〔平成16年〕
〈古都の霧景〉奈良県 大蔵寺近辺
有名な撮影地であるが、好きな霧景色を求めて一度は撮ってみたかった場所である。
適度の霧と光があれば、いくつものカットを撮影出来ます。
〔平成17年〕
〈光一点〉長野県 鉢伏山登山口近辺
鉢伏山登山口への移動中、車中からハッと見つけた1コマである。
消えないうちにとドキドキ、ワクワクした感動を記憶している。
〔平成18年〕
〈爽明〉四国山地/徳島県 天狗塚頂上
秋の空気の蒼い透明感に浸りながら撮影した。
遠く愛媛県の石鎚連峰までくっきりと確認出来ました。
日が短いために夕景までは撮影できず、下山時にはあっという間に真っ暗になりました。
◆この年以前と翌々平成20年の写真は一眼レフカメラ(リバーサルフィルム)で撮影、その後はコンパクトデジカメに よる撮影データを使用している。
プリントは、平成9年の写真まではダイレクトプリント、平成10年以降はレーザープリントで作成している。
デジカメで撮るようになってからは、優しい写真はいくらでも簡単に撮れるが、キリッとした厳しい写真が全く撮れなくなったように感じている。
〔平成19年〕
〈谷間の秋〉群馬県 谷川連峰縦走登山道
谷川連峰の馬蹄形縦走を計画して三度目、過去には道間違いと台風接近で敗退、
ようやく何とか達成した時の1コマである。
天候に恵まれない中での出発で、念のためのテントを担いでの重荷で苦しい山行だった。
まだ谷川岳肩の小屋までの登りを残すころ少しガスがはれ、目にした斜面一面の紅葉模様に感動しながら慌てて撮影したが、その後すぐ再び濃いガスに包まれてしまった。
まるで、悪天候で苦しい山行のご褒美のようなひとときだったのを記憶している。
〔平成20年〕
〈天地の狭間〉長野県 極楽峠展望台
台風一過の明け方、展望地まで落石を避けながら恐々と車を走らせた。
天候が変化するとき程、予想外の写真が撮れるものです。