万が一予定日が遅れ、到着日に婿さんが空港に来れなかった場合等を想定し
空港からのバスの乗り方や降りる場所などをはがき大のカードに書き、
60過ぎてアイフォンライフ 言葉の壁ものともせず 世界を飛び回っているたいちゃんに
聴きながら、翻訳機能アプリをケータイにダウンロードし、使い方を練習して備えた。
一人で他国に行くのは初めてだから、あの一番ドキドキする入国検査場でどうなるか・・
いざ自分の番が来て、女性の係りの人が何か話しかけてきたが何も聞き取れず・・・・
彼女の眼を見ながら首を左側いっぱいに傾げると ちょっと困りながら後方に向かって
「ジャッパニーズ!!」と叫んだ。 しかし後ろに日本語のわかる人物は誰一人おらず・・・
仕方なさそうに肩をすくめる彼女に、せめて、と思い ケイタイの翻訳アプリに入れてあった文章を見せた。
『チューリヒで暮らす娘夫婦と孫に会いに来ました。今日から2月28日まで滞在します、どうぞよろしく』
という日本語の下に、それを伝えるドイツ語が表示されているはず。もしもの時にと入れてあった。
彼女の表情が明るく変化しにこにこ笑って手を振ってくれた。 難関突破。ほっ、、、
時差が7時間の日本とスイス。12時間飛行して、こちらの今日11時発で あちら今日午後4時着となる。頭が混乱。
成田空港でひわが無事チェックインしたかどうかを確認するため、夜中の3時まで起きていてくれた婿さんが
チューリヒ空港到着ロビーで待っていた。大勢の出迎えがいるのに、すっと目に入ってくるのが不思議だな。。。。。
たまたま成田空港で知り合ったチューリヒで一年の半分を暮らしているという年配の女性も、サンタクロースのような
りっぱな白いひげで赤いマフラーを首に巻いたおしゃれなお爺さんがお迎えに来ていた。
「では、ごきげんようお元気で」と別れたが、お互いの名前も知らず。。
そういえば、飛行機の中で 隣のシートの若い女の子は 永野花穂ちゃんと言った。21歳。
長旅だからなんとなく話していたら永野同士で「え~~!?」とお互い盛り上がる。
チューリヒで乗り換えてベルリンに行くという。バイオリンの勉強している恋人に会いに行くって言った。
彼女のおすすめの映画「グッドウィルハンテイング」を観ておしゃべりして、ウトウトして、機内食2回食べたら着いていた。
「外国の空港で乗り継ぐのは初めてだから心配・・」と言う彼女に、「あ、乗り継ぎあっちみたい、じゃあ元気でねー!」
と、空港の天井からぶら下がったゲートナンバーを認識した自分の口が彼女に告げている。
どこに行っても同じように、なんとなく解るようになっているものなのだな。。。だいじょうぶ、ばあさん強気になる。
ナオトーばあちゃん会いに来たよーーーー!!♪♪