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田舎暮し万歳!

田舎暮しの楽しさと四季折々の自然を紹介

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百年の孤独② (酒話-5)

2008-06-19 16:29:11 | お酒

 原材料は二条大麦、麦麹を使い、仕込み水は超軟水である尾鈴山系の伏流水を使用、樫の木の樽で3年から5年熟成、出来上がったアルコ-ル度40%の琥珀色の液体は、香り高くまろやかでブランデーのようです。
 肴には、肉良し、魚良し、更に漬物でもチーズでも良い、肴を選ばない焼酎です。敢えて選ぶとすると、日本珍味五種のひとつ同じ九州、唐津の松浦漬が好きです。焼酎の味や香りを楽しむのに邪魔になりません。
 百年の孤独が恒例となっている新年会がありますが、ビールや日本酒とチャンポンにしたり、ウーロン茶で割ったりするのを見ると悲しくなります。
 陛下もご愛飲とのこの焼酎、やはり少しキザな飲み方をすべきでしょう。例えば、薪ストーブの柔らかい炎の前で、ロッキングチェアーに揺られながら、静かなジャズをBGMに、ちょっと難しい小説を手に、ロックで一人静かに飲む・・・キザ過ぎますか?
 尾鈴山の話は、別の酒話で。
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百年の孤独① (酒話-4)

2008-06-17 03:01:13 | お酒
           (▲ 「百年の孤独」と「百年の孤独」)
こだわりの焼酎と云ったら、宮崎県児湯郡高鍋町黒木本店の「百年の孤独」でしょう。
コロンビアの作家Garcia Marquez(ガルシア・マルケス)が1967年に発表した長編小説「Cien ãnos de soledad(百年の孤独)」があります。ブエンディア家の一族がマコンド村を創り、そして栄え、衰退していく百年の物語です。日々の生活や人々の孤独な人間模様や愛が描かれた小説です。「百年の孤独」という難解な名前の由来は、この小説から頂いたとのことですが、何故ガルシア・マルケスになったのか分かりません。
ビンを包む厚紙の片隅に、「When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again. ERIC DOLPHY(音楽は、あなたが聴いたときには空中に消え去り、それを再び聴くことはできない。E.D)」と、ジャズ・ミュージシャンのエリック・ドルフィーの言葉が書かれています。即興音楽のジャズは、二度と同じ演奏を聴くことできない。だから今の演奏を大切に聴いて下さい、ということなのでしょう。この言葉がビンを包む厚紙の片隅と、箱のふたの折込部に小さく書かれているのは、ジャズが大好きでジャズバンドをやっていたという黒木本店社長の「百年の孤独」に対する気持を、エリック・ドルフィーの言葉を借りてそっと伝えたかったのでしょう。
「百年の孤独」は、『孤独とも云える永く静かな熟成を経て、今グラスに注がれた琥珀色の液体が、存在するのは今だけだ。だから今を大切に飲んで欲しい。』との気持が込められた焼酎である、と私なりに解釈しています。
また「百年の孤独」は意匠にも凝っています。ビンを包む厚紙、コルクのラベル、化粧箱、更に包装紙に至るまで、私には芸術作品と思えます。一本一本全て手作業で行なわれるという厚紙包装の折り目の美しさも驚きです。初めて箱を開けグラスに琥珀色の液体を注ぐ時、笑みがこぼれ快感すら覚える焼酎です。
「百年の孤独」はロマンに満ちたお酒です。(続く)
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佐藤の黒 (酒話-3)

2008-06-10 13:13:36 | お酒

 芋焼酎の愛好者が推奨する中に必ず入るのが “佐藤の黒”。鹿児島県霧島市の佐藤酒造が黄金千貫芋を原料に黒麹で水にもこだわって仕込んだという焼酎です。
 私はお湯割りで飲むのが好きで、「芋の香りが美味しい」と表現したい焼酎です。こってり料理でも焼酎の味が薄れません。ただ、人気が高く入手困難なのが欠点です。
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北海道洞爺湖サミットへ協力したい

2008-06-10 08:38:09 | お酒
                 (▲ 2000年九州・沖縄サミット記念缶)

 冷蔵室で沖縄に本社・工場を置くオリオンビール缶を発見した。2000年の九州・沖縄サミット記念ビール缶だ。我ながら物持ちの良さに感心した。
 この缶ビールは単なる記念ではなく、一缶飲むと1円がサミットへの支援金となった。貰い物のビールであったが、私もサミットに大きく貢献したと、自慢したことを思い出した。
 今年のサミット開催国は日本、北海道洞爺湖で来月7日から開催される。北海道といえば“ビール”、大手メーカーが工場を置いている。この種のビールはあるのかと調べたら、アサヒスーパードライ、サッポロクラッシックなど大手会社ものから地ビール会社ものまで発売されており、1缶または1本飲むと1円が寄付されるものもあることを知った。
 これからの季節はビールが旨い。ビールの値上り前に、北海道洞爺湖サミットへ協力もしたい。北海道限定方式は止めてもらいたいものだ。

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天使の誘惑 (酒話-2)

2008-06-08 08:23:23 | お酒

 天使の冠に“Eau de Vie”。訳すと“Water of Life”命の水、“Brandy”ブランディーです。
 鹿児島県日置市吹上町西酒造で南薩摩黄金千貫芋を原料に長期熟成された芋焼酎。“蘭引き”という言葉を知ったのもこの飲物です。アルコール度40%、淡い琥珀色の甘い香りの飲物は、「芋焼酎」とは思えない高級ブランディーの味。口にすると全身に精気を取り戻す正に「命の水」です。誰もが誘惑されそうな酒です。
 私には、この焼酎にジンクスを感じます。それは「この焼酎は、厳封を開いた人が最初に口にすると、天使にいたずらされる。」です。先日の麻雀でもK・M氏が天使にいたずらされ気の毒でした。開封者がテイステングをしてはならない酒なのです。きっと最初の一口は天使に奉げる酒なのでしょう。
 この命の水は、凍り付くくらいに冷やしたグラスでロック、というのがお勧め。これからの暑い日、きっと全身に精気を取り戻しますよ。
(大の親友K・Yさんからのリクエストで、時々「酒話」を載せます。)
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晴耕雨読 (酒話-1)

2008-06-03 19:29:28 | お酒

 今年の入梅は例年より1週間ほど早いようです。今日の雨はその走りでしょうか。
 こんな雨の日は、“耕”か“読”か? 私は、“晴耕雨読”にしたい。
 九州最南端鹿児島県南九州市頴娃(えい)町にある佐多宗二商店で醸造される本格焼酎“晴耕雨読”にしたい。そして、できれば「かめ壷仕込み(黒麹)」をお湯割りで頂きたい。地元頴娃町産の黄金千貫(コガネセンガン)芋のみを使用した黒麹造りの辛口仕立、芋焼酎特有の旨みがあり飲み易い。夏期の季節限定であり入手が多少困難ですが、それがなお更に美味しく感じられ小やかな優越感に浸れます。
 今宵は、鹿肉を肴に“晴耕雨読”で決まりです。
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うわみずざくら

2008-05-18 13:49:54 | お酒

「うわみずざくら」が咲いてます。
8月には熟した小さな赤い実をつけます。この実を鳥や熊などに食べられる前に採って、お酒を作ると最高ですよ。
<作り方>
焼酎35度1升に対し水洗いした実を2~3合ぐらいと氷砂糖を250~500g。数ヶ月でお酒が濃い紫色になり、禁断の酒の出来あがりです。
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