はがきのおくりもの

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 元気を補給したら、顔を上げて、歩いて行くんだよ!

アドバイスの意図

2014年08月02日 | 昔話や童話などを用いた校長講話

 校長のアドバイスを受けて生徒たちがコツコツと頑張り始める、と期待する校長はいないであろう。

 校長たる者、自分の言葉がそれほどの影響力を持っているかを冷静に自覚していなければ、学校経営などできない。さらに言えば、自分の言葉の影響力を高める術を研究しない校長は校長になってはならないし、校長にしてはならない。

 自分の言葉の影響力を高める方法については、後で触れることにしよう。

 ここでは、生徒たちがアドバイスを受け入れる可能性がほとんどないにも関わらず、「人に優しく、コツコツと真面目に頑張ってみなさい」というアドバイスをした理由を明らかにしたい。

 生徒向けのアドバイスという形をとっているが、これはアドバイスではなく、校長の宣言である。つまり、「人に優しく、コツコツと真面目に頑張ったら、自分のよさを見つけることができた、という経験を積ませるよ」という「今年度の教育方針」の宣言なのである。

 この宣言は、生徒へ語るという形で教職員へ語る場合もあるし、教職員と方針を共有したうえで生徒へ語る場合もある。いずれにしても、一学期の始業式講話は、一年の方針を語る機会なのである。


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