盛岡市民の憩いの場の一つ、高松の池のそばで二年間暮らした。
歴代のラグビー部員が「マンション」と呼んでいた三部屋だけの当時でも年季の入った一軒家。
とっても優しい老夫婦が大家さんで、絶妙の距離感でボク等に接してくれた。
「マンション」は何年か前に解体され、隣の大家さんちにも今は人影が見られない。
ここでの二年間は色んな思いが入り混じり、色濃い思い出として今に残っています。
どうしても来ちゃうよ、ここには。何故か、しんみりしちゃうけどね。
ここもそうだね、池の畔に建つ「高松亭」さんには、ラグビー部の合宿でお世話になった。
ガン先輩に「高松亭に部屋借りて花見してーな」と言われ、心に留めてはいたけど・・・
先輩、ボク等が合宿で寝泊まりした一階の部屋は、表具店の作業場になってるみたいです。
「マンション」は、久保高という女子高の敷地にあったというぐらい校舎と近接していました。
花の女子高生の大群を前に初めはドギマギしたけど、毎日ともなれば免疫ができるもんだね。
今、校名が盛岡誠桜高校に変わっていますが、「男女共学」になっていたのにはビックリした。
お昼近い時間になって、あとは奥サンからのミッションを果たして帰ろう。
いつも店まで来ても「激込み」を見てしまい、諦めて帰っていた福田パン。
今日も店内に10人ほど並んでいたけど、意外に早く売れ筋三つを購入した。
続いて、いつもの「白沢せんべい店」さんへ。
奥サンが来週退職する同僚に「白沢せんべい」をプレゼントしたいんだそうです。
お代を預かっている訳じゃないけど、奥サンへの日頃の感謝を込めて・・・ということで。
ああ・・・ここにも小麦粉の値上がりの影響が押し寄せているみたいですね。
お土産収納のため持参した燃料タンク上のバックは、煎餅が割れんばかりにパンパン。
ここ数年、盛岡に来ても果たせなかった奥サンからのミッションは、これで無事完遂。
せんべい店に行く途中、与の字橋から中津川の景色を眺めていた。
右のビルは盛岡市役所。市街地のど真ん中だけど、ここあたりは時間が止まっているね。
旧岩手銀行の前には、カメラ片手の外人さんの姿が・・・、世界で二番目の都市だからなあ。
帰路、主要地方道盛岡横手線に入ると、いつも男助山がボクを待ち構えてくれる。
圧倒的な存在感に魅了され、今日もバイクを停めてしばらく眺めていた。
案内人がいたら、クマ出没の心配がなかったら、登ってみたいよーー!オサム君。
山伏トンネルあたりかなあ・・・心配な空模様だぜ。
ここから湯田町までは信号もないし、のんびり気持ちよく走れる道です。
正直、疲れています。クラッチを切る左手の握力が限界、その疲れが左肩にもきています。
秋田県旧山内村、国道107号沿いの道の駅「さんない」で最後の小休止。
天気の心配も杞憂に終わり、穏やかな日が射してきた。
少し遅めの昼食と帰ってからの酒の肴に山内名産「いぶりガッコ」を買っていこう。
ここからだと、ノン・ストップで走れば二時間ちょっとかな。
バイクでの日帰り450キロはやっぱり疲れるねえ、ましてこの時季の上着は重いし。
疲れる前に休みは取る。事故は起こさないし、もらいもしない。
ゆっくり、ゆっくり、帰ろう。
マジ、もう少し若かったら、半分の距離だったら、話に乗ったかもね。
ボールを追っかけている皆さんが、羨ましいです。