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車検ごときに必死すぎ。

2005年01月18日 | ニュース系
車検制度の期間延長を巡って、国土交通省が必死すぎる試算を出して抵抗していて、おかしいです。
現行の車検制度は、新車購入時から三年、それ以降は二年おきになっているのだけれども、それを政府の規制改革・民間開放推進会議が、初回を四年に延ばそうとしたところ、国土省は、「交通事故死傷者が年に600人増える」だの「路上故障が増え、渋滞や大気汚染につながる」だの、大袈裟すぎるとしか思えない抵抗を示しています。
どうせ車検のアガリで食っている業界の保護とか利権が絡んでいるのだろうけれども、べつに車検なんか関係なく、タイヤが磨り減ってくれば自分で替えるだろうし、車なんて壊れるときは、三年経たないうちに壊れます。
そして壊れれば直さざるをえないし、車検なんて、ほんとうはなくてもいいくらいのような。
そもそも車に乗っているのは子供じゃないのだから、ふつう調子が悪いと感じたら、車検を待つまでもなく修理工場へ持っていくものと思うけれども。
それに車検に出してもたいていは「とくに異常なし」で帰ってくるのだし。

だいたい、車検なんかに目の色を変える前に、この国の車事情を少しでも良いものにしようとするなら、保険の加入をもっと徹底させるほうが効果的のような。
いっそ「車の購入時には任意保険に強制加入」でいいくらいです(言葉の意味が不明だけど)。
強制保険なんて、ちょっと大きな事故を起こせば全然カヴァーできないのだから、ほとんど意味がありません。
運転する以上、常に事故の加害者になってしまう可能性は誰にでもあるのだし、少々暴論気味になるけれども個人的には、こういう金をケチる人は車の運転はしないほうがいい、と思っています。
というか、もしものときのために、自分はどうでもいいけれども相手のために保険に入っておくことが、車検なんかよりも大切な、車を運転する者の責任というか義務のような気がします。
もちろん、事故なんか起こさないのが一番なのだけれども、どんなに気をつけていても、図らずも巻き込まれてしまうこともあるわけで。

無理して高級車の中古を買った人とか、今にもぶっ壊れそうな車に乗っている人とか、任意保険に入っていないパターンが多そうだけれども(というか「もったいない」と公言して入っていない人は実在する)、そんなのと事故を起こせば、全くのやられ損になってしまいます。
たとえば、無謀な奴に突っ込まれても、相手が保険に入っておらず金が取れない、なんてことになれば、目も当てられません。
実際、金がない奴からは取れないのだし、そうなれば、完全に馬鹿みたいな話です。
だから最低限、もしもの時の他人のために、こういう保険だけはケチらずに入っておいたほうがいいと思うし、車検でわけのわからない金を取るくらいなら、その金をこういう保険に回させたほうが、全体としてハッピーになるような気がします。

参照記事:Yahoo!ニュース