大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

標準治療って、どういう治療?

2023年06月13日 05時22分53秒 | 日記

 「医療の世界では、一般市民が抱くイメージと異なる意味で使われる言葉がいくつもある」と問題になっています。〜病気や怪我の治療には医師と患者の信頼関係が大事です。使われる言葉の意味が違っていては意思疎通ができないどころか誤解も招きます。
「そうした認識のギャップを理解した上で、専門家らに適切な伝え方を身に付けてもらおうと、研究者や医療関係者でつくる【医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト】(代表・山田恵子埼玉県立大准教授)が、情報発信者向けの手引書を作成し、プロジェクトのホームページで公開した」とのことです。「タイトルは〈医学系研究をわかりやすく伝えるための手引き〉」だそうです。「専門家以外はほとんど知らなかったり、一般市民と専門家では意味の捉え方が異なったりする33の語群を取り上げ、誤解されにくい言い換え例などを示した」そうです。
 〈誤解されやすい医療用語〉の例が、X〈誤解の例〉、⭕〈医療で通常使われている意味〉が並べ、その違いが分かる対称表があります。〜〈標準治療〉という医者の説明があります。これを患者は「並みの治療」と理解していますが、実は「科学的根拠に基づいた、現時点でもっとも効果的な治療」だとのことです。〜患者は一般市民ですから、標準といえば平均的、一般的、普通のと思うのが当たり前だと思います。標準治療と言われると、値のはる治療が他にあるのかも?!もっと金を出せば先進治療が受けれるのか?!と認識するのが普通と思います。
 「山田准教授は『関心のある人に広く活用してほしい。使用結果を踏まえて内容を改善していきたい』と話」されています。〜患者としては、常識的な言葉で説明していただくと、理解できると思います。
(下:2023年6月5日 西日本新聞〈医療 いのち〉欄「誤解されやすい医療の言葉 標準治療?バイアス?医療関係者に向けに手引書」より)