大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

草、さまさま、

2019-07-14 | 日記
思い切り雨が降り、畑の作物は大喜び。草は、、もっと大喜び。。。。
田畑の草は(取る)と決めている。が、実際は追いつかず、毎年ぼうぼう。。
家の周りの草は、積極的に伸ばし放題。だから伸びて伸びて花咲かせ、
花粉を飛ばし、種を残す。人族2名は鼻むずむずさせながらも、それでよし。
以前大雨が降ると、傾斜になった地形の玄関に水が流れて入ってきたが、
草のおかげで玄関までは来ない。クロとタチのフンも隠れたまま分解される。
背の高くなった草は根も同じように広く深く張ってくれている。
空気中に無尽蔵に舞う人に良くない物質も、キャッチし、浄化してくれる。
そして、人族2名になにかあれば、ドクダミ、スギナ、ヨモギ、イタドリ、ウマブドウ、露草にハコベ、コンフリー、桑、
数え切れない植物たちが動物(ひと)の修復作業に「いつでもわたしをどうぞ」と何気なく、そこに居てくれる。
がんや難病までも癒やす力を持って、静かにそこにただ在る。その生き方を思うと胸が震える。
そこまでの愛を受け取りながら、まいにちただ笑ってへらへら生きているだけの自分は、植物の前では赤子同然。
草のゆりかごの中でスクスクと育っていく。ボデイは果てしなく縮小に向かうが魂は植物を目指す。
草がある限り動物は生きられる。草さまさま。