京都市の「認知症の人と家族の会」によるアンケートが発表されました。認知症の兆候があり、家族も気づきながら、病院の受診が遅くなっている実態が明らかとなっています。やはり診断に対する不安、認知症に対する無理解があるようです。認知症は高齢者の病気だと思い込んでいる方も多いようですが、症状は怪我や脳腫瘍を原因とするもの、若年性(64歳以下認知症)などもあるようです。原因によって治療法や対処法が違います。まずは正しい診断を得るため、早期の病院受診が必要です。家族の支え、医師との信頼関係も大切です。
(下:2014年9月17日西日本新聞・「認知症なるわけが、、受診二の足 平均9か月半 早期発見へ課題」より 一部)
思い出しました。昨年11月額の怪我で硬膜下血腫になった時、最初は足がもつれるぐらいでした。頭が痛く先生に話しましたが、最初の先生は「気のせいだ」と言われました。次の病院では頭の頭蓋骨のレントゲンを撮って、「何の異常もないですよ」となりました。だんだん足が上がらず引きずった感じで歩きだし、股関節に違和感を感じて、医師に話しましたら、股関節のレントゲンを撮られて、「少し骨粗鬆の気があるので治療しましょう」とのことでした。運動不足じゃないと周りからは言われました。薬を飲み始めて1週間後、又、転んだので病院に行きましたら、いつもとは違う先生が診られて、廊下を歩いてごらんと言って歩かされ~「これは脳外科にすぐかかりなさい」との指示。~大きな病院の脳外科を受診すると即、手術でした。脳に三日月状に血がたまっていて、脳を圧迫していました。あのまま原因が分からず時間が経っていたらまたどうなっていたかわかりません。
厚生労働省は「2013年から始めた『認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)』で、専門医の育成など、早期診断に向けた取り組みを進めている」「カウンセリングや医療体制の整備が課題」(同上)だそうです。まだ始まったばっかりという感じです。患者・家族、地域もあきらめずしっかり話して理解してもらう必要があります。