗くなるところ(「草むらに倒れた兵士たち・・・」ってとこ)で見せた陰のある表情もなかなかのものでした。
声もほんとにフィーバスのイメージにぴったりなんですよね。声量も私好み。
ということで、私の中でフィーバスの株がばーん!と上がった瞬間でした。
女の人が足をからめてくるところとかもちょっとセクシーでどきどきしちゃいましたよ(笑)
ちなみに、今回同行した母は、2月に清水大星さんのジーザスを見て、声に惚れちゃってたので、
今回も清水フィーバスを見せてあげたかったんですが、光田フィーバスにも大いに満足していたようでした(^_^)v
終盤の「パリの人々よ~、こんなことを許すのか」ってとこで、
柱みたいなのにつかまりながら歌うところも、とっても舞台映えしていたと気に入っておりました。

エスメラルダ役の松山育恵さんは、私は今回初めて拝見しましたが、大人っぽい雰囲気のエスメでしたね。
普段、岡村美南さんをCDで聴きなれているので、声としては、少し低いかな、というのが気になりましたが、
セリフの言い方とかは、岡村さんより好きかもしれません。
岡村エスメ(CD)は、「世界の頂上から」の途中でカジモドが勇気を出して話しかけたときに「なに?」って答えるのが、
ちょっと語調が強いというか、キツイ感じがいつもしてしまっていたのです。あくまでも私の感じ方ですけど。
あと、フィナーレで虫の息になってしまった場面でのセリフ、「永遠にはいられないと思うわ!」とかも、すぐに死んじゃうとは思えないくらい力強いなと(^_^;)
その点、松山エスメのほうがすんなり来る感じだったように思います。

飯田達郎さんのカジモドは、本当にすばらしかったです。完璧です。
なんといっても、歌声のすばらしさ。CDで聴いていたとおりの声なので、まずは、すっと入ってくるのですが、
やはり生だと迫力が違います。日差しの中へや石になろうのロングトーン、鳥肌というか、陶酔というか。
もう、ウヒョーーーー!!って感じでした。
とてつもない歌唱力ですね。
そして、カジモド独特の口を歪ませて歌う歌い方。あの口ではっきりと聞き取れるように歌うという技術にも脱帽です。
さらに、途中から朗々と歌い上げたりする自由自在さ。
それに加えて、カジモドは劇中でほぼ屈んだ姿勢で、歩き方にもクセがあります。
歌ったり、セリフを言ったりしながら、それらの仕草もこなし、
さらにきわめつけは表情!
1階の中ほどの列の席だったため、肉眼では細かい表情までは分かりませんでしたが、
ところどころでオペラグラスで拝見すると、とても豊かな表情の表現に驚かされました。
なんか、もう、すごいな、としか言えない。語彙力なくてすいません・・・。
他の方のカジモドももちろん観てみたいですが、CDで聴きまくっていた飯田カジモドをまず観たかったので、
本当に嬉しかったです。
キャラとしては、カジモドよりもフロローさんが好きなのですが、
完全に飯田カジモドの虜になってしまいました。
(記憶が定かじゃなかったのですが、過去のパンフレットをひっくり返してみたところ、
私は、2012年に横浜キャッツで達郎タガー観てたんですよ!きゃー!)

なんか、劇団四季って本当にすごい。
役者さんもスタッフさんもものすごいクオリティだと思います。
これこそ、一流のプロフェッショナル集団だと思うし、これだけの完成度のものを毎回提供してくれることに、感謝しかありません。
ミュージカル好き(だと自分で言っている)の方の口から聞いて、私が「あー、残念だな」と思う言葉が、
「やっぱりウエストエンドやブロードウェイで見ちゃうと、劇団四季とか見られなくなる」というものです。
(つい最近も知人の女性からこの言葉を聞きました(^_^;))
こういう方、もったいないと思うんですよねー。
私はまだウエストエンドもブロードウェイも観たことないですけど、きっとそっちで観たとしても、劇団四季も見続けると思います。
でもまあ、見たくない人はムリに見なくていいです、そのほうが少しでも私がチケット取りやすくなるし。

