うたのちから 沖音協(沖縄県労働者音楽協議会)

働きながら音楽をとおして仲間つくりを行っています。
「つくり・うたい・ひろげ、つなぐ」日音協の沖縄県支部です。

新たな響きと歌が生まれた 『若い会員の交流会』と『日音協セミナー創作コース』

2017年03月01日 | 日音協からの活動報告

日音協活動報告を日音協機関誌『音楽運動』 2017年3月1日 号 から転載します。

********************************************************

 2月24日(金)夜〜26日(日)にかけ、『若い会員の交流会』と『日音協セミナー創作コース』を開催しました。

 昨年から始まった『若い会員の交流会』は、高橋円さん(岩手)、木下知久さん(岩手)、田中珠萌さん(東京)の昨年の参加者に、長野から石合裕太さん(未会員)が途中から加わり、4人の参加となりました。高橋円さんをリーダーに、それぞれが持ち寄った歌を皆でどう歌うかを考え、『若い会員の交流会』オリジナルの演奏を創りあげました。その光景は、側で見ていてもとても楽しそうでした。その後の成果発表では、その新鮮松本会長の講演に聞き入る参加者の皆さんな演奏がセミナー会場を満たしました。発表した曲は、『民衆の歌』(訳詞=岩谷時子曲=クロード・ミシェル・シェーンベルク)、『私が種を』(詩=谷川俊太郎 曲= 林光) 『人を愛するということは』(詩=灰谷健次郎曲=岩本まゆみ)『岩手軽便鉄道の1月』(詩=宮沢賢治曲=林光)でした。

日音協セミナーは、今回は創作コースのみの開催でした。参加者は、甲屋文史さん(青森)、松本敏之さん(茨城)、小林満さん(東京)、森理子さん(東京)、宮沢英明さん(長野)、高野直美さん(新潟)、宮脇昌典さん(香川)の7人。担当幹事の大沢隆男さんの進行の下、常連の方も初参加の方もそれぞれが持ち寄った課題や問題意識をすり合わせる中で、保育士をしている高野直美さんの職場に焦点が絞られ、高野さんの職場での思い、保育士としての思いの深部を聞き合い、ホワイトボードを使っての共同創作詩『保育所にて』を完成。その後の作曲は個人または共同で行い、その演奏スタイルまで、1日の工程でほぼ創り上げました。次の日の成果発表では、各自持ち寄った創作曲から宮脇さんのピアノ曲(歌詞募集中)と森さんの『やまゆりの』の2曲、そして創られたばりの『保育所にて』をふたつのメロディーで演奏しました。若い会員の交流会参加者からは「高野さんの保育園の歌を聴いて、セブンイレブンのコーヒーの場面で思いが伝わってきて涙が出そうになった」という感想が語られました。25日(土)の最後の合同企画『新会長が語る日音協の歴史と未来』には、東京都支部から、織田和家さん、長島千代美さんも聞きにきてくださり、テーマに対する関心の高さが感じられました。会員歴の長い参加者からは「初めて知ることがあった」「認識が違っていた」、若い会員からは「日音協が良くわかった」という感想も聞かれ、短い時間の中で日音協の長い歴史と未来を語っていただいた松本会長の講演は好評を博しました。

そして恒例の夜の交流会は、両日大いに盛り上がったことは書くまでもないことですが、1日目は東京の長島さんが差し入れ持参で参加してくださり、2日目は公用で東京に出向いていた香川の高田良徳さんと東京の織田和家さんが参加され、時間も忘れて交流を深めました。 (坂口美日)


1.25国会包囲ヒューマンチェーン 辺野古に基地は作らせない

2015年02月08日 | 日音協からの活動報告
 
1.25国会包囲ヒューマンチェーン『辺野古の民意を無視するな!』『辺野古に基地はつくらせない!』は、青をまとい旗やプラカードを掲げた7000人のヒューマンチェーンで国会を包囲し、大成功に終わりました。
 
 
 日音協は、オープニング演奏で歌ったのち、いつものエリアに移動し、ヒューマンチェーンの時間まで歌で辺野古の闘いに連帯しました。

歌ったのは、
『沖縄を返せ』
『座り込めここへ』...
『ケセラ』
『辺野古ブルース』
『沖縄に基地はいらない』
『平和な日々取り戻そう』
『We Shall Overcome』
『辺野古基地NO!』
『優しい心を武器にして』
でした。
 
沖縄と連帯する、日音協の仲間に感謝です。

歌の力が物語るもの(5月24日官邸前反原発行動報告)

