妹Ⅲ
2018-09-03 | 日記
金曜日久しぶりの快晴の中、新潟から妹(51)が来た。
姉が北海道で百姓しているらしいが、本当なのかどうなのか。
一族を代表して確認にやって来た。
「あんな重たい大きな物体が空飛ぶなんて!!」と避けてきた飛行機に
新潟⇒新千歳1時間をじっと耐えて人生初飛行を成し遂げる。
妹は昔昔、大昔、私が子供たちの父親と離婚した翌日に、
新潟の実家から東京に突然やって来て一緒に住み始めた。妹20。姉31。
とっくに忘れていたその頃の思い出話に花が咲く。
二人の子供を妹に預けて夜スナックにカラオケに行くという日、昼に食べたホッケの小骨がのどに刺さった。
食パンを数枚丸のみにしても小骨はとれず、ご飯の丸のみも何をしても小骨は喉の奥にささったまま。。。
「あっ!」と閃いて、掃除機で口の中の骨を吸取る作戦に変えたが手間取る。いやがる妹にむりやり
掃除機を渡して自分は寝っころがって口を開ける。
「ねえちゃん、だめだ。とれない。」 掃除機は少し血の混じったよだれを吸込むだけだった。
「掃除機で詰まりモノを吸引するのは今禁止されているからね」と地元の病院で働く妹が冷静につぶやく。
ママさんソフトボールチームに所属していたので妹にキャッチボールの相手をさせていた。
夕暮れ時、アパートの横でいつものようにキャッチボールをしていて、投げた球が妹の顔面に当たり
眼鏡が壊れたらしいが、「ねえちゃんゲラゲラ笑って、笑い転げて。。。。」と言った。
「え、そんなことあった?全然覚えてない。。」と、それを聞いてまたゲラゲラ笑ってしまい、「ごめん」
姉のしでかした様々な事件を妹は冷静な観察眼で解説を交えながら夫に話している。
「むかしからそうだったのか。。。。」夫は今更ながら妻の生態の先天性を確認して妙に納得している。
「あんなこと、、、こんなこと、、、覚えてないの?!」と呆れられた。自分もそんな自分に呆れた。
突然転がり込んできた妹を、「まったく、、」と思っていたが、一人で子どもたちを育てていく決心を
した時期を、楽しくたくましく不安なく生きれたのは妹が一緒だったからだと気づいた。
そう思ったら腹の底から(ありがとう)という気持ちが湧き出てきてた。 涙がコロンとこぼれた。
姉が北海道で百姓しているらしいが、本当なのかどうなのか。
一族を代表して確認にやって来た。
「あんな重たい大きな物体が空飛ぶなんて!!」と避けてきた飛行機に
新潟⇒新千歳1時間をじっと耐えて人生初飛行を成し遂げる。
妹は昔昔、大昔、私が子供たちの父親と離婚した翌日に、
新潟の実家から東京に突然やって来て一緒に住み始めた。妹20。姉31。
とっくに忘れていたその頃の思い出話に花が咲く。
二人の子供を妹に預けて夜スナックにカラオケに行くという日、昼に食べたホッケの小骨がのどに刺さった。
食パンを数枚丸のみにしても小骨はとれず、ご飯の丸のみも何をしても小骨は喉の奥にささったまま。。。
「あっ!」と閃いて、掃除機で口の中の骨を吸取る作戦に変えたが手間取る。いやがる妹にむりやり
掃除機を渡して自分は寝っころがって口を開ける。
「ねえちゃん、だめだ。とれない。」 掃除機は少し血の混じったよだれを吸込むだけだった。
「掃除機で詰まりモノを吸引するのは今禁止されているからね」と地元の病院で働く妹が冷静につぶやく。
ママさんソフトボールチームに所属していたので妹にキャッチボールの相手をさせていた。
夕暮れ時、アパートの横でいつものようにキャッチボールをしていて、投げた球が妹の顔面に当たり
眼鏡が壊れたらしいが、「ねえちゃんゲラゲラ笑って、笑い転げて。。。。」と言った。
「え、そんなことあった?全然覚えてない。。」と、それを聞いてまたゲラゲラ笑ってしまい、「ごめん」
姉のしでかした様々な事件を妹は冷静な観察眼で解説を交えながら夫に話している。
「むかしからそうだったのか。。。。」夫は今更ながら妻の生態の先天性を確認して妙に納得している。
「あんなこと、、、こんなこと、、、覚えてないの?!」と呆れられた。自分もそんな自分に呆れた。
突然転がり込んできた妹を、「まったく、、」と思っていたが、一人で子どもたちを育てていく決心を
した時期を、楽しくたくましく不安なく生きれたのは妹が一緒だったからだと気づいた。
そう思ったら腹の底から(ありがとう)という気持ちが湧き出てきてた。 涙がコロンとこぼれた。