さて、最後は私が大好きなフロローさまについて。
CDの芝さんではなく、野中万寿夫さんでした。
私はこの方、やはりあまり拝見したことないと思うのですけど、
すごくダンディーなイケオジって感じで、もうビジュアル的にきゅんきゅん来ちゃう感じでした。
私の中でのフロローの悪辣さは、
ディズニー映画>原作>ミュージカル
って感じなので、ミュージカルのフロローさまはそんなに悪人ではないイメージです。
それにしても、野中フロローはなんというか、ダンディーすぎて、優しすぎるというか紳士っぽいというか、
そういう感じでした。
欲を言えば、もう少しだけ、悪辣さや、闇の部分の暗さ、ドロドロとした欲望のドギツサみたいなものが強めでもいいのかな、と。
ディズニー映画のやつは悪すぎるんだけども、私はあのフロローさえ好きなんです。
あのアニメのヘルファイアのシーンって本当にすごいと思います。ディズニーとは思えないおどろおどろしさ、というか。
でも、とにかく、予習段階で思っていたとおり、フロローさんは、意外と優しい人物で、唯一の肉親であるカジモドをたしかに愛していたのだということは間違っていなかったのですね。
弟を失ってから、彼はずっと孤独だったのでしょう。
唯一の肉親(甥)であるカジモドだけが心のよりどころだったのかもしれません。
序盤のほうで、カジモドのところに食事を持ってくるところ、イチゴの与え方はまるでペットに対するようではあったけど(しかもたった1粒かよ!!)、
そのあと聖アフロディジアスの話をするときに、フロローさんが笑うシーンは、カジモドとの会話を楽しんでいるように感じられました。
↑このシーン、私は聖人の名前を覚えられないカジモドを笑ったのだと記憶しちゃってましたが、ほんとは、祭りにおともします、と言ったカジモドに苦笑した、という場面だったんですかね?

何はともあれ、彼が他の人間と笑い合って会話することなどきっとないはずです。
あのシーンを見たとき、私は思わず「フロローさん、笑ったりするんだ!?」とびっくりして、
彼のことを人間としてとても愛おしく感じました。
ディズニー映画でも、カジモドに食事を持ってきて会話するシーンがあるんですよね。私、そのシーンも好きです。
毎日ちゃんと食事を持ってきて会話をするなんて、フロロー、意外とカジモドのこと大事にしてるじゃん、って思えるので。
でも、先ほどの笑うシーンを入れることでミュージカルのほうがよりカジモドとフロローさんの間の絆のようなものを強く感じさせるわけですね。
そもそも、弟の子だという設定もありますし。
このような設定の変更によって、俄然、フロローという人物に人間らしさが加わり、観客に感情移入を促し、
物語に厚みを加えているんだなぁ、と感心しました。
終盤のほうで、カジモドがエスメラルダの居場所を知らないと嘘をつくときに、
フロローがカジモドに向かって、「息子のように思うことさえある」というようなことを言いますが、
本当にそう思っているのでしょうね、このフロローは。
そして、エスメラルダが死んだあとの「元通り仲良く暮らしていけるだろう」っていうの。
あれも本心なんだよね。ここらへんは、背中にナイフを隠して、カジモドをも殺そうとする映画のフロローとは大違いなんだな。
エスメラルダが現れたことで、すべてが狂ってしまったのだけど、
それさえなければ、幸せだったかどうかは分からないけど、フロローさんはカジモドと寄り添って、慎ましく穏やかに生きていくことができてたんだよね。
歪んでいたかもしれないけど、肉親として愛情を抱いてはいたカジモドに突き落とされてしまったとき、彼はどんな気持ちだったんだろう。
日本語ではただ「あーーー」ってセリフだけど。
ここはまだまだ自分の中で整理しきれていません。
とにかく、フィナーレが始まったあたりからおよそ20分間はほぼぶっ通しで泣いているので、
もう目の前の舞台のめまぐるしい進行と自分の気持ちのわちゃわちゃでぐちゃぐちゃでしたわ。
泣きすぎてアタマ痛くなっちゃうし。
それにしても、フロローさんが落ちていくシーンの演出には驚いたなぁ(笑)