2013年05月29日 | 日音協からの活動報告

 毎週金曜日に官邸前において反原発の行動が行われています。

5月24日の状況が、日音協の東京都支部の田中さんから報告を頂きましたので、皆様にも紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参加者 上野さん、堀井さん、加本さん、松本さんの友人で秋田からいらした仙葉さん。
    日音協 坂口さん、松本さん、森さん、瓦井さん、小林満さん、狭石啓子さん
        鷲田さん、鈴木さん、長島さん、泰さん、田中。合計16人


 今日は沖縄から泰真実さんが参加しました。そして、沖縄県民大会のオープニングステージのトップで歌った♪ニライの海♪を一緒に歌いました。楽譜は、沖縄行動に今年初参加をした長島さんが用意してくれました。ニライとは沖縄の言葉で幸せは海の向こうからやってくるというような意味らしいです。そして別の難しい言葉もありましたが、「同じ沖縄でも場所によって言葉が違うので僕にも分からないんです。」と。話すイントネーションが何とも言えず素敵で歌も含めほっかり温かみを感じました。

 タンポポ舎のブースで歌っていると、「私福島の歌が聞こえてくると涙が出ちゃうんです。」と言って以前私の肩に泣きついてきた避難女性がマイクを握って話してくれました。そして「別の場所で話しをする約束があるので失礼します。」と言って手を振りながら去って行きました。以前より凄く積極的に活動している姿に感動!
心底『私達も全廃まで頑張るぞ!』と、決意新たにしました。


 今日は♪風車の歌♪の『まわれ・・』の部分をみんなで人差し指を頭上で回して歌うと、回さない時より多くの人が立ち止まって聴いていました。そこで♪ドーレドーレ♪も身振りを加えると、効果プラスより楽しく歌えました。

 日音協のブースに戻り♪沖縄を返せ♪を歌い終わり次の歌を準備していると、仙葉さんが「懐かしいなー。もう一回歌って!」とリクエスト。泰さんの「沖縄は今も金網に囲まれ・・・」の言葉からまだまだ本当に復帰していないのかと思いながら仙葉さんと共に声高らかに歌いました。そして歌いながら、『私達は通りがかりの方が歌いたい歌を歌うことも凄く意義があるのでは。』と思いました。


 終了後、ずっと伴奏していた瓦井さんが肩を痛がるので作業療法師の泰さんが肩を揉むと「イテテテテー!」と悲鳴。こんな激痛にもかかわらず2時間も伴奏してくれたんだと申し訳なく又感謝の気持ちでいっぱいになりました。楽器を扱う方やスピーカーを持ち運ぶ方は重労働ですよね。

本当にお疲れ様。全廃まで継続して行動できるように何事も無理は禁物。ご自分の仕事や体調に合わせて息長く行動しましょう。


歌の力が物語るもの(4月26日 官邸前報告)

2013年05月03日 | 日音協からの活動報告

日音協東京都支部を中心に、毎週金曜日に反原発の首相官邸前での抗議行動を行っています。

日音協幹事からその状況が、「田中淑子さんからの報告」として、沖音協事務局長あてに送られてきますので、それを転載いたします。 なお、参加者名は、個人情報がありますので、カットしました。


************************************************************************
歌の力が物語るもの(4月26日 官邸前報告)   田中淑子

  
 「落雷や突風に気を付けるように」と天気が予報され、かなり心配でしたが、雨粒一つ無い官邸前で私達の声を響かせることが出来ました。

 先週に引き続き参加者の多いこと、多いこと。嬉しいの一言です。今日は今まで歌ったことのない「福島を繰り返すな」、「放射能ロック」、日本語訳で「勝利を我らに」「故郷」などの歌も加わり、いつもと違った雰囲気でした。個人的にはロック調の物は苦手な私ですが、「放射能ロック」は自分の中にすーっと入ってきました。

 早稲田大学に在学中という男性が色々インタビューして来た時この歌を歌ってみました。会話に集中していたのでこちらを見てはくれませんでしたが、きっと耳に残っていると思います。

 少しお年を召した男性が「あたりまえの地球」の歌を聴きながら「この歌良いですね。自分には孫がいるので、絶対に頑張らなければと思っているんですよ。と、熱く語ってくれました。」また胸に「孫のために」と書いた物を貼ったご婦人も、「日本を壊すようなことよく平気でやってますよね。許せません。」と震えながら話してくれました。

 私達に加わってくれている方が配布している冊子を読むと、【原発は爆発しなくても稼働しているだけで放射能をはき出す。】と書いてありました。【そこで働く人達はみんな放射線を浴びてる】とも。にもかかわらず国や電力会社は「安全だ!」を繰り返している。本当に許せません。でも今宵は高齢の方から若者まで本気で頑張っている姿を見ることが出来、励みになりました。

 頑張るぞ!************************************************************************