2023年2月21日、当日は最高気温10度以下で風も冷たい中、百景分科会オプショナルツアーで、富田林市で二番目に高い嶽山(だけやま)の山頂にあった嶽山城(龍泉寺城)跡を目指し尾根伝いに道なき道を登城して散策しました。小生は余り写真が取れませんでしたが、 その状況の一部を紹介します。 2023.02.21 撮影
=>写真を追加しました(matsu)
朝10時 滝谷不動明王寺出発 標高97.6m
奥の谷のみかん小屋で嶽山の山頂目出し道なき道を登城する為の準備。(滑り止めを靴に装着)
標高111.9m
登頂前の注意などの説明を受ける。
10:58 元滝谷不動に到着 板碑や宝篋印塔が並びます。標高156.2m
「いつのものだろうか?」銘は風化して読み取れません。
石碑の下は削平され、いかにも人工的。
葛が行く手を阻みます。
猪の「ぬた(沼田)場」発見! 猪が、体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所。泥場となっています。「ぬた打ち回る」はここから来た言葉。
人工的なキレット。尾根ラインを人工的に切っている堀切。
嶽山城(龍泉寺城)の麓の守備に使われたらしく、相当深い。当時は人の背丈位深い堀切であったと思われます。
嶽山城の登城作戦開始。標高162.1m。
最初はまずまずの登り。
道なき道を登ります。結構の傾斜があるところも。杖がないと登れません。みなさん長靴またはアイゼンを着用。
嶽山火山岩が出てきました。おそらく流紋岩。二千万年前に地表近くで固まったマグマ。
道はまったく付いていません。道なき道をゆく。だから冬場しか登れません。
頂上付近の削平された人工的な地形。曲輪の跡か?
途中(元滝谷不動 宝篋印塔等調査)寄り道しましたが、約40分で頂上広場に到着。曇り空で風も冷たい。
やっと出ました。西側のドーム型の頂上。標高274.1m。
滝谷不動から176.5m、みかん小屋から162.2m、元滝谷不動から117.9m登ってきたことになります。
最初は「まじめ」に撮影。
2回目の写真は「ふざける」ことにしました。
カメラ入れ替えて、またまた「ふざけて」います。
小雪が混じり、とても寒いので風を避けての昼食です。
気温は5℃以下。
嶽山山頂からの景色(パノラマ)
明石大橋がきれいに見えます。
少しかすんでいますが、大阪湾が良く見渡せます。
あべのハルカスとPLの大平和祈念塔。高さはハルカスの方が少し高い。
あべのハルカス:高さ300m、建っている場所の標高:16.4m=316.4m
PL大平和祈念塔:高さ180m、建っている場所の標高:110.4m=290.4m
西側のドーム型の頂上は草原でのどかな感じ。
尾根伝いの金胎寺山(金胎寺城)は嶽山より高く296.2m。
東側のピーク 「楠公龍泉寺城跡」の石碑 標高282.1m
ブッシュをかき分けて、目的地の嶽山城(龍泉寺城)址碑の到着。
頂上の「亀の井ホテル」でトイレ休憩とおみやげの購入。(旧かんぽの宿)
ここから、急な道なき道を下山。
帰りも急勾配を迷い迷い降りてきました。
ひとりでは危険ですので、登らないでください。
帰りは奥の谷の東側の尾根伝いに歩き、最後は奥の谷のみはらし台。
その後はそこそこの斜面を降りてきました。
奥の谷の炭焼き小屋で小休止。
みかん小屋到着後、kusuさんから奥の谷やフクロウ巣立ちの説明を受けました。また、百景代表から楠公史蹟などの説明も。
たき火を囲んでコーヒータイム。風下はけむたい。
オカリナの演奏。
途中歌唱もあり、数曲聞いていただきました。
オカリナが寒さで結露して、音が出にくくなるハプニング。
みかん小屋前で焚き火を囲み、林様のオカリナ演奏を鑑賞。(煙にも負けず熱唱)
みかんを焼いて食べてみた、甘味が増して美味しかった。(食い気が勝った!)
長文最後まで見ていただきありがとうございました。
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撮影:2023年2月21日
2023年3月2日 kusu matsu アブラコウモリH
来年はコースを変えて、「佐備氏」が守備していた佐備側(東条の谷)から登ってみましょう。
楠公支城はいくつもの登城路を考えて築城されていますから、またその痕跡を捜しましょう。