そして、CDを聴くだけでは分からなかったラストの結末にもちょっとびっくり!
まさか、原作と同じだったとは。
100分de名著のテキストを読んで、原作の結末を知った時にも、「美しいラストだなあ」と思ったのですが、
やはり今回のミュージカルでもそのように感じました。
白骨死体なんて怖い感じもするんですけど、骨が砕け散ったときのイメージが、私の中ではなぜか春の日差しの中で
キラキラキラキラって輝いてる感じなんです。なんで春、なのか分かりませんけど。
地下室で白骨死体が見つかった、ってことだから、本当は日差しなんかないのかもしれませんけど、
私の中では、なぜか桜の下に埋まっている死体、みたいな感じで、
パリに桜なんてないんでしょうけど、桜の花びらが散っているような美しい光景が浮かぶんです。
自分の中で勝手に、「哀しいけど美しいラスト」というものに仕立て上げて、救いを求めているんですかね。
原作者のユゴーがすごいのかもしれませんが、観る者に委ねるという形で余韻を残す秀逸な終わり方だと思います。

フロローさんについては、こちらこちらでも熱く語っておりますので、
もしよろしければご覧ください!



ついに観た!ノートルダムの鐘

2018-04-23 12:09:10 | ほかのミュージカル
ついに、ついに!
ノートルダムの鐘観てきました!


ここ最近も暇さえあればずーっとCD(飯田ver、海宝ver、アメリカ盤、映画サントラすべて)を聴いて予習していましたが、
もう、生の舞台の迫力はなにものにも勝りますね。
私としては、CDを相当回数聞き込み、アニメ映画も何回か見たし、NHKの100分de名著の鹿島先生のテキストを買って、多少原作の雰囲気もかじったし(原作は未読です!)、かなりシッカリみっちりと予習して臨んだ作品です。
そのため、そのメッセージ性は見る前から多少理解していたつもりでしたし、自分なりに考えるところもありました。
また、カジモドよりもフロローの存在が私にとっては大きいとも考えたりしていました。

そして臨んだ初見です。
もうね、始まった瞬間、いままで予習して考えてきたことなんか、すべて吹っ飛んでしまいました!
目の前で展開する「物語」に、振り落とされないように、ただひたすら必死に付いて行くのがやっとでした。
冒頭からクワイヤの迫力に鳥肌立ちまくりだし。
CDで慣れ親しんだ飯田達郎さんがカジモド役でしたが、「私はフロロー派だから」と思っていたのに、その卓越した演技と超絶歌唱にすっかりカジモドにすべてを持って行かれてしまいました(^_^;)
ほんとに飯田カジモドの生歌素晴らしかったですし、何より表情や所作の一つ一つの演技に圧倒されました。
これまで私がよく見てきたのは、キャッツやオペラ座の怪人なので、お芝居の部分も多少はあるけど、あとは歌や踊りを純粋に楽しむという意識が自分の中で強かったのですが、今回初めてノートルダムの鐘をみて、ここまでお芝居としての演技が求められているミュージカルもあるんだ!とびっくりしました。
とにかく、完成度が高く、すばらしい舞台でした。
もうひたすら圧倒されまくりで、あまり深いところまで考えることもできず、細かい点やフロローさんのこととかまで手が回らなかったので、あと4回見るなかでいろいろと自分なりに深めていきたいと思っています。
それにしても、初見って一生に一度しか体験できないんですものね。
もう二度と初めて見る感動を味わうことができないなんて。
記憶喪失になるしかないか(-´∀`-)

