大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

目が丸くなる

2018-02-05 | 日記
早立春。しかしようやく冬らしくなってきた。
D型倉庫も母家も、雪が隙間を埋めて風をシャットアウトしてくれる。
マオイ山から流れてくる川も表面が凍り、その上に雪が積もり真っ白。
雪のトンネルをくぐって水が流れる。
あれだけ騒いでいたネズミがぱたりと影をひそめ、ウンもスンもない。
あんまり静かで落ち着かない。どこへ行ったのか?
(まったくもーーー!!)とぷんぷんすることが無いのがさびしい。

『最近、ストーブ消すの忘れて出かけてしまうことがあるの。。
それを夫に注意されるのが嫌でストレスだったんだけど、、、
”心配なんだ”と思えたとき、心配させないように先に家を出る夫の目の前でストーブ消すようにした。』
女友達の話に、自分も”あるある”と思った。
豆の選別、伝票整理、、、、やること山とあるが、仕事の合間、気分転換に毛糸を編む。
そんな時に限って突然夫が帰ってきて「なんだ、また編んでる。豆早くやれ。」と言われたりする。
(ったく、今、やってたんですーーー!)と腹の中がプンとし、たったそれだけでその時間が色あせる。
相手の口調や、そんなことでプンとなる自分にもがっかりする。 しかしそれは以前の自分。
今は、、、テーブルに豆・伝票・あれ、これ、それらを並べ、編みかけの毛糸も横に。
それらをどれも好きなだけ適当に気の向くままに進めながら、、、、毛糸もそのローテーションの中に。
で、いつ、夫突然ドアを開けて入って来ても、何やっているかわからない位”妻労働中”に、、見える。
”遊んでない妻”を見るだけで夫の不満、不安和らぐ。ような気がする。。きっとそうであろう。。たぶん。
で、重要なことは。
「夫に言われたくない」が「夫を不安にさせない」 という立ちどころにいつの間にか変化したことだ。
年をとると実に、身心にストレスをため込まない工夫が細胞レベルで行われるのだなあと目が丸くなる。