〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

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20161024 秋色に染まる荒々しい大岩壁を擁する会越国境の山塊〔▲御神楽岳〕を往復する

2016-10-24 | 〔2016南東北~関越エリア〕(秋)山歩記@見聞ログ

今日の▲御神楽岳も、いつかはと気になっていた山であるが、やはりその急峻さと体力的な面で、やや敬遠気味でもあった。

[奥に▲御神楽岳方面]

 

時期的にも標高的にも、紅葉と展望が期待できる今回に登ることにした。

登山口に着くと、いかにも前夜泊というクルマが一台停まっていた。

ここの室谷ルート登山道は、以前の危険極まりないルートと対照的にブナ林の中を安全ではあるが、稜線に出るまで展望がなく、足場のぬかるんだ長い登山道であった。

最初は色づき出したブナ林の気持ち良い登山道であったが、いつまでも続かなかった。

  

  

特に、その滑りやすい泥んこ登山道には、閉口であった。

[ドロンコ祭りの登山道]

 

とうとう何を焦ったのか、登りで足を滑らせ、そのドロンコに両手と両ヒザを突いてしまったのである。

[あっ~!不覚にも両手と両ヒザを突いてしまった]

 

こんなのは今までで初めてであります。

昨日湯之谷で洗濯したばかりで、ガックリでありました。

滑った後すぐに稜線に出たから、なおさらであった。

でも、ここからは一転、素晴らしい展望に目を見張るのである。

  

[▲御神楽岳山頂方面]

 

[これも▲御神楽岳山頂方面]

 

まず目につくのが、御神楽の代名詞となっている、スラブを一面に流したような大岩壁の様相であった。

[右側に▲御神楽岳山頂、左側に大岩壁]

 

  

ここに紅葉模様と陽が射せば、その様相に迫力が加わるのである。

カメラ撮影でなかなか進まなくなりつつも、だんだんと目指す▲御神楽岳山頂が望まれてくる。

こちらも紅葉に彩られて、素晴らしい。

ここで一組の夫婦連れに追い抜かれた。

そうして、稜線を巻き込むように▲御神楽岳山頂に到着した。

[▲御神楽岳山頂]

 

ここも、全方位の大展望である。

尾瀬の名峰▲燧ヶ岳と▲至仏山に挟まれた▲会津駒ヶ岳や▲奥白根山や▲男体山などの日光連山と素晴らしい。

そして、うわさの大岩壁が目の前に広がっている。

[▲御神楽岳山頂のパノラマ]

 

時々陽を浴びながら、その迫力を増す。

  

しばらくして所沢の先発車両の方が、次のピーク福島側の▲本名御神楽岳をピストンして戻ってきた。

そうして四人で山座同定が始まった。

どうやら地元の方より、何故か遠出の者の方が詳しそうだった。

[左側の▲奥白根か▲男体山?と右側の▲燧ヶ岳に挟まれた会津駒ヶ岳]

 

[中央やや左側に▲守門岳]

 

撮影を忘れて、こんな時間が一番楽しいものである。

その後、あと単独二人の方が登って来ただけだった。

[何だかみんな、去りがたそうである]

 

それでもみんなが下りた後で、少し奥に進んでみた。

[奥のピークが▲本名御神楽岳]

 

  

一通りを撮影して、最後に下山することにした。

  

大岩壁を最後に、ドロンコの尾根下りに気を付けながら下った。

 

下山後は遅くなり、何処で入浴出来るか迷った末、途中でダメもとと電話聴取した近くの「みかぐら荘」に向かった。

ところが、まだツキが有るのか、ここが素晴らしかった

思ってもいなかった手の込んだ夕食にもありつけたのである。

しかも、ご飯お代わり自由に入浴料半額とサービス満点で驚きである。

 

こうして満足感に浸りながら、福島の道の駅「尾瀬街道みしま宿」まで走り、そこで車中泊にしました。

 

 



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