そういえば、他の人の感想なんかをTwitterでチェックしててお見かけしたのですが、
「ノートルダムの鐘は、タオルハンカチでは足りないので、大きめのタオルを持っていく」
というツイート。
私のオススメは、ずばりマフラータオルです。
マフラータオルについては、こちらのサイトの説明がわかりやすいです!
野球やサッカーの試合とかで見かけるあれです。一般的なフェイスタオルよりも細長いものです。
あれを首からかけておけば、すぐに涙も拭えるし、両手もフリーなので、拍手したり、オペラグラスを使うときも邪魔になりません。
タオルを手に握ってると拍手しにくいし、落としちゃったりするじゃないてすか。
マフラータオルを首にかけとけばその心配もないのです。
温泉の浴用タオルでもいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、ちょっと長さが足りないんですよね(´-`)
もちろん、劇場でタオルを首から掛けるのはちょっと、、、という気持ちもないではないですが、上演中は暗くなるし、(゚ε゚)キニシナイ!!
ちなみに、私がマフラータオルを野球場以外で使うことを思いついたのは、グレイテストショーマンの応援上映に行った時です。
号泣するからタオルが必要だけど、拍手や手拍子のジャマになる、、、という発想から生まれました!
ぜひ皆さんもお試しください。
そして、劇団四季さんも、ぜひとも程よいサイズのマフラータオルを商品化して、広めてください(笑)
今回売ってたタオルはかなり大きいサイズだったので(^_^;)
さあ、これで、みんながやるようになれば恥ずかしくなくなりますね!

まずは、2日たっても冷めやらない興奮をお伝えしました!
具体的な感想なんかは次回以降、投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします(^_^)v

オペラ座の怪人の機運が高まる♪

2018-04-20 17:00:00 | オペラ座の怪人
今年の観劇スケジュール、先日更新したばかりですが、静岡のオペラ座の怪人が
土日両方ともまさかの抽選当選だったので、更新しちゃいます。


1月
オペラ座の怪人@京都×3 ←済

2月
ジーザスクライスト=スーパースター@川崎 ←済

マイケル・ボール&アルフィー・ボーのコンサート@渋谷 ←済

3月
魔笛@横須賀(ミュージカルじゃないけど)←済

4月
ノートルダムの鐘@横浜 ←いよいよ明日!!!!

5月
オペラ座の怪人コンサート@ソウル(確定) 

ノートルダムの鐘@横浜

モーツァルト!@帝劇

6月
ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2018@渋谷

アンドリュー・ロイド・ウェバー記念コンサート@渋谷

モーツァルト!@帝劇

ノートルダムの鐘@横浜

7月
エビータ@渋谷×3

ノートルダムの鐘@横浜

8月
キャッツ@大井町(予定)

オペラ座の怪人@静岡×2 ←New!

ノートルダムの鐘@横浜(千秋楽)

ソング&ダンス65@川崎  

9月
ケンヒル版オペラ座の怪人@渋谷 ←なんとJOJがファントム役!!!!

稲川淳二の怪談ナイト@東京 ←先行抽選当たれば

10月


11月
キャッツ@大井町(予定)

マリー・アントワネット@帝劇(チケット取れれば)

オペラ座の怪人@仙台(資力・体力の余力あれば・・・)

12月
未定


いやー、劇団四季の抽選って、初めてだったんですけど、意外と当たりやすいんだな~。
初日とかだとものすごい倍率なのかもしれませんが、通常の土日だったので、当たりやすかっただけかな。
座席は前から6,7列目といったところでした。
1日はすごい端っこで、もう1日はセンターブロックの端よりでした。
超良席ってわけではありませんが、わりと前のほうではあると思います。
それにしても、オペラ座って上手(舞台に向かって右)側しか座ったことありません。
たまには下手から見てみたいなぁ。
そんなわけで、8月の土・日連続で当選してしまったので、静岡は宿をとって攻めるつもりです(^_^)v

