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大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

ねぎのねぎらい

2017-11-13 | 日記
冷たい雨が降る。外の作業はだんだん厚着になる。
「白菜と大根とねぎ、採り切れよ」「小豆落せ」
「豆腐の発注忘れるなよ」言う事だけ言って夫は九州に出掛けた。
(はいはいわかってる、、やれるだけやるから心配ご無用)
天気予報は連日雨マーク。(雨ならそれほどはかどるまい。。。)
この時期、助っ人のケータが一人で黙々と豆を刈る。
ケータの弟アキヒサが「丁度仕事が空いて」と本州から来てくれた。
急だが格安航空機も空いていた。天の計らいだ。
「何かやることあれば。。」と東出さんまで合流してくれた。
久しぶりに、大飯ペロリとたいらげる若者対応飯炊きお婆に変身する。連日炊いて炊いて炊きまくる。
土曜日はケータが用事で抜けたのでアキヒサとひわで白菜とダイコン抜きをする。
白菜は頭を押さえてその力で横に倒し、包丁で根を切っていく。
アキヒサが一輪車に一玉5~6kを4~5個づつ積み 10~20m先の軽トラの荷台に並べて行く。
満載で50個。貯蔵する家の倉庫まで2往復して昼だ。
「今日は一人で軽トラ運転するかもしれないと思い、昨日どこで曲がるのか等予習しました」「えー?!」
兄のケータが弟が一人でも思い切りやれるようあれこれ気を配っているのが感じられて愛おしい。
職業「ドラマー」25歳。自由な音楽家と言えども兄のSOSによく腰軽くきてくれました。
雨がぱらつく午後、大根抜きは無理かと思ったが畑に着くと晴れている。「やるか!」
雨でぬれた畑の大根は両手でよいしょと抜くと、粘土の土を分厚くまとっている。
はめているゴム手袋でこすると手袋がすぐにぼてぼて。草で拭いたり、包丁の柄でこそげたり苦戦。
「ひも無いですか」アキヒサが閃いた方法でやりはじめた。
腰に縛って50センチ位垂らした麻ひもを大根にくるり巻きつけて引くと見事に粘土は剥がれ落ちた。
「おおおおー!!やったね!!」 「はい!!」と満面の笑み。 
いつでもどこでも瞬時にその場の人となり、今を生きることが出来れば退屈を知らず。
大根を運んで今日は終了!鼻が詰まっているというので長ネギを渡すと素直に鼻の穴に2本差す。
「あ!鼻通った!!ネギすごい!!」思い切り働いた後はねぎのねぎらい付♫ おつかれさん。