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< 郷土料理 > 宮城 ほっきめし

2024-02-23 09:33:36 | 郷土料理

 「ほっきめし」

 主な伝承地域 宮城県

 主な使用食材 ホッキ貝、米

 歴史・由来・関連行事
 ホッキ貝(北寄貝)は、正式名をウバガイという大型の二枚貝で、その大きさと美味しさから「貝の王様」と呼ばれている。
 ホッキ貝にはビタミンB12が豊富に含まれており、その含有量は魚介類の中ではトップクラスを誇る。ビタミンB12は赤血球中のヘモグロビン生成を助けるほか、脳から神経伝達を正常に保つ働きがある。また、タウリンも豊富で、コレステロールを減らす、心臓や肝臓の機能を高める、視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防などが期待されている。
 旬は冬から春である。国内での生産量は北海道が最も多いが、山元町の磯浜漁港は、古くから県内一の水揚げを誇っている。山元町では漁協の資源管理によって捕獲できるサイズを9.5センチ以上と決めており、大ぶりなホッキ貝は高級寿司ネタとして珍重されるほか、旨みたっぷりの「ほっき飯」が郷土料理として食べられている。
 「ほっき飯」は生のホッキ貝を醤油ベースのタレで煮て、その煮汁で炊き込んだご飯の上にのせたもの。ホッキ漁が盛んな山元町ならではの家庭料理の一つ。この家庭料理は次第にご当地グルメとして飲食店でメニューに載るようになっており、今では町を代表する郷土料理の一つとなっている。

 食習の機会や時季
 12月から5月ごろまでの旬の季節に食される。この時期には県南の山元町や亘理町のほか、仙台市内の飲食店などでも提供される。また、スーパーマーケットや鮮魚店でもむき身が売られるようになるので、家庭でも簡単につくれることから、季節に一度は食卓に上ることが多い。

 飲食方法
 剥いたホッキ貝を醤油ベースのタレで煮こみ、その煮汁で米を炊く。炊きあがった米を個々の茶碗や丼に盛り、調理したホッキ貝をのせて提供する。彩りで三つ葉をのせることもある。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 山元町、亘理町の飲食店で提供され、宮城の冬を代表する冬から春にかけてのご当地グルメとなっている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hokki_meshi_miyagi.html より


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