さて、そんな中でとんでもないニュースが飛び込んでまいりました。
なんと、あの世界的ファントム&バルジャン俳優のジョン・オーウェン・ジョーンズ(JOJ)が今年8~9月のケンヒル版のオペラ座の怪人でファントム役を演じるというではありませんか!!!!
これには正直とってもびっくりいたしました。
オペラ座の怪人好きとして、まだ見たことがなかったので、一度くらいは見ておかなくては、
しかも渋谷だし、という軽い気持ちで発売日に購入したケンヒル版のチケットです。
しかも、発売と同時だったので、最前列とれちゃいました。
でも、どうせ私みたいな無知な人間は名前も存じ上げない俳優さんなんだろうなぁ、とか思っていたのです。
ところがどっこい!私だって知ってますよ!もちろん!あのJOJですもの。
うわー、これはなんか思いがけないラッキー、というか、キャスティングした方、そしてJOJありがとうございます!!
俄然、ケンヒル版が猛烈楽しみになってまいりました。

その前に、JOJは6月にミュージカル・ミーツ・シンフォニー(MMS)を観に行くのですが、
どうやら9月にソロコンサートやるようなので、これはどちらかといえばソロコンに行きたかったかも。
ソロコンあるとわかっていればわざわざMMS行かなくてもよかったかな~。
でも、9月の終わりころは野球も忙しいだろうし、チケットも必ずとれるとも限らないので、
まあ、MMSも近場の渋谷だし、きっと買っておいてよかったっていうことになると思います。

しかし、人間の欲望というのはとどまるところを知らないものですね。
ケンヒル版で生のJOJのファントム役を見られる!!と狂喜した数分後には、
「どうせならALW版もやってもらえないだろうか」と考えておりましたわ。

と、まあ、静岡の劇団四季オペラ座やら、JOJのケンヒルやらでにわかに私の中でのオペラ座好きの血が再び騒いでまいりました。
地味にゴールデンウィークも近付き、ソウルのラミンのオペラ座の怪人コンサートも迫ってきたしなあ(-´∀`-)
(外国だし、ほんとにちゃんとうまくチケットとかとれてるのか、ちゃんと当日チケット受け取れるのかまだまだ不安は尽きないけど。)

といいつつ、いよいよ明日は生まれて初めてのノートルダムの鐘!
コーフンしすぎて今夜は眠れないかも(笑)

【更新】今年の観劇予定♪

2018-04-16 12:42:49 | オペラ座の怪人
今年の観劇予定がまた増えましたので、更新します。

1月
オペラ座の怪人@京都×3 ←済

2月
ジーザスクライスト=スーパースター@川崎 ←済

マイケル・ボール&アルフィー・ボーのコンサート@渋谷 ←済

3月
魔笛@横須賀(ミュージカルじゃないけど)←済

4月
ノートルダムの鐘@横浜 ←もうすぐ!!楽しみすぎる!

5月
オペラ座の怪人コンサート@ソウル(確定) 

ノートルダムの鐘@横浜

モーツァルト!@帝劇

6月
ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2018@渋谷

アンドリュー・ロイド・ウェバー記念コンサート@渋谷

モーツァルト!@帝劇

ノートルダムの鐘@横浜

7月
エビータ@渋谷×3

ノートルダムの鐘@横浜

8月
キャッツ@大井町(予定)

オペラ座の怪人@静岡 ←抽選結果待ち

ノートルダムの鐘@横浜(千秋楽)

ソング&ダンス65@川崎 ←New! 

9月
ケンヒル版オペラ座の怪人@渋谷

稲川淳二の怪談ナイト@東京 ←先行抽選当たれば

10月


11月
キャッツ@大井町(予定)

マリー・アントワネット@帝劇(チケット取れれば)

オペラ座の怪人@仙台(資力・体力の余力あれば・・・)

12月
未定